日本海軍 特設水上機母艦 國川丸 (プラモデル)アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.563 スケール:1/700
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「日本海軍 特設水上機母艦 國川丸 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.563 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の特設水上機母艦「國川丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●貨物船を徴用して水上機母艦へと改装した特設水上機母艦「國川丸」を再現、後部上甲板を航空機作業甲板とし、片舷にカタパルトを1基装備した特異なシルエットを再現した内容となっています ●アオシマ社製「日本海軍 特設水上機母艦 神川丸」をベースに、使用するパーツを変更したバリエーションキットです ・ 「國川丸」は、「君川丸」などの同型艦と比べて艦首のブルワークが短くなっているのが識別点となっていますが、この点はブルワーク部分を削り取ることで再現しています 【 「日本海軍 特設水上機母艦 國川丸」のキット内容について 】●日本海軍の特設水上機母艦「國川丸」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●1/700という統一スケールによるコレクション性を重視したウォーターラインシリーズとして作りやすさを考慮しながら、艦の細かな構造をパーツの細分化で再現、エッジの立ったシャープなモールドで特設水上機母艦「國川丸」が持つシルエットとディテールを再現した内容となっています ●本キットでは、カタパルトを装備した1942年7月から1943年11月までの間、特設水上機母艦として運用された「國川丸」の状態を再現しています ●喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです ●「國川丸」は、「船体」「上甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」に分割したブロックで構成しています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と装備品を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体は船底部分も含めて一体成型のパーツで再現 ・ 「國川丸」を特徴づける艦首のブルワーク形状は、船体のブルワークの後部を削り取って再現します ・ 船体には上部構造物の側壁を一体成型化しています ・ 船体部には、「フェアリーダー」「ホースパイプ」「船体部の開口部」「鋼板の継ぎ目」などのディテールを繊細な彫刻で再現 ・ 船底部分は洋上モデルとして平らな形状になっています ・ オモリとなる金属製バラストが付属しています ●上甲板部は、錨鎖甲板、中央部分で前後に分割した上甲板の計3パーツで構成、船体後部にはこの上に航空機作業甲板を装着します ・ 上甲板には「ボラード」「船倉ハッチ」「マスト台座」「ウィンチ」などを繊細な彫刻で再現 ・ 錨鎖甲板には、「ボラード」「アンカーチェーン」などを繊細な彫刻で再現しています ・ 航空機作業甲板には、「木甲板表現」の他に「航空機軌条」「ターンテーブル」などをモールドで再現しています 「特設水上機母艦 國川丸」の艦上の構造物は下記のパーツで構成しています ●艦橋及び上部構造物 ・ 艦橋及び上部構造物は、4層のデッキを積み上げて作製、艦橋の前面は別パーツ化し、パネル状に一体成型したパーツで再現しています ・ 「艦橋窓」はクリアパーツで再現、窓枠部分を凸状のラインで再現し立体感と実感を再現しています ・ 上部構造物の「舷窓」「扉」などはモールドで再現しています ・ 上部構造物に装備する、「25mm連装機銃」(×3)、「13mm単装機銃」(×1)、「探照灯」(×2)、「測距儀」(×1)などを別パーツ化 ● 煙突 ・ 煙突は左右分割のパーツで構成、煙突トップは別パーツ化して再現しています ●マスト ・ 各マストは、トップ部分も含めた一体成型のパーツで再現、前後のデリックは独立したパーツとなっています ●主砲 「15cm単装砲」 ×2 ・ 「15cm単装砲」は砲身とシールドとの2パーツで構成 ・ 主砲のブルワークは一体成型のパーツで再現 ・ 後部のブルワークの下部の構造物は左右に分割したパーツで構成、「窓」「扉」などをモールドで再現しています ●対空機銃 「25mm連装機銃」×3、「13mm単装機銃」 ×1 ・ 各機銃は一体成型のパーツで再現 ●カタパルト ・ カタパルトは一体成型のパーツで再現 ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ カッター ×2 ・ カッター上部のキャンバスカバーは別パーツ化、その装着の有無を選択できます ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 錨 ・ ラッタル ・ 通気筒 ・ 艦載機滑走車 ・ 艦載機運搬台車 などをセットしています ●艦載機が付属 ・ 2式水上戦闘機 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ 各機体は、胴体、フロートのパーツ構成となります ●静岡模型教材協同組合「大型艦兵装セット」と「小型艦兵装セット」のランナーが各1枚付属しており、艦載機、内火艇、カタパルトなどは同ランナーのパーツを使用します ●マストに掲げられる軍艦旗を再現したシールが付属 ●上甲板前方の通路帯、艦載機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています 【 「日本海軍 特設水上機母艦 國川丸」のパッケージ内容 】・ 特設水上機母艦 國川丸 ×1 ・ 2式水上戦闘機 ×1 ・ 零式水上偵察機 ×1 ・ 「大型艦兵装セット」ランナー ×1 ・ 「小型艦兵装セット」ランナー ×1 ・ 金属製バラスト ×2 ・ デカールシート ×3 ・ シールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2015年 使用パーツ一部変更アイテム (「日本海軍 特設水上機母艦 神川丸」をベースとした水上機母艦 神川丸型 第4弾) 【 「特設水上機母艦 國川丸」について 】●第1次世界大戦時において、連合軍側となった日本の陸海軍はドイツ領のチンタオを攻撃します ●この攻撃の際に日本海軍は水上機を投入、日本で初めて航空機を使用したこの戦いは有利に進み、水上機は予想以上の活躍を見せました ●第1次世界大戦後、各国の航空機技術が大幅に向上しましたが、水上機と陸上機(艦上機)との性能の差はあまりなく、水上機は陸上機と並び重要視されていました ●日清戦争、日露戦争、第1次世界大戦を経て、進出する方向が太平洋のみとなった日本海軍では設営に時間と労力が必要となる飛行場を使用する陸上機よりも、簡単な施設があれば運用ができる水上機を重視、他国と比べて水上機の開発が進んでいました ●また、軍縮条約により主力艦と補助艦艇に大きな制約を受けるようになった日本海軍では、各艦艇の索敵能力の向上と、航空母艦の艦上機をフルに攻撃や防御に専念させるために水上機を重要視しており、空母機動部隊の索敵行動は空母の艦載機ではなく、随伴する艦艇の水上機によって行われました ●さらに、水上機は航空母艦のような大掛かりな工事や改造を行うことなく艦艇に搭載できるという特徴を持っており、有事の際には民間から徴用した商船を水上機母艦に改造して使用するという方針が立てられていました ・ 当時の航空母艦は、艦上機を発艦する際に、揚力を確保するために速度が必要でしたが、水上機母艦ではカタパルトを用いることからその必要はなく、水上機の帰還の際には低速航行が必要となることから、民間徴用の船でも充分に水上機母艦としての役割を担うことができました ●「國川丸」は、「神川丸型」の貨物船の4番船として1937年に竣工しました ●竣工後、「國川丸」は北米方面の航路に就航し、一時はヨーロッパ方面の航路にも就きましたが、第2次世界大戦の勃発によって定期航路は縮小の一途を辿ります ●1941年11月、「國川丸」は日本海軍に徴用、特設運送船として艤装工事が行われ、太平洋戦争開戦後は南方の各上陸作戦に参加しています ●1942年7月、「國川丸」は特設水上機母艦への転用を決定され、艤装工事を行った後に南方の「ショートランド島」へと進出し、水上機基地の設営に従事しました ●基地設置作業の終了後、「國川丸」は「ショートランド島」と内地との間の水上機の輸送任務に就きます ●「國川丸」は、1943年1月に「ショートランド島」の沖合いにおいてアメリカ潜水艦の攻撃を受けて、魚雷1本を被雷しますが、魚雷は不発で、大事には至りませんでした ●1943年5月、「國川丸」は「トラック島」から内地へと向かう輸送船団に参加、その途上においてアメリカ潜水艦による2回の攻撃を受けて各1本ずつ魚雷を被雷、その2本共に不発に終わり、事なきを得ますが、「國川丸」を取り巻く戦況の悪化を示す証拠となりました ●1943年11月、「國川丸」は再び特設運送船として運用されることとなり、呉において艤装工事を実施、同年12月からは南方への輸送任務に従事しています ●1945年4月、「國川丸」はボルネオ島の「バリックパパン」の湾口で機雷に触雷、5月には復旧して港内へと曳航されますが、この途上において再び触雷して大破、損傷したまま港内で待機し、曳船の到着を待ちました ●しかし、この時期において日本海軍には「國川丸」を救う余力はなく、1945年5月に「國川丸」は爆撃を受けて受けて更に損傷、その生涯を閉じたのでした
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