ドイツ偵察軽戦車 Vk1602 レオパルト
「ドイツ偵察軽戦車 Vk1602 レオパルト (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.82460 )」です
●「ドイツ 偵察軽戦車 VK1602 レオパルト」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「偵察軽戦車 VK1602 レオパルト」は、計画のみ存在したペーパープランの戦車です
●ドイツ軍は、1942年3月に従来の2号戦車系列とは異なる「偵察戦車」の開発を進めます
●この戦車は、傾斜装甲で構成された車体を持ち、最大装甲厚は50mmと、従来の偵察戦車の最大装甲厚の20mm~30mmから大幅な防御力の向上が図られ、最大速度も60Km/hと、走行性能も優秀なものとなっています
●砲塔は、防御力を重視した小型化された形状のタイプを採用し、防盾部分は軽量で被弾経始に優れた「ザウコプフ」タイプを装着、60口径の50mm砲を装備していました
●この重偵察戦車とも言うべき戦車は「レオパルト戦車」と呼称されましたが、戦争の進行に従い、コストの高い「偵察戦車」というカテゴリーの存在が希薄となってきた為、1942年中には計画が中止され、以後の計画は生産コストの低い装輪式装甲車に取って替わられました
●この計画戦車である「ドイツ 偵察軽戦車 VK1602 レオパルト」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●タイガー2を小型化したような車体に、プーマの砲塔を乗せた独特の形状の「レオパルト」をキット化、ドイツ戦車らしいマッシブなデザインに幅広のキャタピラを履いた重量感有る姿が楽しめます
●車体下部は、車体前下部と側面が一体成型されており、トーションバーパーツが別パーツで用意されています
・ トーションバーパーツは、L字型の「トーションバー本体」部分が再現されています
●車体上部は、前面、側面、複雑な形状の前側部も合わせて一体成型されており、比較的組み易いパーツ構成となっています
●操縦手前面の「クラッペ」は、開閉状態を選択することができます
●操縦手、無線手ハッチは開閉を選択して作製することが可能、ペリスコープも別パーツ化して再現されています
●転輪は、「パンター戦車」と同じ形状のタイプが付属
・ 「パンター戦車」の転輪は、片側8組なのに対し、この「レオパルト戦車」は片側5組となっています
●フェンダー部は別ブロック化して再現されています
●キャタピラは、1枚づつの分割による連結式が付属、センターガイドは別パーツとなっており、肉抜き穴も再現されています
・ このキャタピラは、「 パンター戦車」の前期型のキャタピラと同型です
●砲塔は、砲塔上部が一体成型され、スライド金型により照準口も開口されています
●砲身は、本体部分は1パーツ、これにマズルブレーキパーツを取り付ける構成となっています
・ マズルブレーキは3パーツで構成され、スライド金型によりマズルブレーキ内の砲口が開口処理済み、同軸機銃も同様に銃口が開口されています
●砲塔内部の砲尾部は11のパーツで再現されています
●砲塔上部の2つのハッチは開閉を選択して作製でき、砲塔内側のペリスコープ部も再現されています
●「スモークディスチャージャー」を再現したパーツが付属
●エンジングリル上のメッシュなどを再現したエッチングパーツが付属しています
●マーキングは、カラー台紙に1種の塗装例(3色迷彩)の指示
・ 国籍マーク、車体番号を再現するバラ数字(白縁)を再現したデカールが付属しています
●2010年 完全新金型
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●「レオパルト」戦車用に開発された50mm砲搭載用の砲塔は、後の「8輪重装甲車Sd.kfz.234/2 プーマ」に流用されました
●「2号戦車L型ルクス」の車体に50mm砲を搭載したタイプも「レオパルト戦車」と呼ばれ、これも生産は行なわれませんでした
●計画戦車ですので、実際のドイツ戦車を参考に、工具類などの車外装備品を配置しても面白いでしょう
●車体後部に付くアンテナは、本来は逆傘型の「スターアンテナ」が付くものと思われます
・ タスカの「ドイツ星型アンテナセット」などから流用すると良いでしょう