三菱 零式艦上戦闘機 三二型 (プラモデル)タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.084 スケール:1/72
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「三菱 零式艦上戦闘機 三二型 プラモデル (タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.084 )」です●「三菱 零式艦上戦闘機 三二型」です●太平洋戦争中期における帝国海軍の主力戦闘機「零式艦上戦闘機 32型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキット ●日本の戦闘機を代表する「零戦 32型」を再現、軽量な機体に大馬力エンジンを搭載する格闘戦用の戦闘機というコンセプト、空力的に洗練された流れるようなフォルム、そして高速性を得るために翼端を切り取った「32型」の魅力を存分に再現した内容となっています 【 「零式艦上戦闘機 32型」について 】●帝国海軍は1935年に低翼単葉の艦上戦闘機「96式艦上戦闘機」を開発、同機は当時の世界的な戦闘機と比べて、優秀な能力を持っていました ●しかし、「96式艦戦」は固定脚、開放型コクピットの軽戦闘機であり、航続距離も短かかったため、より高性能で航続距離の長い戦闘機の開発を「三菱航空機」社に指示しました ●この時の帝国海軍の要求内容は、当時の飛行機技術から見てあまりにも過大なものでしたが、「三菱航空機」社の技師「堀越二郎」による努力により、1940年に「零式艦上戦闘機 11型」を完成させます ・ 「11型」とは、その機体の最初のタイプを指すものであり、最初の「1」は機体の形状、後ろの「1」は発動機(エンジン)の型式を表しています ●「零式艦上戦闘機」は機体を極力軽くし、大馬力エンジンを搭載することで機動性能を向上するという、格闘戦を重視した思想に基づいて設計が行なわれました ●機体の部材には特殊で薄いジュラルミン素材が用いられ、桁には肉抜き穴が多く付けられるなど徹底した軽量化が図られ、また、空気抵抗を徹底的に考慮した洗練された機体デザインを持ち、できるだけ機体上の突起を押さえるべく、機体外板の取り付けには、空気抵抗を少なくする「枕頭鋲」が用いられています ●さらに、可変ピッチプロペラの採用など、当時の日本が持つ先端技術がふんだんに取り入れられ、当時の世界中の戦闘機とは一線を画す革新的な機体となったのです ●この「零式艦上戦闘機」は、日中戦争に投入されて無敵の戦い振りを発揮、太平洋戦争の開戦により航空部隊が引き払われるまで1機の損失も出さずに多くの敵航空機を撃墜する戦果を挙げます ●太平洋戦争の緒戦においても、連合国軍機との戦闘において無類の強さを示し、その損害率の大きさからアメリカ軍では「格闘戦」を禁止して「一撃離脱戦法」により対処するしか有りませんでした ●「零式艦上戦闘機」は、太平洋戦争では当初、航空母艦に対応するために翼端を折り畳むことができる「21型」を使用していました ●ただし、この「21型」は当時としては極めて優秀な機体でしたが、空冷エンジンを使用しているために連合軍の液冷エンジンを搭載した戦闘機と比べると速度性能という点で不利であったため、「零戦」の速度性能を向上させるため太平洋戦争開戦前から開発を始めたいたのが「32型」です ●「零式艦上戦闘機 32型」は、翼端を切り詰めて折り畳み機能を廃止、エンジンを2速過給器付きの「栄21型」へと変更、その最大速度は「21型」の535km/hに対して「32型」では544km/hと、11km/h向上しています ●また、機体のロール性能や急降下性能も向上しましたが、一方で燃料タンク容量の減少や燃費の悪化により航続距離の低下を招いてしまいます ●「32型」は1942年の夏から戦線に投入、ただこの時期は日米双方がガダルカナル島を巡って激戦を繰り広げていた頃であり、帝国海軍は南方における最大の航空基地「ラバウル」からガダルカナル島へと長距離での攻撃を行う関係から同機の航続距離の低下は大きな問題となってしまいます ●このことから、戦後の歴史観では「「32型」は欠陥機で、その後翼端形状を「21型」と同様とした「22型」の登場となった」との見識が広く伝わるようになりました ●しかし、当時の文献や戦闘記録を良く調べると、「32型」の優れた戦闘能力は高く評価されており、性能向上により連合軍の戦闘機に対して更に有利な戦いを展開、「零式艦上戦闘機」の優秀さを知らしめた存在でもあったのです ●その証拠として、後の「52型」では主翼の長さを「32型」と同様なものとしており、同機の基本設計の優秀さを示しています ●この「零式艦上戦闘機 