イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート
「イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.296 )」です
●「イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の主力戦車である「M13/40」を再現したキットです
●クラシカルな足周りにリベット接合の装甲板を持つ「M13/40」を再現、列強国の戦車と比べて若干か弱さを感じるイタリア戦車の独特な魅力が表現されています
【 イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート について 】
●第2次世界大戦勃発時、イタリア軍の戦車戦力の主流は、機銃を主装備とした「L3 カーロ・ベローチェ」でした
●この戦車は、イギリスの「ガーデンロイド機銃車」をベースとしており、戦車としては貧弱で、車体も小型なために発展型を作るのも不可能でした
●そこで、開発されたのが中戦車「M11/39」で、大型の車体に機銃用の砲塔を搭載、主砲の「37mm戦車砲」は車体に半固定式に装備されていました
●しかし、この「M11/39」はあくまでも大型の旋回砲塔を持つ本格的な中戦車の登場までの「つなぎ」的役割であり、この戦車の生産が開始されると直ちに後継車両の開発が進められます
●それにより誕生したのが「M13/40」で、1940年から生産が開始され、大型砲塔に「47mm戦車砲」を搭載、副武装として機銃を3丁もしくは4丁を装備していました
●この「M13/40」は、車体構造がリベット接合で、被弾時の衝撃に弱く、また、車体側面の乗降用ハッチは大きなウィークポイントでしたが、搭載する「47mm戦車砲」は当時の戦車砲としては強力で、対峙するイギリス戦車に脅威を与えました
●同車は、北アフリカ戦、ユーゴスラビア侵攻などに参加、イタリア戦車部隊の中核として活躍しましたが、大戦も中期となると非力さが目立つようになり、連合軍戦車相手に苦戦を強いられます
●イタリア休戦後は、ドイツ軍に接収され、同軍もしくは北イタリアの「イタリア社会共和国」軍で使用されました
●また、ドイツ軍で使用された車両はイタリア周辺に限らず、第2戦級部隊を中心としてベルリン戦などにも投入され、大戦終了まで使われ続けています
【 イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.296) プラモデルの内容 】
●この「M13/40 カーロ・アルマート」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●「M13/40 カーロ・アルマート」は、タミヤMMシリーズの傑作キットの旧版「M13/40」をベースに一部金型改修と、新規パーツの追加が行われており、同シリーズの模型としての楽しさや作り易さを追求しながらも、ディテールなども細かく表現されており、気軽且つ精密感豊かに戦車モデルを楽しむことができる内容となっています
●砲身は、プラパーツと金属製パーツとが付属しており、選択して使用できます
・ 金属製パーツは砲口が開口処理されています
・ 砲身は上下方向に可動します
●砲塔は、上部、下部、前部の3パーツで構成されています
・ 上部のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 対空用機関銃が付属、対空照門を再現するエッチングパーツが付属しています
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体上部は、前部及びエンジングリル、戦闘室の各ブロックで構成されています
●前部及びエンジングリルブロックにはフェンダーが一体成型されています
・ マフラーは左右分割式です
・ 工具類は個別にパーツ化され、固定具も別パーツで再現
・ トランスミッション点検用ハッチの把手は別パーツとなっています
●戦闘室ブロックは、各パネルと組み合わせる箱組み方式となっています
・ 側面のハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
●車体下部は、側面と底面とがバスタブ式に一体成型されており、前面、後面パネルは別パーツとなっています
・ 各サスペンションユニットは左右分割式で、上部の板バネ、ボルト部が別パーツで再現されています
・ 起動輪は、内蔵させるポリキャップにより可動します
●履帯はプラパーツによる接着連結式で、上部と下部の直線部は数枚が繋がった状態、前後の曲線部は2枚ずつが分割されたパーツとなっています
・ 履帯上部は、上部転輪による履帯の弛みが表現されています
【 イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.296) 付属アクセサリー 】
●砲塔上のハッチに座る戦車長のフィギュア1体と、立ち姿の将校のフィギュア1体の合計2体のフィギュアが付属しています
・ 旧版の「M13/40」のランナーに含まれる片手を挙げた姿の戦車長フィギュアも1体付属しています
●フィギュアの服装は、戦車長が戦車用コートに戦車帽を被っている状態、将校は熱帯用の「サファリアーナ野戦服」に略帽を着用、ブーツを履いた姿となっています
●フィギュアは、頭部、脚部を含む胴体、両腕のパーツ構成です
●各「フィギュア」のポ-ズについて
・ 戦車長のフィギュアは、ハッチに腰を掛けて右手をハッチ上に、左手を膝に置いているポーズです
・ 将校のフィギュアは、片手で双眼鏡を持ち、もう一方の手を腰に当てているポーズとなっています
●フィギュア用の装備品が付属
・ 双眼鏡 ×2
・ 拳銃ホルスター ×2
・ ゴーグル ×2
●フィギュアの階級章などを再現したデカールが付属しています
●ナンバープレート、銘板、照門などを再現するエッチングパーツが付属
●アクセサリパーツとしてジェリカン4個と木箱1個が付属しています
【 イタリア中戦車 M13/40 カーロ・アルマート (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.296) 塗装とマーキング 】
●マーキングは、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第132アリエテ機甲師団(北アフリカ戦線)
・ 第133リットリオ機甲師団(北アフリカ戦線)
・ オーストラリア軍捕獲車両(北アフリカ戦線)
●説明書の塗装例に基づく、所属記号、所属番号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2008年 新規パーツ追加キット