ロシア陸軍 Br-2 152mm カノン砲 M1935 (プラモデル)ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G035 スケール:1/35
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「ロシア陸軍 Br-2 152mm カノン砲 M1935 プラモデル (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G035 )」です●第2次世界大戦時におけるソ連軍のカノン砲「152mmカノン砲 Br-2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ソ連軍の重砲部隊で使用された長射程の「152mmカノン砲 Br-2」を再現、長大な砲身と装軌式の足周りを装備したロシア的迫力を彷彿させる独特の姿を表現した内容となっています ●ピットロード社製「ロシア陸軍 B-4 M1931 203mm榴弾砲」をベースに、「152mmカノン砲 Br-2」を再現するために、砲身、平衡器などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです 【 「152mmカノン砲 Br-2」について 】●ソ連は帝政ロシア時代から陸軍大国であり、その中でも砲火力を重視したことから様々な火砲が登場しました ●また、ソ連陸軍の人員規模が大きいことから、一定の砲の門数を必要としたため、新型砲との全面的な更新は進まず、第2次世界大戦時には旧式砲から新型砲に至るまで極めて多種の砲が使用されていました ●1920年代後半、ソ連軍では榴弾砲の規格だった152mmに合わせた重砲部隊用のカノン砲「152mmカノン砲 B-10」の開発を実施、結局この砲は採用されませんでしたが、後の「152mmカノン砲 Br-2」の開発に大きな影響を与えます ●1930年代初期、ソ連軍は重砲部隊用の火砲として152mm、203mm、280mmの3種の口径の砲の開発を開始、この3つの火砲は砲架と足周りは共通化が行われ、砲身部分とそれに伴う装置部分のみが変更されるという方式でした ●これにより開発されたのが「152mmカノン砲 Br-2」「203mm榴弾砲 B-4」「280mm臼砲 Br-5」で、砲身及び砲架部分が重いために牽引用としてタイヤや車輪を使用することができず、履帯を装着した装軌式の足周りとなっているのが特徴となっています ・ この装軌式の足周りは自走することはできず、あくまでも牽引時に使用するものです ●「152mmカノン砲 Br-2」は、47.2口径の砲身長を持つ重カノン砲で、師団砲兵が扱う最新式の「152mm榴弾砲 ML-20」が最大射程約17kmなのに対して、「152mmカノン砲 Br-2」は最大射程約24kmを誇りました ●ただし、「152mmカノン砲 Br-2」の問題点となったのがその装軌式の足周りで、自重の大きさと履帯の抵抗力から強力な牽引車を用いても牽引時の最大速度は10km/hであり、機動戦には適さない火砲でした ●また、重厚な造りによる隔螺式の閉鎖器は発射速度の低下を招き、「152mm榴弾砲 ML-20」が毎分3~4発程度の射撃が可能なのに対して、「152mmカノン砲 Br-2」では2分間に1発程度の射撃能力しかありませんでした ●このため「152mmカノン砲 Br-2」は合計37門程度しか生産されず、重砲部隊の一部に配備されたに過ぎませんでした ●しかし、その長い射程は一定の評価を獲得しており、ベルリン戦の前哨戦である「ゼーロウ高地の戦い」にも参加、結局第2次世界大戦を通じて運用され、戦後も改修されながら1970年代頃まで使用され続けたのです 【 「ロシア陸軍 Br-2 152mm カノン砲 M1935」のキット内容について 】●このソ連軍のカノン砲「152mmカノン砲 Br-2」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●「152mmカノン砲Br-2」の砲架、砲脚、装軌式の足周りの基本躯体は一体成型を多用しつつ、火砲の構造を再現するメカニカルな細かな部分はパーツを細分化して再現、リベットを多用した独特の構造と大型火砲ならではのメカニカルな部分が露出した姿とディテールとを再現した内容となっています ●「152mmカノン砲 Br-2」は「射撃状態」とリンバーを装着した「牽引状態」とを選択して組み立てることができます ●「152mmカノン砲 Br-2」は、「砲身部」「砲架」「砲脚」、左右の「走行装置」の5ブロックで構成されています 【 砲身部 】 ●砲身は前後の2ブロックで構成され、それぞれ左右分割のパーツ構成となっています ・ 砲口は開口処理されており、内側のライフリングを再現するエッチングパーツが付属 ・ 上部の駐退複座装置は左右分割式です ・ 砲尾は前後分割式となっており、閉鎖器は別パーツで開閉状態が選択できます ・ 砲身部は上下可動式とすることができます 【 砲 架 】 ●砲架は中央部と側面部分の3ブロックで構成されています ・ 側面部分は左右分割式で、これに操作ハンドルや照準器などを取り付ける構成となっています ・ 中央部前に装着されるリールが再現、巻かれるワイヤーは付属の糸を使用します ・ 平衡器は左右分割式によるシリンダー構造で、砲身の動きに合わせて可動させることが可能です ・ 砲架側面に装備される牽引時用の座席は、フレーム部とパネルとのパーツ構成となります 【 砲 脚 】 ●砲脚部分は、前部、中央両側面部、後部の4ブロックで構成されています ・ 前部は一体成型、中央両側面部はそれぞれ左右分割式、後部は上下分割式となっています ・ 表面上のリベットが細かく表現されています ・ 砲脚後部に装着される駐鋤は上下分割式で、牽引状態と射撃状態とを選択します ●装填用の砲弾カートが2個付属、砲脚部分に配置します 【 走行装置 】 ●装軌式の走行装置は左右分割式のパーツ構成、これに誘導輪、転輪のアーム部を挟み込む構造となっています ・ 転輪は個別にパーツ化されています 【 履 帯 】 ●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています 【 リンバー 】 ●リンバーは、複雑な躯体構造を再現、内蔵式の牽引装置などが表現されています ・ 車輪は、ホイール部とゴムの部分が別パーツとなっており、ゴムの部分は軟質素材製となっています ●砲口のライフリングや座席、ステップなどを再現するエッチングパーツが付属しています 【 塗 装 】 ●説明書には「152mmカノン 砲Br-2」の1種類の塗装例が記載されています ●全長:約365mm ●2014年 一部新金型
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