ロシア KV-1A 重戦車 1940年型
「ロシア KV-1A 重戦車 1940年型 (プラモデル) (PST 1/72 AFVモデル No.72013 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重戦車「KV-1」の「1940年型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●大戦初期においてその重装甲によりドイツ軍の脅威となった「KV-1」を再現、「1940年型」として溶接式の角張った砲塔を装備したスタイルを再現した内容となっています【 「KV-1 1940年型」について 】
●重戦車「KV-1」は、多砲塔戦車である「T-35」の後継車輌として1937年に開発が開始されました
●同時期には、「SMK」と「T-100」という2種の多砲塔戦車が試作されていましたが、多砲塔式による重量の増加の関係で装甲が厚くできないなどの問題点が露呈、単砲塔型の「KV-1」も追加して試作が行なわれます
●この3車は各種試験、そしてフィンランド戦において実戦テストが行なわれ、「KV-1」は他の2種の試作戦車よりも優位性を見せ、同車が制式採用されることとなります
●「KV-1」は、当時の各国の戦車のレベルを遥かに上回る最大装甲厚「90mm」という強力な防御力を誇り、主砲も装甲貫通能力に優れた「76mm砲」を搭載していました
●独ソ戦が開始されると、「KV-1」はその能力を発揮、当時のドイツ戦車からすると規格外とも言える防御力は、ドイツ軍を恐怖に陥れます
●「KV-1」はその重装甲を実現するために機械式トランスミッションを車体後部に搭載、このトランスミッションの配置と車体自体の重量のため、その変速操作は困難を極め、機械的なトラブルも多発しました
●このため、「KV-1」はまとまった台数を集中的に使用することが難しく、ドイツ軍から各個撃破され、更に機械的トラブルによる放棄された車両は実際に撃破された車両よりも上回ってしまうという事態となってしまいます
●この「KV-1」の強力な防御力はドイツ軍に強烈な印象を与えており、同車を撃破できる火力を持つ「タイガー 1」などの新型戦車の開発が推し進められるようになります【 「ロシア KV-1A 重戦車 1940年型」のキット内容について 】
●このソ連軍の重戦車「KV-1」の「1940年型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●1/72スケールモデルでのオーソドックスなパーツ分割、簡易金型を使用しつつも通常のインジェクションキットと遜色ないモールドを持つ成型パーツで「KV-1 1940年型」を再現、ソ連軍戦車らしい簡素な構造の車体に溶接砲塔を搭載した独特のスタイルを表現した内容となっています
●「KV-1 1940年型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「砲塔」は左右分割式で、天板と防盾基部は別パーツです
・ 砲身は一体成型となっています
・ 防盾は1パーツで構成
・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 砲塔上部のペリスコープ類はモールドにて再現
・ 砲塔側面には、溶接跡や視察口などがモールドされています
●「車体上部」は、フェンダーも含めて一体成型されています
・ 操縦手ハッチはモールドで再現
・ エンジングリル部はメッシュがモールドされています
・ 排気管は別パーツです
●「車体下部」は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型されています
●「履帯」は、一部連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は分割されたパーツで構成されています
【 塗装とマーキング 】
●「KV-1 1940年型」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる塗装例が説明書に記載されており、車体番号などを再現したデカールが付属しています