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「給糧艦 間宮 スーパーディティール プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ スーパーデティール No.010365 )」です●太平洋戦争時における日本海軍の給糧艦「間宮」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●海軍将兵に食料を供給する艦として各地で活躍した給糧艦「間宮」を再現、中央のプロムナードデッキの前後に大型のデリックを配置した、商船に似た独特なシルエットを再現した内容となっています ●アオシマ社製「給糧艦 間宮 (艦隊コレクション)」をベースに、艦隊コレクションバージョンとしてのネームプレートなどを省き、ディテールアップ用のエッチングパーツと、静岡模型教材協同組合製「タグボードセット」のランナーを追加したスポット生産品です 【 「給糧艦 間宮 スーパーディティール」のキット内容について 】●日本海軍の給糧艦「間宮」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●アオシマ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って給糧艦「間宮」を再現、ウォーターラインシリーズの組みやすさを考慮しながらも、艤装類を中心にパーツの細分化を進め艦のディテール再現に重きを置いた内容となっています ●キットは、シェルター甲板内部の基本構造をも再現しています ●給糧艦「間宮」は太平洋戦争の開戦後、逐次対空兵装を増強しており、本キットでは対空兵装を強化する前の太平洋戦争開戦時の状態を再現しています ●喫水線までの部分を再現した洋上モデルです ●「間宮」は、「船体」「上甲板」「シェルター甲板」「艦橋などの上部構造物」「主砲などの艤装類」のをそれぞれブロック化して分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、飛行甲板、格納庫内部と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体部は一体成型のパーツで再現、シェルター甲板の支柱部分も一体化して再現しています ・ 船体には、舷窓、ホースパイプ、舷外電路などのディテールを凹凸あるモールドで再現、鋼板の継ぎ目も繊細な凸状のモールドで再現しています ・ 喫水線部分はフラットな状態で成型、バラストとなる金属製のオモリが付属しています ●上甲板部は、艦首甲板、前部甲板、後部甲板、艦尾甲板の5パーツで構成 ・ 上甲板の木甲板表現のほか、船倉ハッチ、上部構造物の一部、ボラード、ボート架台、マスト台座、アンカーチェーンなどのディテールを繊細なモールドで再現しています ●シェルター甲板は一体成型のパーツで再現 ・ 甲板表面の木甲板表現の他、ボート架台、船倉ハッチなどのディテールを凹凸あるモールドで再現しています ・ シェルター甲板内部の基本構造を再現、一体成型化した別パーツで内部の各室、通路などを再現しています 給糧艦「間宮」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成しています ●艦橋 ・ 艦橋は各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します ・ 羅針艦橋窓枠は、クリアパーツで再現、窓枠部分を凸状のモールドとして立体感を演出しています ・ 艦橋の前面の各デッキの開口部を開口しています ・ 艦橋下部の扉、窓などはモールドで再現しています ・ 艦橋に装備する、「測距儀」(×1)、「探照灯」(×1)などを別パーツ化して再現 ●煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツで構成、煙突トップは別パーツ化して再現しています ・ 各管は別パーツで再現 ●マスト ・ 前後のマストは、トップ部分を含めて一体成型のパーツで再現しています ●デリックポスト ・ デリックポストは一体成型のパーツで再現 ●主砲 「14cm 単装砲」 ×2 ・ 「14cm 単装砲」は、シールド部分と砲身との2パーツで構成 ・ 砲身基部には防水布を再現しています ・ 主砲のブルワークは独立したパーツで再現 ●高角砲 「8m 単装高角砲」 ×2 ・ 高角砲はシールドと砲身との2パーツで再現しています ●内火艇、カッター及びボートダビッド ・ 9m内火艇 ×1 ・ 12m糧食配給艇 ×3 ・ 12m真水配給艇 ×1 ・ 7m内火艇 ×1 ・ 7.5mカッター ×2 ・ 標的船 ×1 ・ 8m通船 ×1 ・ 5m通船 ×1 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 通気筒 ・ 油庫 ・ 電池室 ・ 方位測定器 ・ 方位測定室 ・ ウインチ ・ 大型デリック ・ 錨 ・ 艦首、艦尾旗竿 などを個別に別パーツ化して再現しています ●静岡模型教材協同組合製「大型艦兵装セット 」のランナー2枚が付属、内火艇やカッターは同ランナーのパーツを使用します 【 付属しているエッチングパーツ 】 ●スーパーディテール版として「間宮」専用のエッチングパーツが付属しています ●エッチングパーツの内容は ・ 船体各部の手摺り(脚無しタイプ、弛み表現なし) ・ ラッタル ・ 煙突の手摺り兼足掛け ・ 煙突の雨水カバー金網 ・ 梯子 ・ 錨見台 ・ 舷梯 ・ 方位測定器 などと、なっています 【 ダグボートセット 】 ●静岡模型教材協同組合製「タグボードセット」のランナーが付属しています ●「タグボートセット」の内容は ・ 飛行機救難船 ×1 ・ 魚雷運搬船 ×1 ・ 水運搬船 ×1 ・ 300t型タグボート ×1 ・ 150t型タグボート ×1 ・ 100t型タグボート ×1 ・ 飛行機運搬船 ×1 ・ 重油運搬船 ×1 ・ 10mカッター ×3 ・ 7.5m内火艇 ×2 ・ 15m内火艇 ×2 ・ 13m運貨船 ×3 ・ 17m運貨船 ×3 など ●艦尾旗竿に掲げられる軍艦旗(直線タイプと、なびいているタイプの2種)を再現したシールが付属しています 【 「給糧艦 間宮 スーパーディティール」のパッケージ内容 】・ 給糧艦 間宮 ×1 ・ エッチングシート(真鍮製) ×1 ・ 静岡模型教材協同組合製 「大型艦兵装セット 」ランナー ×2 ・ 静岡模型教材協同組合製 「タグボードセット」 ×1 ・ シールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●スポット生産品(「給糧艦 間宮 (艦隊コレクション)」をベースとした通常版のスーパーディテールバージョン) 【 「給糧艦 間宮」について 】●第1次世界大戦後、日本海軍は従来の日本近海での作戦行動から、太平洋上の外洋において活動することを前提として新たな艦隊の整備に着手しました ●これが有名な「88艦隊計画」で、計画の中心に8は隻の戦艦と8隻の巡洋戦艦というものが存在していましたが、それをささえる様々な補助艦艇も建造する計画となっていました ●この計画には給油艦として「能登呂型」8隻の建造が含まれており、軍縮条約によって主力艦艇の建造を中止する一方、このような補助艦艇はそのまま建造が行われました ●しかし、艦隊による外洋での作戦行動は、燃料だけの消費ではなく、艦に乗る乗員のための大量の食料を必要とすることを意味しており、個々の艦に積載するだけでは賄いきれないものと判断、「能登呂型」の1隻の建造をキャンセルして、その予算で給糧艦「間宮」を建造することを決定します ●給糧艦「間宮」は、貨客船をベースに設計が行われ、基準排水量15,000tにもなる大型の給糧艦として1924年に竣工しました ●給糧艦「間宮」には、広大な広さを持つ冷凍庫と冷蔵庫が装備され、18000人(大規模な艦隊約2個分)が3週間生活できるだけの食料を積載することができました ●また、食料を積むだけではなく、食料を製造する機能も持っており、食肉加工や冷凍設備を活かしたアイスクリーム製造なども行われ、戦場における巨大な台所としての役割を持っていました ●このため、食料は日本国内のみから積載するのではなく、現地調達の食材でも調理、保存することができ、この能力は外洋での艦隊行動に大きく貢献するものでした ●太平洋戦争が開戦すると、給糧艦「間宮」は日本軍の勢力拡大に伴って南方へと進出、ただし貨客船が設計ベースとなっていることから速度が遅く、艦隊に随伴して行動することはなく、護衛としての駆逐艦を従えて単独で行動しました ●給糧艦「間宮」は戦争中にその能力を大いに発揮して将兵を鼓舞、「間宮」が入港すると現地の海軍将兵の士気は一気に高まったと言われています ●そのため、給糧艦「間宮」を喪失することは海軍全体の士気に影響を及ぼすことから、その護衛は厳重に行われ、低速な艦ながらも戦争後期まで生き延び続けることができました ●しかし、1944年12月、フィリピンのマニラに向けて食料輸送中にアメリカ潜水艦の攻撃を受けて被雷、日本海軍将兵から羨望の眼差しで見られていた給糧艦「間宮」はその姿を波間に消したのでした
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