Sd.Kfz.2 ケッテンクラート w/野砲
「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート w/野砲 (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6114 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の小型ハーフトラック「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」とロケット砲「ラケーテンヴェルファー 43」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」を操縦する山岳猟兵のフィギュアが1体付属しています
【 「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」について 】
●ドイツ軍は、第2次世界大戦前から降下猟兵(空挺部隊)に注目、電撃戦では降下猟兵を効果的に運用し、ドイツ軍の進撃を大きく助ける役割を果たします
●ただ、降下猟兵部隊を空輸できる車両・火砲は限られており、また、一旦降下した後は機動力、火力共に充分な装備をすることができないのが欠点でした
●1936年、ドイツ軍はこの降下猟兵部隊用に火砲の牽引が可能な小型車両の開発を「NSU」社に指示、これを受けて「NSU」社が開発したのが「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」です
●「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」は小型のハーフトラックであり、ドイツ式のハーフトラックとして、緩やかな旋回には前輪による操舵、一定の角度以上になると自動的に左右の起動輪の一方にブレーキを掛けて曲がるようになっていました
●「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」は履帯走行による機動性能の高さから将兵に好まれ、1941年から1944年までに8345両を生産、当初予定していた降下猟兵部隊だけではなく、機動力を必要とする部隊を中心に様々な部隊へと配備されています
【 「ラケーテンヴェルファー 43」について 】
●ドイツ軍はチュニジア戦においてアメリカ軍の対戦車ロケット砲「ロケットランチャー M1」を捕獲します
●ドイツ軍はこの「ロケットランチャー M1」を参考として口径を拡大した「パンツァーシュレック」を開発、対戦車兵器として広く使用しました
●同様に、砲架を備え、より射撃精度の向上と継続射撃に適した「ラケーテンヴェルファー 43」(愛称「プップフェン」)を開発します
●この「ラケーテンヴェルファー 43」は、「パンツァーシュレック」と同じ口径のロケット弾を使用する小型火砲で、「パンツァーシュレック」のような後方開放状態ではなく、閉鎖器で砲尾を閉じて発射するのが特徴です
●「ラケーテンヴェルファー 43」は、この発射機能により射程距離700mという性能を持っていましたが、「パンツァーシュレック」のように携行できる兵器ではないことから使い勝手が悪く、少数の生産に終わっています
【 「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート w/野砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍の小型ハーフトラック「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」とロケット砲「ラケーテンヴェルファー 43」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●本キットには
・ Sd.Kfz.2 ケッテンクラート ×1
・ ラケーテンヴェルファー 43 ×1
・ 山岳猟兵フィギュア ×1
をセットしています
【 Sd.Kfz.2 ケッテンクラート 】
●「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」は、「前輪部」「エンジン」「車体」の各ブロックで構成しています
●「前輪部」は、「フェンダー」及び「フォーク」を左右に分割したパーツで構成、「前輪」を挟んで接着して作製します
・ 「前輪」は一体成型のパーツで再現
・ 「前照灯」は前後に分割したパーツで再現
・ 「ハンドル」「ノテックライト」はそれぞれ一体成型のパーツで再現しています
・ 前輪基部は3パーツで構成、軸の部分を接着しないことで、前輪部のステアリングを可動とすることができます
●「エンジン」は、左右に分割したパーツで再現、「キャブレター」などは別パーツとなっています
・ 「操縦席」「変速レバー」などを別パーツ化
●「車体」は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化しています
・ 車載装備品は、装備品本体と固定具で構成
・ 「起動輪」は前後に分割したパーツで再現
・ 「転輪」は、1枚ずつ個別にパーツ化しています
●「履帯」は、「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」用のラバーのパッドが付いたシングルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯で再現
【 ラケーテンヴェルファー43 】
●「ラケーテンヴェルファー 43」は、「砲身」脚部」の2ブロックで構成しています
●「砲身」は一体成型のパーツで再現、砲口部分は別パーツ化しています
・ 「砲尾」は3パーツで構成、「閉鎖器」は閉じた状態となります
・ 「砲架」は左右に分割したパーツで再現、「砲身」を挟んで接着します
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現しています
●「脚部」は、「脚」に「タイヤ」や「牽引装置」などを取り付けて作製します
・ 「脚」「タイヤ」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、「タイヤ」のホイールの肉抜き穴を開口しています
・ 「牽引装置」は前後に分割したパーツで再現
・ 「クリーニングロッド」などを別パーツ化しています
【 フィギュア 】
●山岳猟兵のドライバーのフィギュアが1体付属しています
・ 操縦席に座り、両手でハンドルを持っているポーズ
・ 服装は、山岳猟兵用の防寒服「ヴィントブルセ 1942年型」を着用、「山岳帽」を被った姿です
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで再現しています
・ フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したオーソドックスなパーツ構成です
【 「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」の塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第7降下猟兵連隊 (チュニジア / 1941年)
・ 第1山岳猟兵師団 (1943年)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「Sd.Kfz.2 ケッテンクラート w/野砲」のパッケージ内容 】
・ Sd.Kfz.2 ケッテンクラート ×1
・ ラケーテンヴェルファー 43 ×1
・ 山岳猟兵フィギュア ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1