M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型)
「M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型) (プラモデル) (アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-008 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の「M4中戦車」の後期型車体などに装備された「垂直懸架サスペンション(「VVSSサスペンション」)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●「M4中戦車」の後期型車体などに用いられた、リターンローラーがサスペンションユニットの後部に位置し、その支持アームが斜め形状となる「垂直懸架サスペンション(「VVSSサスペンション」)」の後期型を再現した内容となっています
●サスペンションユニットだけではなく、起動輪、誘導輪もセットされています
●転輪、リターンローラーは回転可動式、サスペンションアームは上下に可動式とすることができます【 「垂直懸架サスペンション(「VVSSサスペンション」)」について 】
●アメリカ軍では、国内事情から1930年代における軍備の整備は低調であり、その結果第2次世界大戦初期に開発された「M3中戦車」とその後の「M4中戦車」は、多砲塔式の戦車「M2中戦車」の技術がベースとなっていました
●この「M2中戦車」では、懸架装置としてボギー式の「垂直懸架サスペンション(「VVSSサスペンション」)」が用いられ、これを改良したタイプが「M3中戦車」と「M4中戦車」に装備されています
・ 「垂直懸架」とは、サスペンションユニットに内蔵される衝撃吸収用のスプリングが垂直方向に立った状態となっていることから名称が付けられたものです
●この「垂直懸架サスペンション」は、車体重量の増加などから改良が行われており、当初はリターンローラーがサスペンションユニットの上部に付いたタイプとなっていましたが、「M4中戦車」の初期型からはリターンローラーが後方へと移動、更に「M4中戦車」の後期型車体からはリターンローラーを支えるアームが斜めとなったタイプへと移行しました
●「M4中戦車」では、その後更なる重量増加と機動性能の向上のためにスプリングを水平方向へと変更した「水平懸架サスペンション(HVSSサスペンション)」が登場しましたが、大戦時の中戦車及びその車体を利用した自走砲などは「垂直懸架サスペンション」が主流となっています
【 「M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型)」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の「M4中戦車」の後期型車体などに装備された「垂直懸架サスペンション(「VVSSサスペンション」)」の後期型を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●アスカモデルのリサーチ力と実車への造詣の深さから「垂直懸架サスペンション」の後期型を再現、細分化されたパーツ構成によりその構造とディテールを表現した内容となっています
●「垂直懸架サスペンション」は、「ボギー部」「アーム部」「スプリング部」の3ブロックで構成され、「転輪」「リターンローラー」を挟み込んで完成させます
【 ボギー部 】
●「ボギー部」は左右分割式で、「アーム部」と「スプリング部」、「リターンローラー」を挟み込んで接着する方式となります
●ボギー部には、付属している発泡ゴム製のシートをカットして内蔵、これによりアーム部が一定の固さを持って上下可動するようになっています
・ 車体の自重によりアーム部が沈み込むことはありません
【 アーム部 】
●前後のアーム部は左右分割式で、転輪を挟み込んで接着させます
【 スプリング部 】
●スプリングは2連式に一体成型され、スプリングから延びる左右のアームは別パーツです
【 転輪、リターンローラー 】
●転輪は左右分割式、リターンローラーは1パーツで構成されています
・ 転輪は、プレス型転輪とディッシュ型転輪(重量型の表面部が平坦なタイプ)とが付属、選択して使用します
・ プレス型転輪のリム部の内側のリベットは、ランナー部分に彫刻されたリベットを切り離して再現します
【 起動輪、誘導輪 】
●起動輪とプレス型の誘導輪は左右分割式で、スポーク型の誘導輪は本体とハブキャップとの2分割式です
・ 起動輪とプレス型の誘導輪は、内蔵させるポリキャップにより回転可動します
●起動輪は、「標準型」(肉抜き穴が付いたタイプ)、「後期型」(肉抜き穴が無いタイプ)、「クライスラー型」(肉抜き穴が斜めにカットされたタイプ)の3種が付属、選択して使用することができます
●誘導輪は、初期に使用された「スポーク型」と、後期に使用された「プレス型」の2種が付属、選択して使用します
●「タミヤ」「イタレリ」「ドラゴン」のキットに取り付けるためのアダプターパーツが付属しています
●キットには、車輌及び履帯は含まれておりません
【 「M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型)」の対応車両 】
・ M4中戦車の後期型車体
・ 駆逐戦車 M10 の後期型
・ 駆逐戦車 M36
・ 自走砲 M12
など
【 「M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型)」の対応キット 】
・ アスカモデル社製 「シャーマン ファイアフライ IC コンポジット車体」
・ アスカモデル社製 「アメリカ突撃戦車 M4A3E2 シャーマン 「ジャンボ」」
・ タミヤ社製 「アメリカ M4A3 シャーマン 75ミリ砲搭載・後期型 (前線突破)」
・ タミヤ社製 「アメリカ M4A3 シャーマン 105mm榴弾砲搭載型 (突撃支援)」
・ AFVクラブ社製 「M36 駆逐戦車 ジャクソン」
・ サイバーホビー社製 「アメリカ M4A3 シャーマン 75mm砲搭載型 ヨーロッパ戦線」
・ サイバーホビー社製 「アメリカ M4 シャーマン 105mm榴弾砲搭載型」
など
【 「M4 シャーマン 垂直懸架 サスペンションセット B (後期型)」のパッケージ内容 】
・ 垂直懸架サスペンション 後期型 ×6 (1輌分)
・ 転輪2種 ×各12
・ 起動輪3種 ×各2
・ 誘導輪2種 ×各2
・ 最終減速器カバー ×2
・ 「タミヤ」「イタレリ」「ドラゴン」キットの対応用アダプター 一式