F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (プラモデル)ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314 スケール:1/72
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「F-111G アードバーク オーストラリア空軍 プラモデル (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314 )」です●「F-111G アードバーク オーストラリア空軍」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●開発国アメリカ以外で唯一「F-111 アードバーク」を運用していたのがオーストラリア空軍で、結果的にアメリカよりも長く運用を続けることになりました。 ●1963年に24機を発注した「F-111C」はオーストラリア空軍専用のタイプですが、1993年、アメリカ空軍から引退した「FB-111」を15機引き受けることになり、オーストラリア空軍はこのタイプを「F-111G」として運用していました。 ●この機体は「FB-111A」のままではなく、「AN/AVQ-26 ペイブタック」の装備を可能にしたオーストラリア空軍向けの改修を施していました。 ●ハセガワ製「FB-111A アードバーク (K35)」のキットをベースとしたデカール替えバリエーションキットとなります。 【 F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314) プラモデル概要 】●プラスチックパーツ : ハセガワ ●塗装パターン : 2種 ●デカール : ハセガワ (OFS) ●スポット生産品(限定品) 【 F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314) プラモデルの内容 】●オーストラリア空軍に所属した「F-111G アードバーク」を再現したプラスチックモデル組立キット。 ●「アードバーク=ツチブタ」のニックネームを連想させてくれる、長く上反りのある機首部分から繋がる可変後退翼の機体フォルムをハセガワらしい丁寧なタッチで再現、機体全体にはパネルラインを彫りこみ、「F-111C(B)」を引き継ぐ延長した主翼、戦略爆撃機型を衛星航法機材を装備した「F-111G(FB-111A)」を再現した内容となっています。 ■ 機体胴体 ●機体胴体部は上下に分割したパーツ構成、機首部、主翼部、垂直尾翼部、エンジンノズル部は別ブロック化して再現しています。 ・ 機体を構成するパーツにはパネルラインなどをハセガワらしい非常に繊細な凹モールドで再現していますが、動翼などの可動部は強めなモールドになっています。 ■ 主翼・水平尾翼 ●主翼は上下に分割したパーツ構成。 ・ 主翼は展開した状態で再現。 ・ 前縁フラップ、後縁スプロテッドフラップは別パーツ化、フラップダウンの状態を再現しています。 ■ 降着装置 ●降着装置は駐機状態を再現。 ・ 主脚及び前脚ともにタイヤ、脚柱、脚カバーで分割したパーツ構成になっています。 ■ コクピット ●キャノピーはワンピースのクリアパーツで再現、キャノピーフレームは凸モールド化して再現しています。 ・ コクピット内は並列に並べられたシート、操縦桿、計器盤、サイドコンソールなどを別パーツ化して再現。 ・ 計器盤パネルのメーターはデカールで再現しています(オーストラリア空軍仕様)。 ■ F-111G アードバーク オーストラリア空軍 機外装備 ●「F-111G アードバーク」の機外兵装として ・ AGM-69 空対地ミサイル ×4 ・ B28 核爆弾 ×8 が付属、ランチャー、パイロンは別パーツ化しています(本キットでは使用指示はありません)。 ●「AIM-9L」などの「ミサイル」「通常爆弾」類のパーツはセットしていませんので、同社「エアクラフト イン アクション シリーズ」の「エアクラフトウェポン 5 (アメリカ ミサイル ランチャーセット)」などから機体に合わせて別にお求め下さい。 【 F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314) 塗装・マーキング 】●組立説明書とは別刷りのマーキング及び塗装図に2種の機体マーキング例をモノクロで記載しています。 ・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / 水性ホビーカラー)。 ●「F-111G アードバーク オーストラリア空軍」の塗装・マーキング例 ・ オーストラリア空軍 第82攻撃飛行隊 第6飛行隊 所属機 「272(A8-272)」 (アンバーレイ基地/2002年) ・ オーストラリア空軍 第82攻撃飛行隊 第6飛行隊 60周年記念塗装機 「274(A8-274)」 (1999年) 上記2種の塗装・マーキング例のうち、いずれか1種を選択して再現することが可能です。 ●塗装・マーキング例に応じたデカールが付属。 ・ 機体番号、尾翼のエンブレム、記念塗装マーク、オーストラリア空軍マーク、ステンシル類などをデカールにプリントしています。 