ドイツ 3トンカーゴトラック kfz.305
「ドイツ 3トンカーゴトラック kfz.305 (プラモデル) (タミヤ 1/48 AFV スケール限定品 No.89782 )」です
●「ドイツ 3トンカーゴトラック kfz.305」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍は、第1次大戦の敗北後、直ちに補給部隊の機械化に着手しました
●当初、ドイツ軍には雑多な種類に及ぶ民間用のトラックが採用されていましたが、その後、合理化や生産性の拡大、そして整備の問題から、「軽」、「中」、「重」の3クラスに分け、それぞれ車種を絞った車両の一本化が図られました
●この「中」クラスのカテゴリーの中で最も代表的な車両は「オペル・ブリッツ」で、1931年には試作車両が完成、1935年からは生産が開始され、1944年7月までにドイツの軍用トラックとしては最大数の約78000両が作られました
・ その他、ハーフトラック型の「マウルティア」や、「ボックスキャビン型」「燃料補給車」などの派生型も多く、シリーズ合計では13万両近くが生産されています
●「オペル・ブリッツ」は、その高い輸送能力や優れた走破性、整備性の良さなどから、陸軍などの地上軍に止まらず、空軍や海軍、準軍事組織、そして民間用にと、戦場だけでは無く、ありとあらゆる場所で使用されました
●地上軍に配備された「オペル・ブリッツ」は、兵員や弾薬、燃料などの輸送任務、時には電撃戦に代表されるドイツ機械化部隊の「足」として、そしてドイツ機甲部隊に血流を流す「血管」としてもドイツ軍を支え続けました
●このドイツ軍で運用された3トンカーゴトラック「kfz.305 オペル・ブリッツ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットの中身は「イタレリ」製、タミヤ製の解説書が付属した限定版キットとなります
●「ドイツ3トンカーゴトラック」は、イタレリ特有の繊細なモールド、車両大国であるアメリカのトラックと比べて、華奢な印象を受ける「ドイツ 3トンカーゴトラック」の独特なフォルムが豊かに再現されています
●足まわりやキャビン内部も立体感あふれる仕上がりとなっています
●シャーシは、メインフレームがプラスチックによる一体成型パーツで出来ており、これにサスペンションやキャビン、荷台を取り付けて行くような構成となっています
・ メインフレームと、キャビン、荷台部分との取り付けは固定用の金属製のビスが用意され、ジオラマ等でアクセサリーを満載にした場合でも、その重さによって荷台が外れることが無い工夫がされています
●複雑な構造のデファレンシャル部は2パーツ、そして操向装置は1パーツと、極力パーツ数を控えており、組み易い内容です
●タイヤは、ゴムの部分はラバー製パーツで再現
・ 前輪2輪、後輪2組×2輪と、予備タイヤの合計7つが付属しています
●キャビン及びエンジンルームは、主要なパーツとして前面、側面、後面、上面、底面の計6パーツにより構成、全ての窓にはクリアーパーツが用意されています
●荷台の主要部分は、前後面、側面、底面の計5パーツで構成されています
・ 荷台の幌は展開した状態と折りたたんだ状態とを選択して使用することが可能です
・ 荷台の中央部には、兵員用の椅子と思われる板状のパーツが用意されおり、荷物を積んだ状態を再現する場合は、この板状のパーツは取り付けない方が良いでしょう
●マーキングは、4 種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ空軍 第1地上攻撃航空団 第8対戦車中隊 (1942年/ロシア ハリコフ)
・ ドイツ陸軍 第8山岳猟兵師団 (1945年 2~4月/イタリア ボローニャ)
・ ドイツ陸軍 第21戦車師団 (1942年/ 北アフリカ)
・ ドイツ陸軍 第19戦車師団 (1943年/ ロシア クルスク)
●説明書のマーキング指示に基づいた車体番号、部隊記号、戦術マークなどを再現したデカールが付属
●2008年 完全新金型
●限定品
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●あらゆる戦線で使われたトラックだけに、1/48のAFVモデルのジオラマシーンに欠かすことのできない存在です
●ドイツ空軍でも数多く使われたので、タミヤの「Pkw.K1 キューベルワーゲン 82型」や「ドイツ航空機用電源車 ケッテンクラート牽引セット」などと一緒に1/48の航空機モデルと組み合わせても面白いでしょう、ドイツ軍飛行機モデルに、より「使用感」や「雰囲気」がプラスされると思います
●イタレリの「ドイツ 3トン カーゴトラック」は1/35スケールのキットが存在しますが、このキットは、1/35のキットのスケールダウンでは無く、1/48スケールオリジナルで設計されたものです