ルーマニア タカム対戦車自走砲 Pz35t/R-2 (プラモデル)CMK 1/35 AFVモデルキット No.T35022 スケール:1/35
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「ルーマニア タカム対戦車自走砲 Pz35t/R-2 プラモデル (CMK 1/35 AFVモデルキット No.T35022 )」です●第2次世界大戦時におけるルーマニア軍の対戦車自走砲「TACAM R-2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●ルーマニア軍独自の対戦車自走砲として、「35(t)戦車」をベースに捕獲したソ連軍の「76.2mm野砲 ZIS-3」を搭載した「TACAM R-2」を再現、クラシカルな足周りに強力な火砲を装備した独特のフォルムを表現した内容となっています 【 「TACAM R-2」について 】●ルーマニア、ハンガリー、ブルガリアなどの東欧諸国は、ドイツとソ連という2つの大国に挟まれたことから、国を存続させるためにどちらかの側に付くという政策を採らざるを得ませんでした ●これらの国はドイツなどの先進国と比較すると国力と工業力が低く、軍隊の近代化には遅れ、兵員数は確保できるものの、近代戦における戦力としては極めて限定的なものとなっていました ●このような状況下で、同じような中小国であるチェコスロバキアは重工業が発展していたことから、戦車の開発を行うことができる能力を持っており、1930年代前半には「スコダ」社が軽戦車「LTvz.35」を開発します ●この「LTvz.35」は、当時の戦車としては優秀な能力を持っており、自国で戦車を造ることができない東欧諸国はこぞって輸入を行いました ●ルーマニアもこの「LTvz.35」を126両輸入、「R-2」として自国軍へと配備し、ルーマニア軍の戦車部隊の主力となります ●ルーマニアは、第1次世界大戦の戦後処理と共産主義への反発からドイツ寄りの政策を採り、独ソ戦が開始されると枢軸同盟軍としてソ連領へと進攻します ●しかし、独ソ戦の開始時において「R-2」は性能的に旧式となっており、大戦中期になるとその傾向が顕著となりました ●ルーマニア軍は対ソ連戦の緒戦において大量の「R-2」を失いますが、ドイツ軍では装備変更により「35(t)戦車」(「LTvz.35」のドイツ軍仕様車で実質的に「R-2」と同じ車両)が余剰しており、戦力の補填としてこの「35(t)戦車」が続々とルーマニア軍へと送られています ●ただ、このように「R-2」(「35(t)戦車」)が増えながらも性能的に第一線で運用することは難しく、さりとて自国では新たな戦車を開発することは不可能だったため、ルーマニア軍では「R-2」の車体を利用した対戦車自走砲の開発を開始します ●また、ルーマニア軍の火砲では、対戦車自走砲に適した能力を持つものがなく、その主砲はソ連軍から捕獲した「76.2mm野砲 ZIS-3」が用いられています ●この対戦車自走砲は「TACAM R-2」という名称が付けられ、1944年6月までに20両が生産されました ●ところが、枢軸国が決定的に不利となった1944年8月、ルーマニアは枢軸同盟を離脱し、連合軍側として逆にドイツに宣戦を布告、結局対ソ連戦として開発された「TACAM R-2」はドイツ軍に対する戦闘に投入されたのです 【 「ルーマニア タカム対戦車自走砲 Pz35t/R-2」のキット内容について 】●このルーマニア軍の対戦車自走砲「TACAM R-2」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●ルーマニア軍独自の対戦車自走砲として異彩を放つ存在である「TACAM R-2」を再現、東欧系メーカーの簡易インジェクション製キットとして素朴さ持ちながらも、チェコ製らしい緻密さと繊細なモールドにより、そのフォルムとディテールとを表現した内容となっています ●CMK社製「Pz.Kpfw 35t (シュコダ Ltvz.35) 戦車」をベースとして、「TACAM R-2」を再現するために、砲及び戦闘室などのパーツを追加したバリエーションキットとなります ●「TACAM R-2」は、「戦闘室」」「車体上部」「車体下部」「左右のフェンダー」の5ブロックで構成されています 【 戦闘室 】 ●「76.2mm野砲ZIS3」の砲身は、マズルブレーキ、駐退複座装置を含めて左右分割式となります ・ 砲尾は左右分割式で、閉鎖器は別パーツです ・ 揺架は左右分割式です ・ 防盾は、実車の構造に沿って2枚構造となっており、薄く成型されています ●戦闘室は一体成型となっており、全体的に薄く成型されています ・ 戦闘室の各パネルに装着させる砲弾ラックは個別にパーツ化 ・ 砲弾ラックは、ラックだけのパーツと砲弾が付けられたパーツとが付属、選択して使用します 【 車体上部 】 ●車体上部は、戦闘室とエンジンルームが一体成型されており、これに戦闘室前面板を取り付けるパーツ構成となっています ・ 操縦手ハッチはモールドで再現 ・ 「TACAM R-2」を再現するために、戦闘室天板部分を切り取る加工が必要となります ・ 車載工具類は、固定具が一体化されています ・ 排気管は上下分割式です 【 フェンダー 】 ●フェンダーは、各1パーツで構成され、特徴的な横のラインが彫刻されています 【 車体下部 】 ●車体下部は各装甲板を貼り合せる箱組み方式となっています ・ サスペンション部は3分割式の主要構造物に、板バネのパーツを取り付ける構成です ・ 起動輪、誘導輪は3分割式となっており、35(t)の特長である外側のリングが再現されています 【 履 帯 】 ●履帯は、プラパーツによる接着連結式履帯が付属しています ・ 履帯は、上下の直線部分が繋がっているパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツで構成されています ・ 履帯は、「35(t)戦車」用のシングルピン式のセンターガイド1枚のタイプが再現されており、モデルカステン製「35(t)戦車用履帯 (可動式)」がこれに対応しています 【 塗装とマーキング 】 ●「TACAM R-2」のマーキングとして、ルーマニア軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第63TACAM中隊 (北トランシルバニア / 1944年) ・ 第2機甲連隊 (1945年) ・ 所属不明 (1943年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています ●再販アイテム (MPMブランド製品)
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