【 F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314) パッケージ内容 】・ F-111G(FB-111A) アードバーク ×1 ・ AGM-69 空対地ミサイル ×4 ・ B28 核爆弾 ×8 ・ デカールシート ×1 ・ 組立説明書 ×1 ・ マーキング及び塗装図 ×1 【 F-111G アードバーク オーストラリア空軍 (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02314) 製品仕様 】●プラスチックモデル組立キット ●製品素材 : PS ●パーツ数 : 155 ●パーツ成型色 : ライトグレー ●「F-111G アードバーク」の完成時のサイズ ・ 全長:320mm ・ 全幅:296mm ●2019年 スポット生産品 ●1989年 一部新金型 【 ジェネラル ダイナミクス F-111 アードバーク について 】●「F-111 アードバーク」は1964年に初飛行し、アメリカ空軍では1998年まで現役にあった史上初の実用可変翼戦闘・爆撃機です。 ●「F-111」は「リパブリック F-105 サンダーチーフ」の後継機として、マッハ2.5以上で飛行する戦術爆撃機を目指して開発が進められましたが、政治的思惑などから誕生まで紆余曲折の道をたどる事になります。 ●軍事予算削減を目論んでいた「ロバート・マクナマラ国防長官」は、開発費と維持費の削減を目的に、空軍と海軍で共通の機体を採用する「TFX(戦術戦闘機実験)計画」を発起、そのベース機に据えられたのが「F-111」でした。 ●「TFX」の機体には可変後退翼を採用、燃費が良くパワフルなターボファンエンジンを搭載し、強力なレーダーの装備とサイド・バイ・サイドのコクピット配置を軸に開発が進められ、「制空」「偵察」「攻撃」などの任務をこなすことを目的とした、現在で言う「マルチロール機」を目指し開発が進められます。 ●このようなスペックを満たすため「F-111」の機体スペックは、実際には「攻撃機」、兵装の搭載量から見れば「爆撃機」と評価できる機体で、機動性は鈍重となり、長射程ミサイルと長い航続距離を生かした視程外戦闘の他は、到底「戦闘機」らしい機動性能を持つものではありませんでした。 ●1964年にまず空軍型の「F-111A」が初飛行、続いて翌年海軍型の「F-111B」が続きますが、この海軍型は空軍型よりコンパクトに押さえられたにもかかわらず終始重量過大に悩まされ続け、この点で妥協できない海軍から「F-111B」は遂にキャンセルされてしまいます。 ●残る空軍型の「F-111A」はベトナム戦争が続く中で熟成が進められ、1968年にはベトナムで初の実戦を経験します。 ●「F-111A」はエンジンが正常に機能しなくなる「コンプレッサーストール」に悩まされ、様々な調査を経てその原因がエアインテークの形状による事が判明、形状の改良と共に飛行速度の制限が課されます。 ●また、ベトナム戦争では最初の55ソーティ中に2機の機体を損耗、さらに1機がフェリー中に行方不明となり、飛行中止を伴う原因究明が行われ、その結果3機共に可変翼の脱落を含む空中分解で失われた事が判明します。 ●これらの貴重な経験は活かされ、段階的な改修の後、「F-111A」はベトナム戦争中4,000ソーティに及ぶミッションをこなし、損耗は7機、しかも戦闘損失は対空砲火による1機のみという素晴らしい実績を残し、「センチュリーシリーズ」や「F-4 ファントム」より安全性の高い航空機へと進化しました。 ●完璧な全天候性能、可変翼が発揮する超低空侵攻能力、このクラスの機体としては破格の11トンに及ぶ兵器搭載能力、余裕のある機体内部容積など、「F-111」には空戦能力の欠如を補って余りある多くの利点を持ち、これらを武器に様々な戦場を駆け抜けます ●「リビア爆撃」「湾岸戦争」「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」など大きな紛争が起こる度に「F-111」は出動、そのつど重要な任務を帯びていました。 ●また「F-111」には、その能力を生かした幾つかの重要なバリエーションが存在し、それぞれがアメリカ空軍で重要な役割を担うことになります。 ●「FB-111」は戦略爆撃機型で、カーター政権下で開発中止になった「B-1」爆撃機の穴を埋めるために開発され、「史上最小の戦略爆撃機」として「B-1」復活までの核抑止力のストップギャップを果たしました。 ●「EF-111 レイヴン」は空軍唯一の電子戦機として湾岸戦争などで重要な役割を担い、維持経費の問題から1998年に退役しましたが、現在では海軍から「EA-6B プラウラー」を借用している事からも、近代戦では欠かせない機種のエポックであったと言えます。 ●「F-111」は、極めて冗長性の高い機体であり、「カプセル式脱出コクピット」など際立ってゴージャスな装備を有するなど、アメリカ以外でマネの出来ない機体だったと言えるでしょう。 ●そのため機体単価は高騰し、開発中止となった「TSR-2」の代わりとして採用予定だったイギリス空軍への採用はキャンセルされ、広く世界で使われる事は無く、わずかにオーストラリア空軍が採用するにとどまっています。 ●本国アメリカでも維持コストの問題や、汎用性の高い「マルチロール機」の台頭により1998年には退役に追い込まれています。 ●「F-111」は、在りし日の「持てる国」アメリカの象徴のような機体であり、常に時代の最先端を駆け抜けて行った機体です。
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