ドイツ重戦車 キングタイガー (ポルシェ砲塔)
「ドイツ重戦車 キングタイガー (ポルシェ砲塔) (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.169 )」です
●「ドイツ重戦車 キングタイガー (ポルシェ砲塔)」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の重戦車「キングタイガー」を再現したキットで、「ポルシェ砲塔」を搭載したタイプが表現されています
●直線的なデザインの車体に、曲面で構成された砲塔を持つ「キングタイガー(ポルシェ砲塔)」を再現、その優美なシルエットにより、「ヒトラー」から「世界で一番美しい戦車」と言わし召した姿が表現されています
●第2次大戦時の戦車メーカーである「ポルシェ」社は1940年頃から重戦車の開発を行なっていましたが、1941年5月26日、ヒトラーも含めた会議により重戦車「タイガー1」に関しての性能要求が指示され、同社はその試作車である「VK.45.01(P)」を完成、「ヘンシェル」社の試作車輌「VK.45.01(H)」と「タイガー1」としての制式採用を競うこととなります
●この5月26日の会議では、より高い貫通能力を持つ長砲身の「88mm砲」を搭載する車輌の開発も指示されており、「ポルシェ」社はこれにも応じ、「VK.45.01(P)」をベースに開発が進められ「VK.45.02(P)」の名称を与えられました
●同車は「VK.45.01(P)」の駆動系を踏襲、ガソリンエンジンにより発電を行い、その電力でモーターを駆動させる方式が採られていましたが、この複雑な機能のために機動性に問題が有るとして不採用が決定されました
●一方、「ヘンシェル」社では「タイガー1」の後継車両として「VK.45.01(H)」のコンjポーネントを流用した「VK.45.03」を開発、これが後の「キングタイガー」の車体へと発展することとなります
●ただし、「VK.45.02(P)」は先行量産により砲塔が50基製造されており、「キングタイガー」用の砲塔へと流用、これが「キングタイガー(ポルシェ砲塔)」となります
●しかし、この砲塔はその曲面形状により跳弾が発生し易く、車体上部へと被害が及ぶことが懸念され、また生産性も悪く、そのため直線形状に変更された「ヘンシェル型」砲塔が以後の車両に搭載されました
●この「キングタイガー (ポルシェ砲塔)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●タミヤMMシリーズのコンセプトである組み立て易さが考慮されながらも、モールドはシャープでメリハリが有り、「キングタイガー(ポルシェ砲塔)」の佇まいが的確に表現され、模型としての楽しさや実車の持つ魅力や迫力を気軽に味わうことができる内容となっています
●砲身は左右分割式となっています
・ 砲身はワンピース型が再現されています
・ 砲身は金属ビスにより上下可動式です
●砲塔は上下分割式となっています
・ 車長及び装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 排莢ハッチは別パーツです
・ ベンチレーターは防水カバーの無い通常のタイプとなっています
・ 後部のエスケープハッチは別パーツとなっています
・ 対空機銃及び機銃架が付属
●車体上部は、前部フェンダーを含めて一体成型となっています
・ 前方機銃マウント部は別パーツです
・ 操縦手、無線手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 左右のサイドフェンダーは、それぞれ1パーツで構成されています
・ エンジン点検ハッチは別パーツとなっています
・ エンジングリルの防護ネットは、プラパーツと付属のナイロンメッシュで作製します
・ 履帯交換ワイヤー及び牽引ワイヤーは、それぞれ1パーツで構成されており、固定具、クリーニングロッドが一体成型されています
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されており、後部パネルは別パーツとなっています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 起動輪、誘導輪は内蔵するポリキャップにより可動式します
・ 履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式となっています
●車長のフィギュアが1体付属しています
・ フィギュアは、車長キューポラから上半身を出し、右腕をキューポラの縁に置いているポーズです
●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第503重戦車大隊 第3中隊(西部戦線 / 1944年)
・ 第503重戦車大隊 第3中隊(東部戦線 / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています