イスラエル国防軍 M50 スーパーシャーマン w/イスラエル軍 空挺部隊
「イスラエル国防軍 M50 スーパーシャーマン w/イスラエル軍 空挺部隊 (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9122 )」です
●「イスラエル国防軍 M50 スーパーシャーマン w/イスラエル軍 空挺部隊」です
●第2次中東戦争時におけるイスラエル軍の主力戦車「M50 スーパーシャーマン」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ドラゴン社「M51 アイシャーマン」に、同社「イスラエル空挺部隊」のフィギュアをセットにしたバリューパックとなります【 「M50 スーパーシャーマン」について 】
●イスラエルは、ユダヤ人初の国家として1948年にパレスチナの地に建国されました
●しかし、同地は元々アラブ人が住んでいた地域であり、建国直後から同地を追い出される格好となったアラブ人(パレスチナ人)と、それを支援する周囲のアラブ人国家との間で紛争が絶えませんでした
●建国当初は、第2次世界大戦時においてアメリカ軍などに参加した実戦経験の在るユダヤ人兵士により善戦しましたが、重火器を持たないために苦戦を強いられます
●これは、アラブ国家との摩擦を避けたい西側諸国が戦車などの重火器を禁輸していたためで、イスラエルは大戦終結によって余剰兵器となっていた「M4 中戦車」を盗用、もしくはスクラップ扱いとなっていた車輌を密輸して手に入れました
●これにより入手した「M4 中戦車」は、各型が混在しており、搭載砲は「75mm砲」もしくは「105mm砲」がほとんどで、当時のアラブ諸国が装備する「T-34/85」に対しては非力さが否めませんでした
・ これは、「76mm砲」搭載型よりも「75mm砲」搭載型の方が優先的に廃棄処理される対象となっていたためと思われます
●1952年、エジプトに政変が発生すると、アラブ国家は序々に親ソ路線を歩むこととなり、イスラエルはフランスから中古の「76mm砲」搭載型の「M4 中戦車」を購入することができました
●この戦車は、従来の「M4 中戦車」と区別するために「M1 スーパーシャーマン」と呼ばれ、イスラエル軍の貴重な戦車戦力の中心となります
●また、従来の「75mm砲」搭載型はフランスから導入された「AMX-13」用の「75 mm戦車砲 CN-75-50」に主砲を換装、この砲は大戦時にドイツ軍が使用した「パンター戦車」の主砲を改良したものであり、強力な装甲貫通能力を誇っていました
●そして、この主砲の変更にあたって搭載エンジンも従来のガソリンエンジンからディーゼルエンジンへと交換され、足回りも新型のHVSSサスペンションへと改造されています
●この車輌は、「M50 スーパーシャーマン」と呼ばれ、300両以上が生産、「M1 スーパーシャーマン」と並び、第2次中東戦争などで活躍し、第一線を退いた後は各種派生車輌や自走砲のベース車輌としても活用され続けました
・ 「M50 スーパーシャーマン」の車体ベースは「M4A4」が多く使われています【 「イスラエル国防軍 M50 スーパーシャーマン w/イスラエル軍 空挺部隊」のキット内容について 】
●この「M50 スーパーシャーマン」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「M50 スーパーシャーマン」をシャープに再現、「M4A4」型車体にどっしりとした「HVSS サスペンション」の足回り、車体に各種装備品が取り付けられたイスラエル軍の独特な「シャーマン」が表現された内容となっています
●「CN-75-50 75 mm戦車砲」の砲身は、先端のマズルブレーキも含めた左右分割のパーツで構成されています
●防盾は1パーツで構成されています
・ 防塵カバーは上下分割式です
・ 上部のサーチライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属しています
●砲塔は上下分割式です
・ 車長キューポラは別パーツです
・ 車長及び装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面のスモークディスチャージャーは左右分割式です
・ 直接照準器、ペリスコープガード、アンテナ基部が別パーツ化
●「M50 スーパーシャーマン」の車体上部は、本体パーツ、エンジングリルパーツ、後面パネルの構成となっています
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 車体前面の追加装甲板は別パーツ
・ 前部フェンダーは、本体パーツに一体成型されているオリジナルフェンダーを切り取り、HVSSサスペンション用のフェンダーを取り付けます
・ サイドフェンダーは、4分割式となっています
・ エンジン換装によって複雑な形状となったエンジングリルを再現
・ 車体後部のラックは、展開した状態と折畳んだ状態とが選択できます
●車体下部は、前部のデフカバーと後面パネルを除いて一体成型されています
・ 各転輪基部は別パーツで、上部転輪は説明書に記載された箇所に取り付ける方式となっています
・ HVSSサスペンションは本体部分が一体成型で、これに水平バネ、転輪などを取り付ける構成です
●「T80型」履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式となっています
・ 鋼製シェブロンタイプの「T80履帯」を再現
・ 履帯側面の履帯ピンの凹みもモールドされています
・ 履帯裏側のセンターガイドは別パーツにて再現
・ 履帯パーツは3枚付属しており、「M4A4」車体用として履帯の不足枚数を継ぎ足して使用します
●吸気口のメッシュカバーを再現するエッチングパーツが付属
●イスラエル軍の空挺部隊兵を再現したフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアは、パトロール中のシーンが表現されています
・ フィギュアの服装は、戦闘服上下に防弾ベストを着用、ヘルメットを被っている姿となっています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両足、両手のパーツ構成です【 付属の「イスラエル空挺部隊」について 】
●フィギュアの1体は、 小銃擲弾付き自動小銃を両手に持ち、ゆっくりと歩いているポーズです
・ 小銃擲弾は、自動小銃に一体成型されています
・ 背中には小銃擲弾用の収納袋を背負っており、袋から出ている小銃擲弾の尾部がパーツ化されています
●フィギュアの1体は、 自動小銃を両手に持ちゆっくりと歩いているポーズ
・ 背中には無線器を背負い、ズボンの裾はブーツの外に出しています
●フィギュアの1体は、両腕で自動小銃を持ち、腰だめの格好で構えているポーズです
・ 「RPG-7」を肩に掛けています
●フィギュアの1体は、片膝を付いて軽機関銃を構えているポーズとなっています
・ 折畳まれた担架を背負っています
●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明車両 (1967年)
・ 所属不明車両 (ゴラン高原 / 1967年)
●説明書のマーキング指示に基づく、部隊表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2010年 パッケージ変更リニューアルアイテム