ドイツ軍 E-75重戦車 ティーガー 2 C型
「ドイツ軍 E-75重戦車 ティーガー 2 C型 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.01538 )」です
●「ドイツ軍 E-75重戦車 ティーガー2 C型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドイツ軍の計画戦車である「E-75」を再現したキットです
●計画図面を元に製作された「E-75」に、「キングタイガー」用の計画砲塔を載せた姿を再現
●更に、「キングタイガー」に準じて、前後及びサイドのフェンダーを装備、計画図には無い工具類もセットされ、実戦的な仕様が表現されています
●車体は、前面が切り立って先鋭的、そして「キングタイガー」と準同型の車体デザインと砲塔に、100口径という長大な主砲を装備する姿は、大戦時における「最強戦車」を想像させるかのような迫力感在るキットとなっています
●ドイツ軍は従来の1~6号戦車シリーズとは、異なる戦車系列である「Eシリーズ」を計画しました
●これは、転輪や部品などを極力共有化し、生産効率を向上させるのが目的で、「E-10」、「E-25」、「E-50」、「E-75」、「E-100」の5車種が計画されました
・ 「E-」の後の数字は車両の重量を示すものです
●しかし、車両の開発の現場では、既存の車両の改良や強化に手一杯の状況で、新車両の開発は遅々として進みませんでした
●結局、試作までにたどり着けたのは「E-100」のみで、他の4車種は計画に終わりました
●「E-75」は、「キングタイガー」に匹敵する重量を持ち、事実上の後継車両でした
●前述の如く計画車両に終わった為に、車体のみの図面しかなく、砲塔を付けた「E-75」という完璧な姿は存在しないようです
●ただし、「キングタイガー」の後継車両という位置付けから、「キングタイガー」の戦闘力を増強する為に計画された「レンジファインダー」付きの砲塔を装備するのが定説となっており、これまでレジンキットを中心にモデル化が行われています
●この「E-75」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●計画戦車の「E-75」をキット化、砲塔は、「キングタイガー」に装備される予定だった「レンジファインダー」付きの新型砲塔を載せた状態が再現されています
●「E-75」の特徴であるサスペンションユニット、転輪配置が忠実に再現され、足周りが簡略化されながらも、ドイツ的な研ぎ澄まされたようなフォルムを兼ね備えた迫力在る姿を楽しむことができる内容となっています
●キャタピラはベルト方式、また全体を構成するパーツは少なめになっていますので、比較的容易に形を作ることが可能となっています
●砲塔の主要部は、上部、前部、底板の3分割で構成され、「レンジファインダー」部は別パーツとなっています
・ 砲塔上部には、各部の溶接跡がモールドされています
・ 砲塔上のベンチレーターは、通常のタイプと防水カバー付きとが付属、選択して使用できます
・ 装填手ハッチ及び後部のハッチは裏面もディテールが再現されており、開閉状態を選択できるようになっています
●車長用キューポラは、上下2分割によりペリスコープカバー内側の装甲部分が再現されています
・ 車長用ハッチは開閉選択式です
●砲身は、本体部分と基部の部分とで分割されており、それぞれは左右2分割で構成されています
・ 砲身部は上下に可動させることができます
(ただし、砲身部が長く、主砲の自重で俯角状態となってしまうので、固定することをお勧めします)
●車体上部は一体成型され、装甲板の切断面の「荒れ」も彫刻が施されています
●前後及び側部フェンダーは別パーツ、車体側面には固定ベースが造形されていますので、側部フェンダーは外した状態にも再現可能です
・ 前部のハッチは開閉が選択できるようになっています
●エンジングリルは、特徴的なスリット構造が表現されています
・ エンジングリルのファン部には、メッシュを再現するエッチングパーツが付属しています
●工具類は、一体成型により固定具及び固定クランプもモールドされています
・ クランプのハンドル部分は、より細密に製作する為のエッチングパーツが用意されています
●牽引ワイヤーの本体部分用として、金属製のワイヤーが付属しています
●車体下部は、後面部を除いて一体成型、サスペンション部は別パーツとなっています
・ 「E-75」の特徴であるサスペンションユニットは9パーツの構成で再現されています
●キャタピラは、接着と塗装が可能なベルト式のパーツが付属しています
●砲塔前面と車体のペリスコープは、クリアーパーツが用意されています
●説明書には、カラーの5面図による塗装例が示されています
●2010年 完全新金型
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●ワンポイント
・ 車体上部前面の「ベンチレーター」は説明書通りに接着すると砲塔に干渉してしまいますから、接着位置を1mm程前方に移動させるようにした方が良いでしょう