ミリタリー・クラシックス Vol.24
「ミリタリー・クラシックス Vol.24 (雑誌) (イカロス出版 ミリタリー クラシックス (MILITARY CLASSICS) No.024 )」です
(2009年1月21日発売分)
●巻頭特集は「忠勇義烈の古兵 3号戦車と3号突撃砲」
・ 1930年代中盤、ドイツ陸軍は第1次大戦の屈辱を経て、ようやく復活を果たしつつありました
・ そして次なる戦いでドイツ装甲部隊の中核となる目されたのが、対戦車戦闘を主眼として開発された「秘匿名称ZW=3号戦車」でした
・ この「3号戦車」の車体をベースに緒戦では歩兵支援を、後には対戦車戦闘までもこなすことになる「3号突撃砲」が生まれることになります
・ 大戦前半の電撃戦において主役となったものの、常に火力の不足に悩まされ続けた「3号戦車」でしたが、走攻守のバランスの取れた「主力戦車」という概念に先鞭をつけた名戦車であることは間違いがありません
・ そしてこの「3号戦車」をベースとした「3号突撃砲」も、大戦後半、火力不足に悩むドイツ軍の危機を救った傑作戦車であり、印象的な低いシルエットとあいまって、現在も非常に高い人気を誇る車輌です
・ 「重戦車」たちに比べながら地味ながら、真の意味でドイツ陸軍を支えた不屈の名車である「3号戦車」「3号突撃砲」シリーズの泥臭くも心を打つ戦いの真実を、名場面を再現した迫力のバトルイラスト、精密CGを駆使したメカニック解説、電撃戦の栄光から旧式となってなお第一戦に留まり続けた苦闘の戦歴、大好評「なってみよう」シリーズなどの項目を通じて探ります
●第2特集は「栄光なき死闘 太平洋海上護衛戦」
・ 太平洋戦争の開戦後、瞬く間に南方の資源地帯を制圧した帝国陸海軍
・ だが、帝国海軍は資源を本国に輸送する船団の護衛に関しては、それほど重要視せずに戦闘艦の充実に力を注いでいました
・ 大戦中盤以降、海上の戦闘の主導権をアメリカ海軍に握られるにつれ、アメリカの潜水艦、そして航空機が日本の輸送船団に襲いかかることになり、重要な補給物資が次々と太平洋に沈むことになります
・ これに対し、帝国海軍も海上護衛隊を設置することになりますが、その戦力の増強も間に合わず、大戦末期には日本への海上輸送はズタズタに切り裂かれ、海洋国である日本の命脈が絶たれてしまうのです
・ 本特集では、連合軍の水上艦、潜水艦による攻撃から海上輸送路(シーレーン)を護る「海上護衛隊」を特集
・ 護衛艦などの登場兵器、戦力比較、戦略・戦術、戦史といった多様な視点から紹介します
●好評連載
・ 陸軍航空隊 蒼天録
・ ミリタリー人物列伝
・ クラシック軍装研究室
・ 奮闘の航跡 この一艦
・ もしも WEAPON
・ ミリクラ流 博物館探検隊
・ Viva! 知られざるイタリア軍
・ マンガ戦車戦史
など
●AB判