AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編
「AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編 (本) (モデルアート 臨時増刊 No.993 )」です
●2017年12月に発行した別冊「第2次大戦 AFVリアルカラー」で明らかになった、ドイツ軍の塗料や迷彩の新事実に大きく刺激を受けた方も多かったことでしょう。
●そこで本書「AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編」では、得た知識を基に、実際に模型で再現するときはどうしたらよいのか?を、新塗料のAKインタラクティブ「リアルカラー」をはじめ、タミヤカラー、Mrカラーなどの既存の塗料を使って再現します。
●冒頭では「第2次大戦 AFVリアルカラー」では触れられていなかったドイツ軍の迷彩・塗料に関する補足新事実を具体的な事例を指しながら紹介。
●さらに既存塗料から好みの色を選ぶのに必ず役立つ、各社ドイツ軍塗料の100色を実際に吹いたサンプルを掲載し、実際の塗装に役立つ資料とします。
【 AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編 (モデルアート 臨時増刊 No.993) 内容目次 】
■「第2次大戦AFVリアルカラー」で語られなかった塗装とマーキング (寺田光男)
■模型版リアルカラー
●戦前の多色塗装再検証 Sd.Kfz.232(6Rad)(Fu) 6輪重装甲無線車 (土居雅博)
●アフリカ戦線の2色迷彩再検証 RAL8020 ブラウン&RAL7027 グラウ 3号戦車N型 第15機甲師団 (青木秀之)
●1944年、光と影迷彩 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (荒屋敷正和)
●1945年大戦末期の3色不均等迷彩 4号突撃戦車 ブルムベア 後期型 (水落竜行)
●オリーブグリーンベース2色迷彩 5号戦車 パンターG 後期型 (島脇秀樹)
●光と影の3色迷彩 1944年 「ディスク迷彩パターン」 4号駆逐戦車/70V ラング (徳永達矢)
●ベルリン戦に出現した魔改造戦車 1号対戦車自走砲 7.5cm Stuk40 L/48 搭載型 (佐藤児輝)
■ドイツ軍用各社塗料、一気見!
●ドイツ軍用各社塗料再検証
・ RAL7028 ドゥンケルゲルプ/ダークイエロー
・ RAL8017 ロートブラウン/ダークブラウン
・ RAL6003 オリーブグリュン/オリーブグリーン
・ RAL7021 ドゥンケルグラウ/ダークグレー(ジャーマングレー)
・ RAL8020 ブラウン
・ RAL7027 グラウ/グレー
・ RAL7008 グラウグリュン/グレーグリーン
・ RAL8000 ゲルプブラウン/イエローブラウン
・ RAL7017 ドゥンケルブラウン/ダークブラウン
・ RAL8002 エアトゲルプ/アースイエロー
・ RAL8010 ブラウン
・ RAL6007 グリュン/グリーン
・ RAL8013 ロート(ロートブラウン)/レッドブラウン
■ドイツ軍塗料でモノクロ画像を再検証
1. 大戦前の3色迷彩
2. 大戦初期
3. アフリカ戦線 (初期)
4. アフリカ戦線 (後期)
5. 1943年3月以降の3色迷彩
【 AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編 (モデルアート 臨時増刊 No.993) 掲載内容 】
■「第2次大戦AFVリアルカラー」で語られなかった塗装とマーキング (寺田光男)
●「第2次大戦 AFVリアルカラー」では触れられていなかった塗装とマーキング情報や、戦場写真には記録されているのにあまり解説されない事例を紹介します。
・ 砲身の耐熱塗料 砲身が暗く見えるのは?
・ 2種類の光と影迷彩 - 斑点描き入れとディスク迷彩
工場によってスプレースポットを採用していたところと、ディスク迷彩を採用していたところがあった。
3色迷彩(パンター戦車等)は、カラーチャートを持って工場で正しい色で塗られているかを見張る検査官がいたこと。
・ ヒョウ柄迷彩 - ティーガー 2の末期新迷彩
リアルカラーでは、光と影迷彩を晩夏から秋用のものとしていますが、ティーガーIIでは1945年の2-3月でも採用していた事実。
計画車輌や末期未完成車輌へのヒョウ柄迷彩はヘンシェル社のティーガー 2には見られたが、他の工場では採用していなかった。
・ ヘルグラウプライマー - 赤色だけではないプライマー色
装甲車輌にはレッドプライマーの他に、ライトグレーのプライマーが使われていた事。
・ ヘッツァーの末期迷彩色 - アイボリーも迷彩色に使われた!
末期のチェコ車輌(ヘッツァー等)では独自の色(アイボリーとか)が迷彩色に使われていたこと(モデルフィールでの作例あり)。
・ マーキング色 - ドイツ軍では色に序列があった
・ 転輪ゴム部の保護塗装 - 北アフリカ初期に塗られていた
初期の北アフリカにおけるドイツ軍戦車の転輪と上部転輪のゴム部側面に太陽熱からの保護のため白色塗装をしていたこと。
・ 赤いバルケンクロイツ - 大戦末期に視認性を低くする努力
マーキングではバルケンクロイツを赤にしていた例。
■模型版リアルカラー
●「第2次大戦 AFVリアルカラー」をお読みになった方は、ドイツ軍車輛の基本色は「ジャーマングレー」と「ダークイエロー」でOKと今まで思っていたら、それだけでないことが判明して戸惑ってしまったかもしれません。そこで新事実に基づく塗装作例で新たなドイツ軍車輛模型の魅力を開花させています。
●ここではAKインタラクティブの「リアルカラー」、GSIクレオスの「Mr.カラー」、「タミヤカラー」「ガイアカラー」「アクリルガッシュ」など各社塗料を使って、ドイツ軍AFVキットの塗装・ウェザリングの説明をします。
●もちろん自分の感性で自由に塗るのが一番ですが、塗装のヒントが詰まっていますので、これを参考にすればさらに素晴らしい作品作りの糧になることでしょう。
●戦前の多色塗装再検証 Sd.Kfz.232(6Rad)(Fu) 6輪重装甲無線車 (土居雅博)
・ 自作調合塗料で塗るメリハリの利いた迷彩
「Sd.Kfz.232 6-RAD (6輪重装甲偵察車)」(イタレリ 1/35)
●アフリカ戦線の2色迷彩再検証 RAL8020 ブラウン&RAL7027 グラウ 3号戦車N型 第15機甲師団 (青木秀之)
・ 北アフリカ戦後半の車両は迷彩も多かった!
