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「日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1943 プラモデル (ピットロード 1/700 スカイウェーブ W シリーズ No.W168 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の特設巡洋艦「愛国丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●主砲を15cm単装砲から14cm単装砲へと換装し、輸送任務に従事した「愛国丸」の1943年時の状態を再現しています ●通商破壊戦に運用する仮装巡洋艦へと改装された特設巡洋艦「愛国丸」を再現、貨客船をベースとした船体ながら、主砲、魚雷発射管、そして水上機を装備した特異なスタイルを再現した内容となっています ●ピットロード社製「日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1941」をベースに、1943年以降の状態を再現するため使用するパーツを変更、13mm連装機銃や偽装用の煙突などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります 【 「日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1943」のキット内容について 】●日本海軍の特設巡洋艦「愛国丸」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ピットロード社が長年培ってきた艦船モデル技術を用いて「愛国丸」をシャープかつ表現豊かに再現、貨客船でありながら各所に配置された武装と水上機などの装備で、「特設巡洋艦」が持つ戦闘艦では得られないアンバランスな魅力を再現した内容となっています ●「愛国丸」は、太平洋戦争開戦後、主砲の変更や対空兵装の増強などが行われており、キットは主砲を14cm単装砲へと変更(1942年)、13mm連装機銃を増設した、1943年時の状態を再現しています ●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルと、艦底部までを再現したフルハルモデルとを選択して組立てることが可能です ●「愛国丸」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」の各ブロックで構成しています ●船体部は、上部構造物の舷側部を含めて一体成型となった船体上部と、船底部のパーツで構成 ・ 船体には、フェアリーダー、舷側の舷窓、ホースパイプなどのディテールを彫刻で再現 ・ フルハルモデルの船底部には、側部のビルジキール、後部のデッドウッド、プロペラシャフトなどを一体成型 ・ プロペラ(スクリュー)、舵は別パーツ化して再現 ・ フルハルモデル用のディスプレイスタンド(黒色)が付属しています ・ 洋上モデルとして作製する場合には、船底部は使用しません ●甲板部は、上甲板を一体成型のパーツで再現、シェルター甲板は各甲板パーツを積み重ねるパーツ構成となっています ・ 上甲板パーツには、木甲板表現、ボラードなどを繊細な彫刻で再現しています ●甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「マスト部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます 「愛国丸」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています ●艦橋 ・ 艦橋は2層で構成 ・ 艦橋窓、窓の部分が一段凹んだ状態で再現 ・ 艦橋部分に装備する、測距儀、25mm 連装機銃(×2)などを別パーツ化 ● 煙突 ・ 煙突は一体成型のパーツで再現、煙突トップ内部は別パーツとなっています ●マスト ・ 各マストは、中央部のマスト本体、マスト台座、前後のデリックで構成 ●主砲 「50口径 3年式 14cm単装砲」 ×8 ・ 主砲は、砲身部とシールド部とに分割したパーツで構成、砲身基部には防水布を彫刻で再現しています ・ 主砲の台座は別パーツとなっています ●魚雷発射管 「53cm 連装魚雷発射管」 ×2 ・ 魚雷発射管は一体成型のパーツで再現 ●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×2、「13mm連装機銃」 ×2 ・ 両機銃共に、銃身部と機銃架との2パーツで構成 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 