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「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 前期型 プラモデル (アオシマ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.012284 )」です●太平洋戦争時における日本陸軍の揚陸艦「あきつ丸」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●航空機運用のできる強襲揚陸艦として建造された揚陸艦「あきつ丸」を再現、輸送船の上部に飛行甲板、そして船尾には強襲揚陸用の上陸用舟艇用の扉を設けた独特の姿を再現した内容となっています ●1944年4月までの船尾に大型クレーンを装備した姿(揚陸艦時)を再現しており、さらに、輸送船として運用されている際、飛行甲板に高射砲などを配置した状態をも再現しています ●アオシマ社製「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 SD」をベースに、揚陸艦時の姿を再現するために、飛行甲板、船体前後のスポンソン、クレーンなどを新規パーツに変更したバリエーションキットです 【 「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 前期型」のキット内容について 】●日本陸軍の揚陸艦「あきつ丸」の揚陸艦時の姿を再現したプラスチックモデル組立キットです ●アオシマ社のウォーターラインシリーズのフォーマットに沿って揚陸艦「あきつ丸」を再現、ディテール再現を重視しながらも一体成型化とモールド表現を主体としてパーツ数を抑えており、ウォーターラインシリーズとしての作りやすさに配慮した内容となっています ●「あきつ丸」は、1944年4月に護衛空母としての改装を受けており、本キットでは、護衛空母改装前の船尾に大型クレーンを装備した姿、及び飛行甲板上に多数の高射砲及び高射機関砲を配置した輸送船として運用されている時の姿を再現しています ●艦体喫水線から上の部分を再現した洋上モデルです ●「あきつ丸」は、「船体」「上甲板」「シェルター甲板」「飛行甲板」「艦橋などの上部構造物」「高射砲などの艤装類」のをそれぞれブロック化して分割した構成となっています ●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、飛行甲板、上甲板、シェルター甲板、上部構造物、艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます ●船体部は左右に分割したパーツ構成、シェルター甲板の側面部分も一体化して再現しています ・ 船体には、舷窓、ホースパイプ、上甲板部の開口部などのディテールを繊細なモールドで再現 ・ 洋上モデルに欠かせない船体下を塞ぐ平らな船底パーツが付属 ・ 船底パーツには、揚陸用のウェルドックの構造を再現、搭載する「大発動艇」(×6)が付属しています ・ 「船尾扉」は別パーツ化、開状態と閉状態の2種のパーツをセットしており、開閉状態を選択することができます ●上甲板部は、全通状になった一体成型のパーツで再現、船首と船尾の上甲板は別パーツ化しています ・ 上甲板の木甲板表現のほか、「ボラード」「アンカーチェーン」などのディテールを繊細なモールドで再現しています ・ 上甲板のスポンソンは別パーツ化して再現 ・ 前後の「格納庫」は、上甲板に一体成型化、格納庫の天板部分を別パーツ化しています ●シェルター甲板は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します ・ 各パネルには、各デッキの「窓」「扉」などを繊細なモールドで再現、船体に一体成型化しているシェルター甲板側面により、通常の商船と同様の構造となった「あきつ丸」のシェルター甲板構造を再現しています ●飛行甲板は、一体成型のパーツで再現、船尾のエレベーターは別パーツ化しています ・ 飛行甲板上には、高射砲及び高射機関砲用のブルワークや台座を一体成型化しています ・ 飛行甲板上に配置された建屋は、それぞれ一体成型のパーツで再現 ・ 飛行甲板裏側の細かな梁構造は、甲板パーツと一体成型化して再現 ・ 飛行甲板支柱は、ブロックごと個別にパーツ化しています 「あきつ丸」の艦上の構造物は下記のパーツで構成しています ●船橋 ・ 船橋は左右に分割したパーツで再現、天板は別パーツ化しています ・ 「船橋窓枠」はクリアパーツで再現、「窓ガラス」の部分を一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています ●マスト ・ マストは前後に分割したパーツで再現 ●煙突 ・ 煙突は左右に分割したパーツで再現、トップは別パーツ化しています ・ 「副管」は一体成型化 ●クレーン ・ 船尾のクレーンは、一体成型のパーツで再現、ヤードは別パーツ化しています ●高射砲 「88式 7.5cm高射砲」 ×14 ・ 