32型」は、太平洋戦争中期における帝国海軍に主力戦闘機として活躍、南方での活動を中心として次第に勢力を増していく連合軍の航空戦力に対して果敢に戦い続けたのでした 【 「三菱 零式艦上戦闘機 三二型」のキット内容について 】●この帝国海軍の戦闘機「零式艦上戦闘機 32型」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです ●タミヤタッチにより「零式艦上戦闘機 32型」をシャープかつ表情豊かに再現、タミヤらしい繊細でセンスが光るディテール表現とメリハリの在る彫刻、1/72スケールとしてのモールドの強弱表現など、世界のトップメーカーたるタミヤが放つ「逸品」のキットとなっています ●また、同社のキットらしく組み立て易さも考慮されており、「タミヤ ウォーバーズ」シリーズのキットとしてはややパーツ数は多いものの、ストレスなく組み立てることができ、精巧な仕上がりの「零式艦上戦闘機 32型」の姿を気軽に楽しむ事ができる内容となっています ●タミヤ社製「三菱 零式艦上戦闘機 五二型」をベースに、「零式艦上戦闘機 32型」を再現するために、胴体、カウリング、主翼などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります 「機体胴体部」 ●「零戦32型」の機体胴体は左右分割のパーツで構成、コクピット前部の機銃パネル部は別パーツ化されています ・ 機体全体にはパネルラインなどがタミヤ独特の細いながらもはっきりとした凹モールドで再現、点検パネルや細部ディテールなどは凹凸を交えたモールドで再現されています ・ 方向舵は胴体左側パーツに一体成型され、胴体パーツは方向舵の基部のラインで分割されています ・ 機銃パネル部には機銃口が一体成型されています 「機首部」 ●カウリング部は一体形成のパーツで再現、カウルフラップは別パーツ化されています ・ カウル下部の冷却用空気取り入れ口は別ブロック化して再現、内部フィルターも別パーツにて再現されています ・ カウル内部の「栄21型エンジン」は、シリンダーやシリンダーヘッド、前部に備えられた減速器などを精密な彫刻を施したパーツで再現 ・ プロペラは、前後に2分割されたスピナー部とプロペラ本体とに分割されています ・ ポリキャップによる接続により、回転させることができます 「主翼・尾翼」 ●主翼は上下分割式で、動翼は上部パーツに一体成型されています ・ 主翼下面の機銃部パネルは別パーツ化して再現 ・ 冷却空気取入れ口は別パーツとなっています ・ 脚収納部分は立体的かつ繊細なモールドでディテールを再現 ・ タイヤフェアリングと、その開閉装置は別パーツにて再現 ・ ピトー管、動翼作動桿覆、マスバランスは別パーツとなっています ●水平尾翼は一体成型されたパーツで再現されています ・ 昇降舵は水平尾翼と一体成型されていますが、翼の薄さに沿って隙間の彫りが変化しており、実機の特徴を捉えた立体的な造形となっています 「脚部」 ●主脚部は、脚柱と脚カバー、タイヤに分割したパーツで構成 ・ 尾部の着艦フックは、フック付きの状態とカバーが付いた状態とを選択して組立てることができます 「コクピット部」 ●キャノピーは2種付属、開閉状態を選択して組立てることができます ・ 前風防のみは共通パーツとし、後部は一体成型されたパーツと2ピースに分割されたパーツがセットされています ・ キャノピー枠ははっきりとした凹ラインの彫刻で再現されています ●コクピットは、床面、前面パネル、背部パネルの3パーツで構成されています ・ 操縦席は肉抜き穴を開口したモールドにて再現 ・ シートベルトは付属のデカールで表現します ・ 計器盤、機関銃の機関部、側面の計器パネル、操縦桿などがパーツ化されています ・ メーター類を再現するデカールが付属 ・ コクピット側面のディテールは胴体パーツにモールドされています ・ コクピット前部の照準器はクリアーパーツにて再現 「アクセサリー類」 ●「零戦 32型」の機外兵装として ・ 落下式増槽 ×1 が付属しています 「機体塗装とマーキング」 ●「零式艦上戦闘機 32型」の機体マーキングとして ・ 台南航空隊所属 (ニューギニア / 1942年) ・ 第2航空隊所属機 (ニューギニア / 1942年8月) ・ 大分海軍航空隊所属機 (大分基地 / 1944年) のいずれか1種を選択して再現することが可能です ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、味方識別帯、機体表記、プロペラの表示線などを再現したデカールが付属しています ●組立説明書以外に「零戦32型」の実機の解説が書かれたリーフレットが付属しています ●2013年 一部新金型
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