第三帝国の要塞 -第二次大戦におけるドイツの防衛施設及び防衛体制-
「第三帝国の要塞 -第二次大戦におけるドイツの防衛施設及び防衛体制- (本) (大日本絵画 戦車関連書籍 )」です
●第2次大戦前から始められたドイツ国境の要塞化とその後に至る防衛体制を解説した書籍、「第三帝国の要塞 ~第二次大戦におけるドイツの防衛施設及び防衛体制~」です
●1930年代、ドイツ陸軍は国境線を要塞化すべく西方防壁の建築に着手しました
●1940年代にはドイツは占領地のいたる所に要塞防衛戦を構築し、さらに新たな防衛体制を確立しようとしていました
●そこで英仏海峡の海岸線に大西洋防壁を建設しましたが、それはノルウェーの極北地方からフランコ政権下のスペイン国境まで達する長大なものとなり、これはさらにUボートブンカーと重砲台によって補強されました
●一方、帝国領土は夜間戦闘機部隊と高射砲部隊からなる複雑な防空体制によって固められました
●やがて空襲から国民と軍を保護するため、ドイツの諸都市には巨大なブンカーが建設されることになります
●1943年、ヒットラーはソヴィエト軍の進撃を食い止めるためにも有力な防御施設が必要であることにようやく気づきます
●翌1944年のソ連軍の夏季大攻勢後、一昔前に作られた旧要塞群を補完するため、多数の新型要塞を導入した新東防壁が構築されます
●さらに、南方から迫る連合軍に対しても、特別防衛陣地がバルカン半島とイタリア本土の各地に構築されます
●こうして、自らの帝国を守るため、ヒットラーが要塞化した地域は歴史上類をみないほどの大規模なものとなりました
●本書は、その全貌を図版と解説によって解き明かす世界最初の出版物です(本書帯裏書より)
●内容目次
第1章 黎明期
第2章 第二帝国の廃墟から
第3章 帝国の再軍備と要塞化
第4章 勝利への電撃戦 1939~1942年
第5章 撤退の日々 1942年~1944年
第6章 絶望と敗北 1944年~1945年
本文の間に解説コラムあり
付録 1~4
用語一覧
参考文献
●全351ページ/テクニカルイラスト120点、記録写真130点収録(全てモノクロ)
●著者:J・E・カウフマン/H・W・カウフマン
●訳者:平田光夫
●発行日:2006年8月3日