クォード ガン トレーラー M55 (12.7mm 4連装対空機関銃・牽引式)
「クォード ガン トレーラー M55 (12.7mm 4連装対空機関銃・牽引式) (プラモデル) (ドラゴン 1/35 '39-45' Series No.6421 )」です
●日本陸軍が開発・運用した各種船艇を解説した資料集です
●上陸用の舟艇はもとより、潜水艇、対潜空母、そして海上用の火点に至るまで、日本陸軍が開発もしくは運用した各種船艇を網羅、1艦ごと写真と図面を交えて詳細に解説した内容となっています
【 「日本陸軍の船艇 上陸用、輸送用、護衛用、攻撃用各船艇から特殊船まで」の概要 】
●明治維新後、日本は初めての国軍「陸軍」と「海軍」を編成、この「陸軍」と「海軍」は緊張と戦争を経験するごとに兵力を増やし、太平洋戦争開戦時の日本は、世界有数の戦力を持つ一大軍事国家となっていました
●日本の「陸軍」と「海軍」は全くの別の軍隊組織であり、「空軍」や「海兵隊」というような他の軍事組織を持たなかったことから、この2つの組織の縄張り争いは相当に深刻な状態でした
●日清戦争時から上陸作戦は頻繁に行われており、「陸軍」にとって作戦ごとに海上輸送用の艦艇を「海軍」から借りるのは、命令系統の都合上極めて不便であり、陸軍独自に上陸用の舟艇を保有するようになったのが、「陸軍」の船艇の始まりでした
●太平洋戦争の開戦は、仮想敵国をソ連としていた「陸軍」にとって大きな方針転換を迫られ、特に南方での島嶼を巡る戦いにおいては、「陸軍」独自に扱うことができる船艇の必要性が一気に高まりました
●また、太平洋戦争の中盤以降は、アメリカ海軍の潜水艦による被害が増大、「陸軍」の部隊や武器、そして補給物資の輸送が大きく脅かされ、「海軍は頼りにならない」との見識から「陸軍」独自の船艇の開発も活発になっています
●ただ、これはあくまでも「陸軍」からの見方で、常識的な観点からは艦艇開発のノウハウや運用実績を持っている「海軍」からの協力を得る方が極めて効率的、効果的であり、「海軍」の目からは奇異とも写る船艇を「陸軍」は開発、運用しました
●もっとも、「陸軍」の作戦行動に沿った形で開発された船艇の中には、実際に極めて有用なものもあり、そして世界に先駆けて強襲揚陸艦という形態を生み出すことにも成功しているのです
●本書「日本陸軍の船艇 上陸用、輸送用、護衛用、攻撃用各船艇から特殊船まで」では、この「陸軍」が開発もしくは運用した大小船艇を解説した資料集です
●収録している船艇の種類は、上陸作戦用の発動艇、これを守る装甲艇や連絡艇、これらを運ぶ特殊船のほか、島嶼間の物資輸送を担う輸送艇、潜水輸送用の「◯ゆ(まるゆ)」艇、特攻的攻撃艇といえる肉薄連絡艇など多岐にわたります
●各船艇は1種ごと、写真と図面とを交えて詳しく解剖、運用中や細部が分かるものなど基調な写真も多く含まれています
●小国の海軍並みの船艇を保有した「日本陸軍」、その船艇を網羅した資料的に極めて貴重な一冊となっています
【 「日本陸軍の船艇 上陸用、輸送用、護衛用、攻撃用各船艇から特殊船まで」の内容目次 】
●第1章 上陸用船艇
・ 鋼製大発動艇
・ 小発動艇
・ 木製大発動艇
・ 組立て式大発動艇
・ 折畳式大発動艇
・ 特大発動艇
・ 大型発動艇
・ 個人用上陸艇 (5式軽上陸艇甲/乙)
・ 機動艇 (ES艇、SS艇、SB艇)
・ 特殊船
●陸軍船艇比較図 その1 (1/500スケール)
●陸軍船艇比較図 その2 (1/200スケール)
●あきつ丸の着船指揮灯について
●陸軍船艇の塗装
●第2章 輸送船艇
・ 高速輸送艇
・ 小輸送艇
・ 潜航輸送艇
●第3章 護衛船艇
・ 装甲艇
・ 高速艇 甲/乙
・ 大型護衛艇
・ 小型護衛艇
・ 駆逐艇 (カロ)
・ 対潜空母
●第4章 攻撃艇
・ 4式連絡艇 (○レ)
・ 五式連絡艇 (戊型連絡艇)
・ 指揮艇 (ケ装置付き連絡艇)
・ 雷撃艇・砲撃艇 (連絡艇巳2型、3型)
・ 半潜攻撃艇 (○せ)
・ 小型潜航攻撃艇 (○せ)
・ 特火点2型、3型 (〇ト)
●第5章 その他
【 「日本陸軍の船艇 上陸用、輸送用、護衛用、攻撃用各船艇から特殊船まで」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全112ページ / モノクロ写真134点、図面93枚収録
●著者 : 奥本 剛
●発行日 : 2016年4月28日
●ISBNコード : 9784499231770