ドイツ重戦車 タイガー1型 後期型 (第505重戦車大隊ほか)
「ドイツ重戦車 タイガー1型 後期型 (第505重戦車大隊ほか) (プラモデル) (フジミ 1/76 スペシャルワールドアーマーシリーズ No.004 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の重戦車「タイガー1」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、その「後期型」が表現されています【 「タイガー1 後期型」について 】
●ドイツでの重戦車での開発は戦前から行なわれていましたが、本格的な開発計画が開始されたのが1941年5月です
●この計画によって1942年7月から生産が開始されたのが「タイガー1」であり、従来の戦車と一線を画したこの重戦車は、攻撃力、防御力共に当時の各国の戦車を凌駕した性能を誇りました
●この「タイガー1」は各戦線で活躍、連合軍戦車に対してその圧倒的な強さを発揮して、伝説的な存在となります
●しかし、その重量の関係から、トランスミッションなどの負担が大きく、戦闘以前に失われる場合が多かったのも事実です
●一方、ドイツ戦車は戦訓と生産性の向上などから、度々仕様変更が行なわれました
●「タイガー1」も例外ではなく、1943年7月からは車長キューポラの形状が変更された中期型が登場、1944年の初めからは鋼製転輪が装備された後期型が生産されます
・ 鋼製転輪は、ゴム資源の節約のために採用され、転輪の内部に少量のゴムが使用されています
●また、1943年の秋からは吸着地雷への対抗策としてツィンメリットコーティングが全装甲車両に塗布されるようになり、「タイガー1 後期型」はその生産時期から全車輌に同コーティングが施されています
・ その後、連合軍側が吸着地雷を使用しないことが判明すると、コーティングは廃止されました
●この「タイガー1 後期型」は、ノルマンディ戦などで活躍、「タイガー1」の伝説に新たな1ページを築くこととなりました【 「ドイツ重戦車 タイガー1型 後期型 (第505重戦車大隊ほか)」のキット内容について 】
●この「タイガー1 後期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「タイガー1 後期型」をシャープに再現、ミニスケールらしく細部は一体成型化されていながらも、実車のポイントがしっかりと押さえられた内容となっています
●また、このスケールとしては良質なフィギュアが2体付属しており、ジオラマでの展開を楽しむことができるでしょう
●キットは、パッケージに描かれた「赤い騎士」の第505重戦車大隊の他に、ノルマンディ戦で活躍したSS第101重戦車大隊のマーキングを再現したデカールも付属しています
●「タイガー1 後期型」は、砲塔、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●砲身は、一体成型となっています
・ マズルブレーキ部は左右分割式です
●防盾は1パーツで構成され、照準口は単眼式となっています
・ 防盾は上下可動式です
●砲塔は、左右分割式で、天板は別パーツとなっています
・ 車長キューポラは天板パーツに一体成型されています
・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ エスケープハッチは別パーツです
・ 予備履帯は、1枚ずつが分割されています
・ 後部のゲベックカステンは上下分割式です
●車体上部は、一体成型されており、戦闘室前面板は別パーツです
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは上部パーツにモールドされています
・ 車載工具類は上部パーツにモールドで再現され、牽引シャックル、消火器は別パーツとなっています
・ 牽引ワイヤーの後半分は別パーツにて再現
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ サアスペンションアームは側面パネルと一体成型されています
・ 排気管は、装甲カバー部と一体成型され、上部の排気カバー部は別パーツです
・ 排気管の後部のカバーは別パーツにて再現
・ ジャッキ、牽引シャックルは別パーツとなっています
●履帯はプラパーツによる一部連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は3枚ずつが繋がった状態のパーツで構成されています
●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第505重戦車大隊(ロシア / 1944年6月)
・ 第505重戦車大隊(東部戦線 / 1944年夏)
・ SS第101重戦車大隊 007号車(フランス / 1944年8月)
・ SS第101重戦車大隊 第2中隊 221号車(フランス / 1944年8月)
・ 第506重戦車大隊 第1中隊(東部戦線 / 1944年3月)
・ グロス・ドイッチュランド装甲擲弾兵師団 第13中隊(東部戦線 / 1944年7月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●2010年 再販アイテム