ドイツ sWS 重ハーフトラック 装甲タイプ
「ドイツ sWS 重ハーフトラック 装甲タイプ (プラモデル) (マコ 1/72 AFVキット No.7207 )」です
●「ドイツ sWS 重ハーフトラック 装甲タイプ」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦後期に登場したドイツ陸軍の重ハーフトラックの「sWS 重ハーフトラック」を再現、装甲を強化したタイプを再現した内容となっています
●1942年5月に開発が開始されたのが「重国防軍(sWS)牽引車」で、これは泥濘地が多く通常の装軌車でも走行が困難となる東部戦線において、速度性能を落としても機動力を確保するというコンセプトで作られた新型のハーフトラックでした
●この車輌は1943年の春に試作車が完成、この車輌は最高速度が28km/hと抑えられ、その分エンジントルクが上げられ、泥濘地などの地面との抵抗が高い地形での走行能力が向上しています
●また、ハーフトラックとしては非常に幅広の履帯を採用しており、接地圧が低いために不整地踏破能力が高く、雪原や泥濘地での機動力が確保されているのが特徴でした
●この車輌は優先的に生産するものとされましたが、量産化は遅れ、1943年中に完成した車輌は5両に止まり、終戦時までの生産数は825両に過ぎませんでした
●1944年中頃よりキャビンとエンジンルームに装甲を施したタイプが生産され始めました
●このタイプは、前面16mm側面8mmの装甲厚を持ち、小銃弾や砲弾の弾片に対応できる防御力を持っており、荷台部分は対空機関砲などを搭載できるようにプラットフォームとして展開できる側面板を持っていました
●このタイプは175両が生産されたと言われ、実際に火砲類を搭載したタイプや、火砲類を搭載しない車両も作られています
●この「sWS重ハーフトラック」の「装甲タイプ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、ミニスケールらしい省略が行なわれながらも繊細且つクッキリとしたモールドにより「sWS 重ハーフトラック」の「装甲タイプ」をシャープに再現した内容となっています
●また、細部パーツはプラスチック成型の限界に近い程、細くまたは薄く成型されており、スケール感を損なわない造形となっています
●キットは、同社「ドイツ sWS 重ハーフトラック ソフトキャビン」をベースに、装甲キャビン、専用の荷台、新たな転輪などのパーツを追加したものです
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型されています
・ 転輪は外側の部分は1枚ずつが分割されており、内側の部分は2個組み、もしくは5個組みが一体成型されています
・ 転輪は、通常のプレスタイプとスポークタイプとが選択できます
・ 履帯は、プラパーツによる接着連結式となっており、上部と下部の直線部は数枚が繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツ構成です
●キャビン部は、ベースとなるフェンダー部分にボンネット、フロントグリルパネルなどを積み上げる構成となっています
・ 操縦席部分は、ハンドル、各種レバー類がパーツ化
・ メーターパネルを再現するデカールが付属しています
・ 前照灯、ノテックライト、車幅表示ポールなどは別パーツで再現
・ シャベル、ツルハシ、斧、ワイヤーカッターなどの工具類は別パーツとなっています
・ 各クラッペは別パーツとなっています
・ 車体上部のハッチは別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
●荷台は、一体成型されており、起倒式の側面板が別パーツとなっています
・ 荷台床面には繊細なモールドにより滑り止めパターンが彫刻されています
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されており、それに基づくナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●総パーツ数164個