日本海軍 特設水上機母艦 聖川丸 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.561 スケール:1/700
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「日本海軍 特設水上機母艦 聖川丸 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.561 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の特設水上機母艦「聖川丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●貨物船を徴用して水上機母艦へと改装した特設水上機母艦「聖川丸」を再現、後部上甲板を航空機作業甲板とし、片舷にカタパルトを1基装備した特異なシルエットを再現した内容となっています ●アオシマ社製「日本海軍 特設水上機母艦 君川丸 スーパーデティール」をベースに木製甲板シートを省き、「聖川丸」を再現するために、航空機作業甲板、主砲ブルワーク、艦尾の構造物などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります 【 「日本海軍 特設水上機母艦 聖川丸」のキット内容について 】●日本海軍の特設水上機母艦「聖川丸」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●1/700という統一スケールによるコレクション性を重視したウォーターラインシリーズとして作りやすさを考慮しながら、艦の細かな構造をパーツの細分化で再現、エッジの立ったシャープなモールドで特設水上機母艦「聖川丸」が持つシルエットとディテールを再現した内容となっています ●キットは、カタパルトを装備した1941年11月から1942年12月までの特設水上機母艦として運用された「聖川丸」の状態を再現しています ●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです ●「聖川丸」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類に分割したブロックで構成しています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と装備品を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は船底部分も含めて一体成型のパーツで再現 ・ 船体には上部構造物の側壁を一体成型しています ・ 船体部にはフェアリーダー、ホースパイプ、船体部の開口部、鋼板の継ぎ目などのディテールを繊細な彫刻で再現 ・ 船底部分は洋上モデルとして平らな形状となっています ●上甲板部は、錨鎖甲板、中央部分で分割した上甲板の計3パーツで構成、船体後部にはこの上に航空機作業甲板を装着します ・ 上甲板には、ボラード、船倉ハッチ、マスト台座、ウィンチなどを繊細な彫刻で再現 ・ 錨鎖甲板には、ボラード、アンカーチェーンなどを繊細な彫刻で再現しています ・ 航空機作業甲板には、木甲板表現の他に航空機軌条、ターンテーブルなどを繊細な彫刻で再現しています 「特設水上機母艦 聖川丸」の艦上の構造物は下記のパーツで構成しています ●艦橋及び上部構造物 ・ 艦橋及び上部構造物は、4層のデッキを積み上げて作製、前部パネル部は1枚のパーツで再現しています ・ 艦橋窓はクリアパーツで再現、窓枠部分を凸状のラインで再現し立体感と実感を再現しています ・ 上部構造物の舷窓、扉などはモールドで再現しています ・ 上部構造物に装備する、「13mm単装機銃」(×4)、「探照灯」(×2)、「測距儀」(×1)などを別パーツ化 ● 煙突 ・ 煙突は左右分割のパーツで構成、煙突トップは別パーツ化して再現しています ●マスト ・ 各マストは、トップ部分も含めた一体成型のパーツで再現、前後のデリックは独立したパーツとなっています ●主砲 「15cm単装砲」 ×2 ・ 「15cm単装砲」は砲架も含めて一体成型したパーツで再現 ・ 主砲のブルワークはそれぞれ個別にパーツ化して再現しています ●対空機銃 「13mm単装機銃」 ×4 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現 ●カタパルト ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 内火艇 ×1 ・ カッター ×2 ・ カッター上部のキャンバスカバーは別パーツ化、その装着の有無を選択できます ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ ラッタル ・ 通気筒 ・ 艦載機滑走車 ・ 艦載機台車 などをセットしています ●艦載機が付属 ・ 零式水上観測機 