「3号戦車N型 第501重戦車大隊 アフリカ」 (サイバーホビー 1/35)
●1944年、光と影迷彩 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (荒屋敷正和)
・ ドゥンケルゲルプの色調の違いをジオラマで再現比較
「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無)」(タコム 1/35)
「ドイツ 自走ロケット砲 Sd.Kfz.4/1 パンツァーベルファー 42型」(タミヤイタレリ 1/35)
●1945年大戦末期の3色不均等迷彩 4号突撃戦車 ブルムベア 後期型 (水落竜行)
・ ダークイエローの面積が少ない規定外大戦末期迷彩を筆塗りで再現
「ドイツ 4号突撃戦車 ブルムベア 後期型」 (タミヤ 1/35)
●オリーブグリーンベース2色迷彩 5号戦車 パンターG 後期型 (島脇秀樹)
・ まるでソ連戦車!?これぞドイツ軍戦車の末期塗装
「パンターG型 前期/後期型 w/フルインテリア」 (ライフィールドモデル 1/35)
●光と影の3色迷彩 1944年 「ディスク迷彩パターン」 4号駆逐戦車/70V ラング (徳永達矢)
・ 光と影の迷彩の凝りすぎバリエーションディスク迷彩の塗装法+耐熱塗料で塗装した砲身 (タミヤ 1/35)
「ドイツ 4号駆逐戦車/70(V) ラング」 (タミヤ 1/35)
●ベルリン戦に出現した魔改造戦車 1号対戦車自走砲 7.5cm Stuk40 L/48 搭載型 (佐藤児輝)
・ 車体はドゥンケルグラウ、砲はドゥンケルゲルプ/ロートブラウンの2色迷彩という末期的塗装例
「ドイツ 1号対戦車自走砲 7.5cm Stuk40 L/48搭載型 w/自走砲兵」 (ドラゴン 1/35)
■ドイツ軍用各社塗料、一気見!
●ドイツ軍用の模型塗料は、多くのメーカーから発売され100色のカラーが存在し、さらに新規の塗料も発売されています。
●その中からどのような色なのかを、実際の塗料を塗ったサンプルで提示、ほぼすべての色(一部を除く)を並べていますので、使った事のない色は、今お使いの色とどう違うのか、この記事を参考に塗料選びや好みの調色具合などの参考にして下さい。
●ドイツ軍用各社塗料再検証
・ RAL7028 ドゥンケルゲルプ/ダークイエロー
・ RAL8017 ロートブラウン/ダークブラウン
・ RAL6003 オリーブグリュン/オリーブグリーン
・ RAL7021 ドゥンケルグラウ/ダークグレー(ジャーマングレー)
・ RAL8020 ブラウン
・ RAL7027 グラウ/グレー
・ RAL7008 グラウグリュン/グレーグリーン
・ RAL8000 ゲルプブラウン/イエローブラウン
・ RAL7017 ドゥンケルブラウン/ダークブラウン
・ RAL8002 エアトゲルプ/アースイエロー
・ RAL8010 ブラウン
・ RAL6007 グリュン/グリーン
・ RAL8013 ロート(ロートブラウン)/レッドブラウン
●ドイツ軍塗料でモノクロ画像を再検証
●大戦時に撮影された写真の多くはモノクロ写真で、その写真に写っている車輛等の実際の色味はほとんど想像の域にあると言っていいでしょう。また、写真の仕上がりは、撮影条件(レンズにフィルターの有無、紙焼きの焼き方、フィルムの違い、天候)によっても異なります。
●ただ、そこにはいろいろな情報が残っていますので、塗装の状態を想像するための手掛かりはあるはずです。
●そこで、当時の状況を再現するべく、各社模型用塗料をモノクロで撮影して、どの様に見えるのかを検証、実車記録写真を見る時にパターンの把握や色の判別などでのヒントを得られるかもしれません。
1. 大戦前の3色迷彩
2. 大戦初期
3. アフリカ戦線 (初期)
4. アフリカ戦線 (後期)
5. 1943年3月以降の3色迷彩
●3色迷彩を既存カラーでRALカラーに近づけるレシピ公開
●本書では、模型用塗料の100色を紹介していますが、今まで使っていて慣れ親しんだカラーで塗りたいという場合にはどうしたらいいのか?という要望に応えるべく、「タミヤカラーアクリル塗料」とGSIクレオス「Mr.カラー」をRALカラーにより近づけるレシピを作ってみました。
●基本にしたのはAKインタラクティブの「リアルカラー」で、これを基に各色の調合率を出してみました。
●完全に一致するものではなく、近しいと思える色調ということで調合の方向性がわかるようにもしています。
【 AFV塗装再検証 1 WW2 ドイツ 第2次大戦 AFVリアルカラー 応用編 (モデルアート 臨時増刊 No.993) 奥付 】
●判型 : B5判
●全112ページ / オールカラー
●発売日 : 2018年6月14日
●発行 : モデルアート
●通巻 : 993号