ドン河の戦い -スターリングラードへの血路はいかにして開かれたか?-
「ドン河の戦い -スターリングラードへの血路はいかにして開かれたか?- (本) (大日本絵画 独ソ戦車戦シリーズ No.006 )」です
●1942年、ドイツ軍夏季大攻勢となる「ブラウ作戦」が発動され、スターリングラードへの門であるドン地方のステップをヴォルガ河を目指して勇躍と駆け抜けようとします
●ソ連の軍事史において「ヴォローネジ・ヴォロシロフグラード防衛作戦」と呼ばれている、ドン河大湾曲部でのドイツ軍の攻勢を前に、ソ連軍は「一歩たりとも退くな!」の国防指令のもと、膨大な損害を出しつつもドイツ軍の進撃を阻止しようと努めました
●本書において、この、スターリングラード戦の前哨戦とも言える、1942年6月28日から7月23日に渡るドン河大湾曲部での戦いの経過を概観します
●内容目次
第1章 1942年ドイツ軍夏季大攻勢前夜の両軍
ドイツ軍司令部の計画
ドイツ軍国防軍戦車部隊
ソ連軍司令部の計画
赤軍戦車部隊
1942年7月初めの南西戦線
新たな試練の前夜
第2章 ブラウ作戦の実施
ソ連第1及び第16戦車軍団の活動
ソ連第40軍左翼の戦闘
ソ連第17戦車軍団の戦闘
第24戦車軍団の戦闘
第21軍及び第28軍地帯での戦闘活動
ヴォローネジ方面での戦い
ソ連第5戦車軍の反撃
ヴォローネジ方面の戦いの後
ソ連第18戦車方面軍団の戦闘活動
ヴォローネジ方面軍創設
「クラウゼビッツ作戦」
南西方面への撤退
ドイツ軍のロストフ突入
第3章 まとめ~この戦いが両軍にもたらしたもの
塗装とマーキング
付録:実践での独ソ戦車部隊の戦術使用に関して
(「ブラウ作戦」中の第23戦車師団の戦闘経験に基づき作成)
参考文献と資料
●著者:マクシム・コロミーエツ / アレクサンドル・スミルノーフ
●訳者:小松徳仁
●監修:齋木伸生
●123ページ/うちカラー8ページ(車輌塗装図など)
●モノクロ写真93点を掲載
●2004年10月10日 初版第1刷
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●「独ソ戦車戦シリーズ」は、ロシアのストラテーギヤKM社刊「フロントヴァヤ・イリュストラーツィヤ」シリーズの日本語翻訳版です
●ロシアの戦史研究家「マクシム・コロミーエツ」氏らによる最新の研究成果を反映し、グラスノスチ以降はじめて公開されたロシア発の「大祖国戦争」地上戦関連写真・資料をふんだんに収録しています