日本海軍 伊54型潜水艦 伊54 (就役時)
「日本海軍 伊54型潜水艦 伊54 (就役時) (プラモデル) (ピットロード 1/350 スカイウェーブ WB シリーズ No.WB011 )」です
●太平洋戦争時における日本海軍の潜水艦「伊54」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●太平洋戦争後期において日本海軍の潜水艦部隊の主力となって活躍した「巡潜型」の「伊54型」の1番艦「伊54」を再現、前方にカタパルトを装備し、艦橋後部に主砲を搭載した姿を再現した内容となっています
●「伊54」の同型艦となる「伊56」の艦名表示を再現したデカールも付属、「伊56」として作製することもできます
【 「伊54」について 】
●他国の海軍は潜水艦の主な任務として通商破壊を重視したのに対して、日本海軍では艦隊決戦に向けての艦隊戦力と位置付けしており、攻撃能力と索敵能力に重きが置かれていました
●日本海軍の潜水艦は、主に日本独自の技術により発展した「海中型」「海大型」、第1次世界大戦の勝利によってドイツ海軍の技術の獲得により生まれた「巡潜型」(巡洋潜水艦型)の3つのタイプが存在していました(「伊号」「呂号」「波号」という名称は潜水艦の大きさを表します)
●「巡潜型」は、航続距離の長さと水中での機動性能を重視したタイプで、太平洋という広大な海域において運用が行い易いことから潜水艦部隊の中核となりました
●さらに、この「巡潜型」は、司令部設備と航空兵装が設けられた「甲型」、航空兵装が装備された「乙型」、航空兵装を持たずに魚雷兵装が増強された「丙型」という種類に分けられています
●潜水艦「伊54型」は、「巡潜型」の「乙型」として建造された艦で、更に戦時急造型として主機や鋼材を変更、魚雷搭載数の増加や電探の装備等の改良が施されたタイプです
●この「伊54型」は、「伊54」「伊56」「伊58」の3隻が建造され、「伊54」は1944年3月に竣工しています
●習熟訓練を経た「伊54」は1944年7月にテニアン島に向けて輸送任務に従事、その後、第15潜水戦隊に編入されました
●フィリピン東方に進出した「伊54」は1944年10月にアメリカ護衛駆逐艦隊と交戦、「DE-404 エヴァソール」を撃沈しますが、「DE-634 ホワイトハースト」の攻撃を受けてその最期を遂げています
【 「日本海軍 伊54型潜水艦 伊54 (就役時)」のキット内容について 】
●この日本海軍の潜水艦「伊54」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ピットロード社が長年培ってきた小型艦を中心とした艦船モデル技術を活かし潜水艦「伊54」を再現、舷側部の排水口、魚雷発射管など潜水艦の特徴をビックスケールで表情豊かに再現した内容となっています
●潜水艦「伊54」の竣工時の姿が再現されています
●喫水線以下も再現されたフルハルモデルです
●「伊54」の船体部は、左右に分割したパーツ構成、これに上甲板を取り付けます
●船体部には、ビルジキール、デッドウッドが一体成型され、細部では魚雷発射管及び扉、ホースパイプ、ボラード、排水口などがモールドで再現されています
・ 船体の鋼板継ぎ目が凸モールドで再現
・ 推進軸、スクリュー、舵、前部、後部昇降舵が別パーツ化
・ 船体の歪みを防止する桁のパーツが付属しています
●上甲板は、前後で分割したパーツ構成となっています
・ 甲板上には、滑り止めや木甲板表現の他、乗員用ハッチ、魚雷用ハッチ、主砲基部などのディテールを再現
・ 甲板の艦橋前部の箇所には、艦載機収納用の凹みが再現されています
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「伊54」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋は、艦橋甲板も含めた一体成型のパーツ構成で、これに艦橋天板を取り付けます
・ 前部の艦載機収納庫は別ブロック化して再現しています
・ 艦橋の窓枠は、窓の部分が一段凹んだ状態で再現
・ 艦橋甲板の木甲板表現、梯子、扉などがモールドで再現されています
・ 艦橋部分を構成する潜望鏡、測距儀、方位測定器、双眼鏡(×2)、25mm連装機銃などが別パーツ化
●艦載機収納庫
・ 艦載機収納庫は艦橋とは別ブロックとなっており、前部と後部のカバー部とで構成されています
・ 収納庫は内部の凹みも再現され、付属している「零式小型水上偵察機」を格納することができます
●主砲 「40口径 14cm単装砲」 ×1
・ 主砲は、砲架も含めて一体成型のパーツで再現されています
●対空機銃 「25mm連装機銃」 ×1
・ 機銃は連装状に一体成型された銃身部と銃架との2分割されたパーツ構成
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ カタパルト
・ 錨
・ クレーン
・ 通信アンテナ
・ ボラード
・ 艦首昇降舵ガード
・ 艦尾プロペラガード
などがセットされています
●艦載機として
・ 零式小型水上偵察機 ×1
が付属しています
・ 艦載機は、胴体、主翼、水平尾翼、カウリング、プロペラ、フロート、フロート支柱などに分割したパーツ構成となっており、主翼を展開した状態と主翼を折り畳んだ収納状態とを選択して作製することができます
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
●艦橋の日章旗マーク、艦名表示(「伊54」「伊56」)、旗竿に掲げられる軍艦旗、艦載機の日の丸マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「日本海軍 伊54型潜水艦 伊54 (就役時)」のパッケージ内容 】
・ 日本海軍 潜水艦 伊54 ×1 (同型艦「伊56」として製作することも可能)
・ 零式小型水上偵察機 ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
・ デカールシート ×1