砲架、砲身などを一体化したパーツ、最大公約数的なディテールを再現しています ●対空機銃 「20mm単装高射機関砲」 ×7 ・ 銃架、銃身を一体化したパーツ、最大公約数的なディテールを再現しています ●内火艇、カッターなど ・ カッター ×4 ●その他の艤装を再現したパーツとして ・ 船首、船尾旗竿 ・ 錨 ・ 通風筒 などをセットしています ●艦載機 ・ 3式指揮連絡機 ×2 ・ カ号観測機 ×2 ●艦載機のパーツ構成 ・ 艦載機は、「胴体」「主脚」「プロペラ」に分割したパーツで再現、「カ号観測機」は「エンジン」部以外を一体成型化して再現しています ●アクセサリーパーツが付属しています ・ 95式軽戦車 ×2 ・ 97式戦闘機 ×2 ・ 「95式軽戦車」は、車体、砲塔、左右の足周りの4つに分割したパーツで再現 ・ 「97式戦闘機」は、胴体、プロペラ、主翼、主脚に分割したパーツで再現、飛行状態での展示用の台座及び金属製シャフトが付属しています ●飛行甲板上の迷彩パターンや、航空機用の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています 【 「日本陸軍 丙型特殊船 あきつ丸 前期型」のパッケージ内容 】・ 揚陸艦 あきつ丸 ×1 (揚陸艦時及び輸送船運用時の姿) ・ 3式指揮連絡機 ×2 ・ カ号観測機 ×2 ・ 95式軽戦車 ×2 ・ 97式戦闘機 ×2 ・ 金属製シャフト ×2 ・ デカールシート ×1 ・ 組立て説明書 ×1 ●2016年 一部新金型 【 「揚陸艦 あきつ丸」について 】●第1次世界大戦以降、日本陸軍は中国大陸への進出を開始し、日本の権益の拡大を図りました ●1932年の「上海事変」において、日本陸軍は敵前への上陸作戦を展開、この上陸作戦は成功しましたが、日本陸軍に大きな戦訓を残しました ●上陸のため、兵士達が母船から縄梯子をつたって小型の舟艇への乗り換えを行うのは非常に神経を使う行動で、波で激しく動く小型の船へと移動する前に、縄梯子から転落するなどの事故が多発、また、部隊全体の移動にもかなりの時間がかかってしまいます ●日本陸軍では、このデメリットを解消すべく上陸作戦用専用の艦艇を独自に開発することを決定、1934年に揚陸艦「神州丸」を建造します ●この「神洲丸」では、船体内部に舟艇を収容できるウェルドックを設け、上陸時には兵士は船内から直接舟艇へと乗り込み、船尾の開口部から舟艇を発進することで上陸作戦の円滑化を図っていました ・ この方式は現在の強襲揚陸艦と同様であり、日本陸軍は世界に大きく先駆けて揚陸艦の運用法を確立していたのです ●「神洲丸」は太平洋戦争の緒戦において南方の上陸作戦に参加、揚陸艦の能力を如何なく発揮しています ●「神州丸」では上陸作戦支援用として航空機を射出するカタパルトを装備していましたが、その後の航空機の発達と重量増加に伴い、「神州丸」が装備するカタパルトでは射出が困難となっていました ●この「神洲丸」の航空機運用の発想を拡大、上部に飛行甲板を持った揚陸艦として1942年1月に竣工したのが「あきつ丸」です ・ 「あきつ丸」では、「神洲丸」と同様に揚陸能力を備えており、27隻の「大発動艇」を収容することができました ●ただし、「あきつ丸」が装備する飛行甲板は、あくまでも上陸支援用の航空機を「発艦」させるためだけの機能しか有しておらず、発艦した航空機は、上陸部隊が占領した飛行場に着陸することを前提としていました ・ 「あきつ丸」の飛行甲板には、着艦時に必要な着艦制動装置などは備えていませんでした ・ また、船尾には揚収用の大きなクレーンを装備しており、この点からも「あきつ丸」が着艦を想定していなかったことは明らかです ●竣工した「あきつ丸」は、早速南方へと送られ、インドネシア方面の各上陸作戦に参加、「神州丸」と同様に上陸作戦の成功に大きく貢献しました ●このインドネシア方面への上陸作戦の終了により、日本陸軍による上陸作戦は一段落を迎え、「あきつ丸」は南方方面の輸送任務に従事しています ・ 輸送任務中の「あきつ丸」は、対空防御用として広大な飛行甲板上に高射砲や高射機関砲などを配置していました ・ また、航空機を格納もしくは飛行甲板上に積載することができるために、航空機の輸送にも用いられています ●一方、それまで魚雷の不調を原因として戦果の挙がらなかったアメリカ潜水艦群は、1943年に入ると猛威を奮いはじめ、日本の輸送船は大きな損害を受けるようになります ●このため、日本海軍では、連合艦隊から独立する形で海上護衛総司令部を設立、日本陸軍も多くの船舶を失ったことを鑑み、輸送船団を護衛する必要を強く意識するようになりました ●「あきつ丸」は、1943年8月からオートジャイロ「カ号観測機」を搭載して護衛空母としての運用実験を開始、1944年4月には護衛空母への改装が行われました ●1944年8月、改修が完了した「あきつ丸」は、輸送及び対潜哨戒任務に従事します ●1944年11月、フィリピンへの輸送任務中に「あきつ丸」はアメリカ潜水艦の攻撃を受けて魚雷2本を被雷、その身を波間に消したのでした
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