アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型)
「アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型) (プラモデル) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.005 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の中戦車「M4」の「初期型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●溶接型の車体と鋳造砲塔を備えた中戦車「M4」の「初期型」を再現、角張った車体に丸みを帯びた砲塔を装備した「M4中戦車」の初期シリーズを代表する形態の1種を再現した内容となっています
【 アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ No.005) プラモデル概要 】
●本キットは
・ 砲塔は75mm砲搭載型
・ 装填手ハッチが無く、後部が斜めとなった75mm砲搭載型の初期型砲塔
・ 防盾は、幅の広い「M34A1」防盾を装備
・ 車体は、前方ハッチ部が前に突き出した前期型車体
・ デファレンシャルカバーは3ピースタイプ
・ VVSSサスペンションはリターンローラーの支持架が水平となった中期型(標準型)
・ 転輪はスポークタイプ、起動輪は肉抜き穴が開いた初期型
・ 履帯は、ラバーシェブロンタイプとなる「T48」履帯を装備
となる中戦車「M4」を再現しています
【 「アメリカ中戦車 M4 シャーマン」について 】
●「M4中戦車」シリーズは、前作の「M3中戦車」シリーズが車体に半固定式に主砲を装備した「間に合わせ」の戦車なのに対して、大型の砲塔を持つアメリカ軍の中戦車の本命となった戦車です
●「M4中戦車」シリーズは、戦力化を急ぐために大量生産体制が採られ、エンジンの供給や生産工場などの関係から5種類の車体を用意、部品は極力共通化が行われました
●「M4中戦車」シリーズの型式名の違いは、主に搭載しているエンジンの違いによって分類していました
・ 「M4」は、コンチネンタル社製の空冷の航空機用ガソリンエンジンを搭載した「溶接車体」タイプ
・ 「M4A1」は、同じエンジンを装備した「鋳造車体」のタイプ
・ 「M4A2」は、GM社製ディーゼルエンジンを搭載したタイプ
・ 「M4A3」は、フォード社製V8ガソリンエンジンを装備したタイプ
・ 「M4A4」は、コンチネンタル社製30気筒ガソリンエンジンを装備したタイプ
●このように生産のマスプロ化に成功した「M4中戦車」シリーズは各型あわせて4万両以上の生産を実現、アメリカ軍のみならず、イギリス軍及びイギリス連邦軍、ソ連軍、中国軍などにも供与が行われ、連合軍の勝利に大きく貢献しました
●中戦車「M4」は、溶接車体を採用した車輌で、「M4中戦車」シリーズの原型となったタイプでありながら、実際の生産開始は最も遅くなり、1942年のチュニジア戦の頃から実戦に参加しました
●出現当時の「M4」は強力な戦車でしたが、強力化するドイツ軍の砲火や戦車に対して
徐々に防御力の不足が目立ち始め、弾薬庫が存在するスポンソン部と前部の張り出し部、砲手が位置する砲塔部に追加装甲を施すようになります
●その後、「M4中戦車」シリーズは、車体前面の形状をフラットなものへと変更した後期型車体に生産を移行しますが、既存の車両は損傷や消耗するまで運用が行われ、終戦時まで活躍したのでした
【 アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ No.005) プラモデルの内容 】
●このアメリカ軍の中戦車「M4」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●短砲身の主砲と丸みを帯びた砲塔、そして溶接型車体の「M4中戦車」初期シリーズのうち、典型的な姿の一つとなる「M4 初期型」を再現
・実車のフォルムとポイントを押さえながら、タミヤらしいシャープな造形とキレのある強弱を付けたモールドにより「M4 初期型」をスケールに沿って豊かに再現した内容となっています
●タミヤ1/48スケールMMシリーズのフォーマットを踏襲し、パーツ数を極力抑えてモールドを主体としたディテール表現により「M4 初期型」を再現、スケールモデルとして実車のポイントをしっかりと押さえていますので、気軽に本格的な戦車模型を楽しむことができます
●パーツ数を抑えていますので、ビギナーからベテランモデラーに至るまで、広いユーザーに対応し、ストレートに組んでその姿を気軽に楽しんでもヨシ、ちょっと手を加えたり、装備品を追加したりしてアメリカ戦車らしさの演出を楽しむのもヨシ、小型サイズのスケールを活かして多数を並べて連合軍の物量を体感するのもヨシと、ユーザーのスタンスに合わせて様々な楽しみ方ができるキットです
●「M4 初期型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●75mm搭載砲塔の特徴となる丸みを帯びた特徴的な砲塔形状を再現、荒れの少ない平滑な鋳造肌のアメリカ戦車らしい仕上がりを再現しています
●「75mm戦車砲 M3」の砲身は、砲身本体と砲口部の2パーツで再現
・ 防盾は一体成型のパーツで再現、同軸機銃はモールドで再現しています
・ 防盾は、基部に内蔵するポリキャップにより上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツで構成
・ 車長キューポラは一体成型のパーツで再現
・ 車長ハッチは別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
・ 薬莢排出ハッチは、周囲の張り出し部も含めて別パーツ化しています
・ 吊り下げフック、アンテナマウントを別パーツ化
・ 追加装甲は一体成型のパーツで再現、装着の有無を選択して使用します
・ 「M2重機関銃」は、機銃本体と弾薬箱の2パーツで構成
【 車体上部 】
●溶接接合の車体で、前方ハッチ部分が前に突き出した「M4 初期型」の車体上部レイアウトを再現、溶接跡は凹状のモールド、エンジンデッキのパネルやボルトなどはスケールに沿った繊細なモールドで再現しています
●車体上部は、一体成型のパーツで再現、後部パネルは別パーツ化して再現しています
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 前方機銃はマウント部も含めて1パーツで再現
・ 前照灯、尾灯、ライトガード、吊り下げフックなどを別パーツ化しています
・ 車載工具類はモールドで再現、シャベルとクランクは別パーツとなっています
・ 車体の追加装甲は1枚ずつ個別にパーツ化、装着の有無を選択することができます
【 車体下部 】
●ダイキャスト素材を使い車体下部をバスタブ状に一体成型したパーツで再現、どっしりとした重量感を楽しむことができます
・ デファレンシャルカバーと後部パネルは別パーツとなっています
・ デファレンシャルカバーは、カバー本体と固定プレート、ボルト固定部、左右の張り出し部の6パーツで再現
・ 後部パネルは一体成型となったパーツで再現、後部ハッチ、牽引装置、エアクリーナーなどは別パーツ化しています
・ エアクリーナーは1パーツで再現しており、固定フックをモールドで再現しています
●VVSSサスペンションは、前後及び上部の3パーツで再現、転輪を挟んで作製します
・ 起動輪は前後に分割したパーツで再現、内蔵するポリキャップにより回転させることができます
・ 転輪、誘導輪はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ リターンローラー、スキッドはサスペンション上部に一体成型しています
【 履 帯 】
●履帯は、一部連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成
・ 履帯は、ラバーシェブロンタイプとなる「T48」履帯を再現しています
【 アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ No.005) 塗装とマーキング 】
● 「M4 シャーマン戦車 (初期型)」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属部隊不明 (フランス/1944年夏ス)
・ 第2機甲師団 第66戦車連隊H中隊 (ノルマンディ/1944年8月)
・ 第5軍 756戦車大隊 C中隊 (イタリア/1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
【 アメリカ M4 シャーマン戦車 (初期型) (タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュア シリーズ No.005) パッケージ内容 】
・ 中戦車 M4 初期型 ×1
・ ポリキャップ ×4
・ 金属製ビス ×3
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2004年 完全新金型
●2015年 価格変更