ドイツ 10.5cm 突撃榴弾砲 42 Ausf.G
「ドイツ 10.5cm 突撃榴弾砲 42 Ausf.G (プラモデル) (ドラゴン 1/72 アーマー シリーズ No.7284 )」です
●第2次世界大戦時における「3号突撃砲G型」の歩兵支援型である「10.5cm 42式突撃榴弾砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「3号突撃砲G型」の背の低いフォルムに、「10.5cm榴弾砲」を搭載した迫力有る姿を楽しめる内容となっています
●「3号突撃砲」とは、当初は歩兵を支援する兵器としての役割を持つ車両としてドイツ軍により開発されました
●この「3号突撃砲」は、「3号戦車」から砲塔を撤去、戦闘室に直接に砲を搭載することで、狭い砲塔に積むよりも大型の砲を積むことができました
●この為、「3号戦車」と比べて車高が低く、砲塔を持たない関係で、生産コストが安いというメリットも有りました
●「3号突撃砲」は、「突撃砲大隊」の主装備として戦場に登場、当初の目的通りに歩兵の支援に活躍しました
●また、装備する「24口径75mm砲Stu37」は、単砲身ながら或る程度の対戦車能力を持ち、対戦車戦にも存在感を表し、特にその低シルエットは戦車戦に有効であることが注目されることとなります
●そこで、より対戦車能力の高い長砲身砲を搭載した「3号突撃砲F/8」が生産、そしてより進化した「3号突撃砲G型」が作られます
●この「3号突撃砲G型」は「48口径75mm砲StuK40」を搭載、最大装甲厚は80mmと、ソ連軍の「JS-2」重戦車を除く連合軍戦車に対し、有利に戦える能力を誇っていました
●「3号突撃砲G型」の生産は1942年12月から始まり、敗戦時までに8400両余りが作られ、突撃砲部隊はもとより、戦車不足の戦車部隊にも配備され、ドイツ機甲部隊戦力の重要な一翼を担いました
●また、本来の歩兵支援任務向けに、より大口径砲の「105mm榴弾砲」を搭載するタイプも作られ、これは「10.5cm 42式突撃榴弾砲」と呼ばれ、各「突撃砲大隊」に分散配備されています
・ この「105mm榴弾砲」は、装甲貫通能力の高い「成型炸薬弾」も用意されており、対戦車戦闘も可能でした
●この「10.5cm 42式突撃榴弾砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、同社が誇るディテール再現力が発揮され、ボルト、溶接跡など1/72スケール以上の細かな表現が施されています
●また、ミニスケールらしく適度な省略によりパーツ数が抑えられ、非常にメリハリ感の在る内容となっています
●砲身は、マズルブレーキを含め一体成型で、スライド式金型により砲口が開口処理されています
・ 角型防盾は前後2分割式
・ 防盾内側の砲身基部もパーツ化
●車体上部の主要躯体は、前部、戦闘室、エンジングリル及び左右のフェンダーのパーツ分割となっています
●戦闘室は、一体成型となっており、前面装甲は別パーツです
・ 車長キューポラ、砲隊鏡、スモークディスチャージャー、ベンチレーター、アンテナ基部は別パーツで再現されています
・ 照準器も別パーツで、スライド式金型により対物レンズ部が開口処理されています
・ 車長ハッチ、装填手ハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 装填手用の機銃防盾もパーツ化されています
●エンジングリル部は、上部に存在する通気口カバーが別パーツとなっています
●ジャッキ、ジャッキ台、牽引ワイヤー、バール、ハンマー、ワイヤーカッター、消火器、車間表示灯などは別パーツで再現されています
・ 工具類の固定具のクランプも、モールドで再現
●車体下部は、バスタブ式で一体成型されています
・ 車体後部のマフラーは、排気口が開口されています
・ サスペンションアームは車体と一体成型
・ ショックアブソーバーは別パーツ
・ 各転輪は左右分割式です
・ 上部転輪は、左右が一体成型
●履帯は、接着、塗装が可能なDS素材によるベルト式です
・ 履帯パーツは、スケールに沿った表現となっており、履帯の厚みが薄く成型されています
●エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属
●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明(ドイツ / 1945年)
・ 所属不明(アルデンヌ / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製