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ 94式水上偵察機 ×1 ・ 各機体は、胴体、上部翼、フロートのパーツ構成となります ●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」「大型艦兵装セット」のランナーが1枚付属しており、艦載機、内火艇、カタパルトなどは同ランナーのパーツを使用します ●マストに掲げられる軍艦旗を再現したシールが付属 ●艦載機用の日の丸マークを再現したデカールが付属しています 【 「日本海軍 特設水上機母艦 聖川丸」のパッケージ内容 】・ 日本海軍 特設水上機母艦 聖川丸 ×1 ・ 零式水上観測機 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ 94式水上偵察機 ×1 ・ シールシート ×1 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 一部新金型 (「日本海軍 特設水上機母艦 君川丸 スーパーデティール」をベースとした水上機母艦 神川丸型 第3弾) 【 「特設水上機母艦 聖川丸」について 】●第1次世界大戦時におい日本陸海軍はドイツ領のチンタオを攻撃します ●この攻撃の際に日本海軍は水上機を投入、日本で始めて航空機を使用したこの戦いは有利に進み、日本海軍の水上機は予想以上の活躍を見せました ●第1次世界大戦後、各国の航空機技術が大幅に向上しましたが、水上機と陸上機(艦上機)との性能の差はあまりなく、水上機は陸上機と並ぶ存在となっていました ●日清戦争、日露戦争、第1次世界大戦により、進出する方向が太平洋のみとなった日本海軍では設営に時間と労力が必要となる飛行場を使用する陸上機よりも、簡単な施設があれば運用ができる水上機を重視、他国と比べて水上機の開発が進んでいました ●また、軍縮条約により主力艦と補助艦艇に対して大きな制約を受けるようになった日本海軍では、各艦艇の索敵能力の向上と、航空母艦の艦上機をフルに攻撃や防御に専念させるために水上機を重要視しており、空母機動部隊の索敵行動は空母の艦載機ではなく、随伴する艦艇の水上機によって行われました ●さらに、水上機は航空母艦のような大掛かりな工事や改造を行うことなく艦艇に搭載できるという特徴を持っており、有事の際には民間から徴用した商船を水上機母艦に改造して使用するという方針が立てられます ・ 当時の航空母艦は、艦上機を発艦する際に、揚力を確保するために速度が重要となりましたが、水上機母艦ではカタパルトを用いることからその必要はなく、更には水上機の帰還の際には低速航行が必要となることから、民間徴用の船でも十分に水上機母艦としての役割を担うことができました ●「聖川丸」は、「神川丸型」(「神川丸」「聖川丸」「君川丸」「国川丸」)の貨物船の2番船として1937年に竣工しました ●竣工した「聖川丸」は北米航路に就航、1941年9月まで貨物船としての役目を務めた後、日本海軍に徴用され、特設水上機母艦への改装工事が行われます ●改装工事は1941年11月に完了、水上機を搭載した「聖川丸」は同年12月初旬にサイパン島に移動します ●1941年12月、太平洋戦争が開戦すると「聖川丸」はグアム島攻略作戦に従事、続いて第2次ウェーキ島攻略作戦に参加します ●1942年1月、「聖川丸」はニューギニア方面の攻略作戦に参加、しかしニューギニア方面にはアメリカ機動部隊が進出しており、艦載機による攻撃により損傷し、内地へと帰還します ●1942年6月、修理が完了した「聖川丸」はラバウル方面に進出、しかし再び航空機による攻撃で損傷し、修理後は航空機を下ろして特設運送艦として運用が行われることになります ●「聖川丸」はニューギニアやフィリピン南方方面の輸送任務に従事、1944年6月にはシンガポールへと移動して戦略物資を積載、船団を組んで内地へと向かいました ●しかし、この輸送船団は複数のアメリカ潜水艦の攻撃を受けて損傷、沈没する船が続出、「聖川丸」も1本の魚雷を被雷し、台湾へと逃れた後に内地に到着することに成功します ●1945年1月、「聖川丸」は中国方面への輸送任務に参加、1945年4月には一旦呉へと入港しますが、その後はアメリカ海軍の機動部隊と潜水艦の活動により外洋へと出ることができない状態となります ●1945年7月、「聖川丸」はアメリカ機動部隊の艦載機の攻撃を受けて大破、着底、戦後の1945年11月には嵐により沈没しています ●しかし、1948年、GHQの許可により「聖川丸」の引き揚げ作業を開始、1949年には修理が完了して南方への輸送に従事します ●そして戦後の1950年、「聖川丸」は再び北米航路へと就航、高度経済成長にある日本を支えて長らく活躍してくれます ●1969年、「聖川丸」は台湾の解体業者へと売却、その波乱に満ちた生涯を閉じたのでした
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