報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版
「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版 (別冊) (ガリレオ出版 グランドパワー別冊 No.02095 )」です
●「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」です
(2009年11月26日発売分)
●第2次世界大戦に登場したドイツ軍の「V1」、「V2」を含む各種誘導兵器を解説した解説及び写真資料集です【 「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」について 】
●ドイツでは、戦前において他国と比べてロケット技術が発達しており、大戦中期になると新兵器としてロケットの開発が活発化します
●また、それとは別にドイツでは科学力の発達により誘導装置の研究も行われており、この誘導装置とロケットという組み合わせにより、地対空ミサイルや空対艦ミサイルなどの「誘導兵器」が生み出されました
●この「誘導兵器」は、当初は誘導装置の様々なトラブルによりその能力を発揮できませんでしたが、徐々に精度が向上して一定の戦果を挙げることに成功、将来的には従来兵器に取って変わるものとされましたが、その前にドイツは敗戦を迎えています
●ドイツ空軍ではパルスジェット式の「V1」、ドイツ陸軍ではロケット式の「V2」という誘導兵器を開発、ドイツへの空襲の対しての報復兵器としてロンドンなどに向けて撃ち放たれ、多大な損害を与えました
●この「V1」「V2」は戦局を覆す兵器として期待されましたが、当時の誘導精度はまだ低く、ランダムに被害を与えるだけで、ドイツ敗戦への途を防ぐほどの大きな働きとはなりませんでした
●ただし、このような誘導兵器は大戦後の各国の兵器システムの構築に大きな影響を与え、特に「V2」に関しては大陸間弾道弾の始祖として、その存在意義は大きなものとなっています
●「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」では、このドイツ軍が開発した各種誘導兵器を特集、「V1」「V2」はもとより、地対空ミサイルや対艦ミサイル、そして試作や計画された各種ミサイル、更にはこれらの誘導兵器とは異なるシステムを持つ兵器「V3」を詳細に解説します
●グランドパワー誌2000年3月号別冊「第2次大戦ドイツ軍秘密兵器 (1)」と同年4月号別冊「第2次大戦ドイツ軍秘密兵器 (2)」に収録されていた「V1号」「V2号」「V3号」「誘導兵器」の記事を再編集、「V3号」部分を改訂して増補した内容となっています【 「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」の内容目次 】
●報復兵器 第1号 (V1号)
●報復兵器 第2号 (V2号)
●報復兵器 第3号 (V3号)
●誘導兵器【 「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」の内容について 】
●「報復兵器 第1号 (V1号)」 (36ページ)
・ ドイツ空軍の開発した「V1号」の機体の構造から開発過程、発射台等を解説します
・ 「V1号」による戦闘の様相や、「有人型 V1号 フィーゼラー ライヒェンベルグ計画」についても解説しています
・ 後半はフォトアルバム的に、「開発とテスト」「製造工場」「発射基地/発射台」「He111に搭載されたV1号」等の項目に区分して「V1号」のディテールを紹介します
●「報復兵器 第2号 (V2号)」 (38ページ)
・ ドイツ陸軍が開発した地対地ロケット「V2号」を、試作型である「A3型 ロケッ」トや「A5型 ロケット」等も交えて解説します
・ 「V2号」の後継となる有翼型の「A4b型」や、計画のみに終わった有人型の「A9型」についても解説
・ 後半はフォトアルバム的に、開発段階やテスト中の状況、発射手順、発射基地等を紹介します
●「報復兵器第 3号 (V3号)」 (8ページ)
・ ロンドン攻撃のためカレー近郊に設置され、その形状からムカデ砲と呼ばれ、不明な部分が多い「V3号」を解説します
・ 高圧ポンプ砲とも呼称され、砲身の中の弾丸(飛翔体)を砲身に配置された多数の炸薬により通過時に逐次加速していく構造を図も含めて解説
・ 今回は増補として解説分を差し替えるとともに図と写真を追加しています
●「誘導兵器」 (20ページ)
・ ドイツが第2次大戦中に開発した先進的兵器である、「地対地」「地対空」「空対空」「空対地(艦)」型の「ミサイル/ロケット」を、その開発過程や構造、実戦での成果等を詳しく解説しています
・ 地対地ミサイル : 「ラインボーテ」
・ 地対空ロケット : 「フェーン」 「フリーガーファウスト」 「シュメッタリング」 「ヘヒト」 「フォイヤーリリー」 「ライントホター」 「エンツィアーン」 「ヴァッサーファール」
・ 空対空ミサイル : 「ルールシュタール・クラマーX4」
・ 空対地(艦)ミサイル : 「フリッツX」 「ヘンシェルHs293/Hs294/Hs295」 「ブローム・ウント・フォースBv143/Bv246」【 「報復兵器 Vシリーズと誘導兵器 増補改訂版」の奥付 】
●版型 : A4版 / ソフトカバー
●全104ページ / モノクロ写真299枚掲載
●発行日 : 2010年1月1日
●ISBNコード : 4910135020100