9m内火艇 ×1 ・ カッター ×6(カッター上部にキャンバスが張られている状態を再現) ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 艦首、艦尾旗竿 ・ リール ・ 錨、副錨 ・ 通気筒 ・ パラベーン ・ 探照灯、探照灯台座 などをセットしています ●艦載機 「零式水上偵察機」×1 ・ 艦載機は、胴体、プロペラ、フロート部に分割したパーツ構成となっています ●艦尾の軍艦旗(なびいているタイプ)、艦名表記、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています ●「愛国丸」の完成時のサイズ ・ 全長230mm 【 「日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1943」のパッケージ内容 】・ 日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ デカールシート ×1 ・ ディスプレイスタンド ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ・ カラー塗装図 ×1 ●2014年 一部新金型 (13mm連装機銃や偽装用の煙突などが新規パーツとして追加) 【 「特設巡洋艦 愛国丸」について 】●第1次世界大戦においてドイツは商船を改造した仮装巡洋艦で通商破壊活動を展開、Uボートによる戦果と合わせて連合軍側に多大なダメージを与えました ●第1次世界大戦の敗戦によりドイツ海軍は主力艦艇の殆どを放棄することとなり、ドイツ再軍備化において海軍の再建が図られましたが、戦艦などの主力艦艇の建造は短期間では不可能で、第2次世界大戦においてドイツ海軍の行動方針を通商破壊に重点を置き、Uボート及び仮装巡洋艦、そしてポケット戦艦によって、その緒戦に多数の商船を撃沈、拿捕しています ●帝国海軍は、日清、日露戦争の戦訓により主力艦艇による決戦を挑むという揺るぎない戦略を持っており、攻撃の対象も敵の艦艇が中心で、民間の商船は2次的な目標となりました ●満州事変、日中戦争で日本が世界から孤立するに至って帝国海軍は仮想敵国をアメリカ、イギリスと定めており、来るべき戦争はこれまでにない総力戦になるという考えから、同盟国ドイツが行なっている通商破壊も作戦行動の範疇に収めていました ●海軍費の抑制と、民間の負担軽減の点から、1930年代になると有事の際には海軍が徴用して運用するための高速優秀商船の建造を奨励、この商船の建造にあたり一定の建造費を海軍が負担する仕組みとなっていました ●「愛国丸」は同型船となる「報国丸」「護国丸」とともに「大阪商船」が建造した1万トンクラスの高速の貨客船で、1941年8月31日に竣工しましたが、戦争への緊張が高まる中、その竣工の翌日に海軍に徴用されています ●同船は通商破壊活動を考慮した「特設巡洋艦」の運用を決定、改装工事が行われ、「15cm砲」を8門、「連装式魚雷発射管」2基を搭載しました ●1941年10月に同様な改装を受けた「報国丸」と共に第24戦隊を編成、太平洋戦争開戦時には南太平洋の地域に展開し、商船2隻(計1万トン)を撃沈します ●1942年4月にはドイツからの要請によりインド洋で通商破壊活動を行い、商船2隻を拿捕、1隻を撃沈(6700t)する戦果を挙げます ●同年7月にはイギリス海軍の警戒を察知して一旦帰投、ラバウルへの輸送任務を行ないます ●11月には再びインド洋での通商破壊活動を再開、「報国丸」がオランダ籍のタンカーを発見しますが、そのタンカーが装備していた防御用の10cm砲弾が「報国丸」に着弾、火災を起こして誘爆が発生、「報国丸」は戦没してしまいます ●この損害の結果、特設巡洋艦による通商破壊活動は中止されることとなりました ●1943年に入ると「愛国丸」は、同型船「護国丸」と共に南方への輸送任務に従事、ニューギニア方面を中心とする最前線に投入されながらも幾度の危機をも乗り越え、各輸送任務を完遂しました ●1943年2月にはアメリカ潜水艦からの攻撃、7月にも同様に攻撃を受け、1本の魚雷を被雷しますが、大事には至らず、任務を完了します ●1943年10月には「愛国丸」は特設巡洋艦から特設運送船として艦種変更が行われ、改装工事を受けました ●1944年1月、南方への兵員輸送の任を受けて内地を出発、2月にトラック島へと到着します ●しかし、同島での荷役作業中にアメリカ機動部隊艦載機によるトラック島大空襲が開始され、「愛国丸」も空襲を受けます ●この攻撃により2発の爆弾が直撃、更にはアメリカ艦載機が衝突して爆発し、艦は火災に包まれ、誘爆を起こしながら、その姿を波間に沈めたのでした
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