ソ連 戦車兵 (1979-1988)
「ソ連 戦車兵 (1979-1988) (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35601 )」です
●1970年代後半から1980年代におけるソ連軍の戦車兵3体を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●訓練や演習時などにおいて若干リラックスしたシーンを再現した内容となっています【 「冷戦下のソ連軍の戦車」について 】
●冷戦時代、ソ連は軍拡の一途を辿り、第2次世界大戦では西側連合軍と比べて規模が小さかった空軍と海軍はアメリカに次ぐ戦力へと発達します
●陸軍においては、機械化が進み、第2次世界大戦では成し遂げられなかった歩兵の装甲化を達成、多くの装甲兵員輸送車を擁するようになりました
●戦車は、生産コストが低く、性能も当時としては良好な「T-54/55」の大量生産を行い、その後も改良拡大型の「T-62」、先進的戦車「T-64」、そして「T-64」をベースとした普及型である「T-72」という戦車を続々と開発しました
●ソ連軍では、この膨大な戦車戦力と、装甲兵員輸送車を主装備とした機械化狙撃兵部隊が戦闘団を構成して、数波に渡る攻撃兵団を形成、この圧倒的な機械化兵力による攻撃力は西側諸国に脅威を与えました
●NATO軍は、この戦車を中心とする戦力を減退させるために、戦車、対戦車ミサイル、攻撃ヘリ、航空機などの対抗手段の開発を重要視することとなったのです
●ただし、実際に戦車を運用するソ連軍戦車兵にとって、その戦車は快適なものとはとても言えず、ソ連軍の戦車は攻撃力と防御力を重視するために、乗員のスペースは最小限となり、装填手は狭い車内において、主砲から遠い位置に設置された砲弾ラックからの装填を強いられました
●また、操縦は機械式トランスミッションにより変速操作が大変であり、その操作にはハンマーが必要だったとも言われています
●冷戦後期に登場した「T-64」や「T-72」などは自動装填装置や新型のトランスミッションの採用により、改善が見られましたが、乗員のスペースの犠牲という設計方針は変わらず、戦車兵はそのような困難な環境下において練度の向上に努めたのでした【 「ソ連 戦車兵 (1979~1988)」のキット内容について 】
●この現用のソ連軍の戦車兵を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ICM社の比較的初期の製品ながら、フィギュアとしてのデッサン、欧米人らしい端整な顔立ち、服の皺の表現、そして繊細なタッチなど、現行のフィギュアキットと比べて全く遜色のない内容となっています
●訓練や演習などにおいて、若干リラックスした状態で戦車に搭乗している戦車兵と、戦車の前に立って指示を与えているシーンが表現されています
●服装は、戦車兵用のツナギを着用、戦車帽を被った姿です
・ 1970年代後半から1980年代におけるソ連戦車兵の服装で、冷戦時代後期におけるソ連軍戦車兵の代表的な姿となります
●服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、戦車帽は別パーツとなっています
・ 戦車帽は、中央部と左右側面部との3分割式です【 「ソ連 戦車兵 (1979-1988)」のフィギュアのポージングについて 】
●ソ連軍の各戦車兵のポーズは
・ 砲塔上のハッチから上半身を出し、両手でハッチを抱えて持っているポーズ
・ フィギュアの1体は、戦車前に立ち、両手で操縦手などに合図を送っているポーズ
・ 戦車のフェンダー上などに座り、片手を砲塔部に置いているポーズ
となっています
・ 頭部は、無帽の状態と戦車帽を被っている状態の2種が付属、選択して使用します
・ また、左手は下ろしている状態と戦車帽を持っている状態の2種が付属しており、頭部の状態に合わせて選択します
【 付属している装備品類 】
・ 戦車帽 ×3