M1132 ストライカー ESV 工兵支援車輌
「M1132 ストライカー ESV 工兵支援車輌 (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35132 )」です
●「ストライカー M1132 ESV 工兵支援車輌」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●現用のアメリカ陸軍の装輪式装甲兵員輸送車「ストライカー」を再現したキットで、工兵用の装備車両「M1132 ESV」が表現されています【 「ストライカー M1132 ESV 」について 】
●アメリカ軍では装甲兵員輸送車として「M113」などの装軌車両を永らく使用していましたが、これらの装備は、冷戦下に想定された正規軍同士の戦闘用として開発されたものです
●しかし、冷戦が終結し、流動的な世界情勢に対応できる戦略的に高い機動力を持つ兵器の必要性を感じたアメリカ陸軍は、装輪式装甲車の導入を進めました
・ これには、生産コストと低さと、整備性の高さという観点も含まれています
●この装輪式装甲兵員車両の開発では、スイスの「モワーグ社」の「ピラーニヤ」装甲車の8輪式タイプがベースとなりました
●「ピラーニヤ」装甲車のカナダ軍向けに再設計したのが「LAV-3」で、これを改良したものが「ストライカー」装甲車として制式採用されました
●この「ストライカー」装甲車は、350馬力のディーゼルエンジンを搭載、不整地最高速度60km/h、路上最高速度100km/hの高い機動力を発揮、1個分隊(9名)の兵員を載せられる能力を持ちます
●また、従来の装軌式車輌と比べると重量が軽く、高い空輸性を持っています
●アメリカ陸軍は、各歩兵師団内にこの「ストライカー」装甲車を集中装備した「ストライカー旅団」を編成(各師団は通常の場合、3個旅団で構成される)、本体の主力部隊が到着するまでの緊急展開部隊として位置付けられました
●また、「ストライカー旅団」を構成する車両として「ストライカー」をベースとした火力支援型「M1128 MGS」、工兵用車両 「M1132 ESV」、偵察型の「M1127 RV」などの各種タイプが作られています 【 「ストライカー M1132 ESV 工兵支援車輌」のキット内容について 】
●この装輪式装甲兵員輸送車「ストライカー」の工兵用車輌「M1132 ESV」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、同社の細かな表現力によって、先鋭的なフォルムを持つ「ストライカー」をシャープ且つ繊細に再現、前方に大型の地雷除去器を装着した迫力且つボリュームの有る姿を表現した内容となっています
●車体の基本部分は一体成型となっていながらも、細かな構造物は細分化されたパーツ構成で、現用車両らしい造りが再現されています
●また、工兵用車両としての地雷除去器などの追加装備も細分化されたパーツで構成され、工兵資材独特のメカニカルで複雑な構造が表現されています
・ 前照灯が上部に配置された「M1132 ESV」の特有の姿を再現
●キットは、同社「M1126 ストライカー 装甲兵員車」のバリエーションキットで、前方の地雷除去装置などの工兵用の装備パーツを追加したものです
●「M1132 ESV」が装備する武装は、「12.7mm 重機関銃」と「40mm 擲弾発射器」とを選択できます
●「12.7mm 重機関銃」は4分割、「40mm 擲弾発射器」は3分割式により細部が表現されています
・ 銃架及び側面に存在するスモークディスチャージャーは細分化されたパーツ構成で再現、スモークディスチャージャーの発煙弾は別パーツで、装着を選択できます
・ 照準器及び暗視装置のひさし部分はエッチングパーツとなっています
●車長キューポラは、ペリスコープ、ガード部などが別パーツで再現されています
・ ペリスコープはクリアーパーツとなっています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●「M1132 ESV」の車体は、車体上部、下部、後部の3ブロックで構成されています
●車体上部は、前部が彫刻された基本躯体に上面及び側面パーツを貼り付ける構成となっています
・ 車体上面の兵員ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 車体側面のバスケットは5分割式、上下に存在する細かなフックがモールドで再現されています
・ ワイヤーカッターは、起倒状態が選択可能です
●操縦手ハッチは20パーツで構成され、複雑な構造が再現されています
・ 操縦手ハッチは、基部のカバー形状により閉じた状態となります
・ ペリスコープはクリアーパーツです
●車体後部は、乗降ランプ、ドアが別パーツとなっており、乗降ランプは可動式、ドアは開閉状態が選択式です
・ 車体後部のジェリカンラックはプラパーツにより細かく再現
・ 樹脂製の水用ジェリカンを再現したアクセサリーパーツが4個(2種×2)付属しています
・ 工兵用車輌として追加された後部のバスケットは、10パーツにより構成されています
●車体下部は、バスタブ式に一体成型され、車体前部の各装甲パネルは別パーツとなっています
・ 車体下部に存在する動力伝達装置、サスペンション部が細かく再現
・ 前方4輪の操行機能が別パーツで再現されています
●タイヤはホイール部とゴムの部分とが別パーツとなっています
・ ゴムの部分はラバー製で、複雑な形状のトレッドパターンが表現されています
●車体前面に装着させる地雷除去器は、1ブロックごとを貼り合わせる方式で、ブロック内に存在するアーム、バネなどが細かく再現されています
・ 地雷除去器を支えるアーム部分もパーツ分割により細かく再現
・ 地雷除去器は、中央部が迫り出したクサビ型の状態が再現されています
●前照灯、尾灯のガラス部などを表現するクリアーパーツが付属しています
●エンジングリル部のメッシュ、照準器用のひさし部などを再現するエッチングパーツが付属
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 「M4カービン」自動小銃 ×1
・ 「M203」グレネードランチャー付き「M4カービン」自動小銃 ×1
●マーキングは、4種類の塗装例(オリーブドラブ単色塗装)が説明書に記載されており、そのマーキング指示に基づく、部隊表記、車台番号、注意書きなどを再現したデカールが付属しています
●2010年 一部新金型