タコム Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無) 1/35 ミリタリー 2073 プラモデル

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Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無)

販売価格

10,340円 9,306円(税込)

購入数 SOLD OUT

「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無) (プラモデル) (タコム 1/35 ミリタリー  No.2073 )」です


●第2次世界大戦後期におけるドイツ軍の重戦車「Sd.kfz.186 キングタイガー」の「ヘンシェル砲塔型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●第2次世界大戦時における最強戦車として各戦線で活躍した重戦車「キングタイガー」の「ヘンシェル砲塔型」を再現、傾斜装甲の車体と、それに反するように垂直状に切り立ったような形状の砲塔、そして71口径という長砲身の主砲が織り成す、最強戦車らしい重厚かつ迫力のあるフォルムを再現した内容となっています

●本キットで再現している「キングタイガー」は
 ・ 砲塔 : 前部が切り立った形状になった「ヘンシェル砲塔」
 ・ 砲塔前部の照準口 : バイザーが付いていない
 ・ 防盾 : 中央部に段差があるタイプ
 ・ 装填手ハッチ : 1944年6月以降の40mm厚となる角が丸いタイプ
 ・ 車長キューポラ : 溶接止めのリング状の対空機銃マウントを装備
 ・ 砲塔後部のエスケープハッチ : 角のあるタイプ、下部のトーションバーの部分に装甲カバーが付く
 ・ 操縦手用のペリスコープガード : 通常のタイプ
 ・ 前部ベンチレーター : 切り欠けの無い状態
 ・ エンジンデッキ : 後部右側に燃料タンク通気パイプを装備
 ・ エンジンデッキ : 通気口の装甲カバーは未装着
 ・ 起動輪 : 標準型 (9枚歯)
 ・ 履帯 : Gg26/800/300
 という、「Sd.Kfz.182 キングタイガー」の「中期型」を再現しています(時期的には1944年6月~12月頃の生産車両となります)

●タコム社製「ドイツ軍 重戦車 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (インテリア/ツィンメリット付)」をベースとして、車体や砲塔などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです

【 「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無)」のキット概要 】


●タコム社のこだわりと徹底したリサーチにより「Sd.kfz.186 キングタイガー」を再現
●ディテール再現を重視しながらも、内部パーツを除くと、1/35スケールとしてはオーソドックスなパーツ構成、エッチングパーツも最小限に絞り、一定の作りやすさを配慮した内容
●「Sd.kfz.186 キングタイガー」の各部の装甲厚を忠実に再現、成型の関係から厚みが不足する部分はパーツを2枚重ねて作製
●エンジンルームを含めた車体内部を詳細に再現、配管や機銃の弾薬嚢などの通常の内部再現キットではオミットされてしまうような部分も再現
●各乗員ハッチは開閉状態を選択可能
●ペリスコープなどを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネット、手榴弾避けネットなどを再現したエッチングパーツが付属
●履帯は、起動輪9枚歯タイプに合わせた、2枚組みとなる「キングタイガー」用の「Gg26/800/300履帯」、履板1枚ずつに分割した接着連結式
●塗装例はドイツ軍仕様3種、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属

【 「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無)」のキット内容について 】


●ドイツ軍の重戦車「Sd.kfz.186 キングタイガー」の「ヘンシェル砲塔型」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●タコム社の実車へのこだわりと、徹底したリサーチに基づいて「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」を再現、ディテール再現を重視しながらも、車体内部を除けば1/35スケールとしてはオーソドックスなパーツ構成とエッチングパーツは必要最小限に絞り、作りやすさにも配慮した内容となっています
 ・ キットのパーツは車体外側よりも車体内部の方が多くを占めていることから、車体内部の再現に重きを置いた内容とも言えます

●「Sd.kfz.186 キングタイガー」を構成する各装甲板の厚みも再現、成型の関係で厚みが不足する箇所はパーツを貼り合せることで再現しています

●エンジンルームを含めて車体内部を再現、通常の内部再現のキットでは省略されてしまいがちなエンジン部分内部の配管や機銃の弾薬嚢、そして床面に露出したトーションバーなども含まれ、「Sd.kfz.186 キングタイガー」の詳細な内部構造を楽しむことができます
 ・ 砲弾ラックには、砲弾を積載した状態を再現しています


●「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●砲塔前面は、パーツを貼り合せることで「キングタイガー」のぶ厚い装甲を再現、装甲の切断面の荒れや溶接跡などを強弱を付けたモールドで再現しています

●「KwK43 71口径 88mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、「マズルブレーキ」は別パーツとなっています
 ・ 「マズルブレーキ」は前後方向に3分割したパーツで再現、内部の仕切り板も再現しています
 ・ 「防盾」は前後方向に3分割したパーツで再現
 ・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます 

●砲塔は、天板、本体、底部、前面に分割したパーツで構成
 ・ 「装填手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 「エスケープハッチ」は裏側のディテールをパーツ化して再現、ハッチは開閉状態を選択できます
 ・ 「ベンチレーター」は、通常のタイプと防水カバーが付いたタイプとを選択できます
 ・ 「吊り下げフック」「毒ガス検知パネル」「「Sマイン発射機」などを別パーツ化して再現
 ・ 「予備履帯フック」は個別にパーツ化しています

●車長キューポラは、2層のパーツで再現
 ・ 「ペリコープガード」は個別にパーツ化、「ペリスコープ」はクリアパーツで再現しています
 ・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ リング状の対空機銃架のレールは一体成型のパーツで再現
 ・ 「対空機銃架」は3パーツに分割して再現しています

●砲塔内部を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ バスケット
 ・ 各座席
 ・ 砲塔旋回装置
 ・ 砲尾
 ・ 同軸機銃
 ・ 照準器
 ・ 砲架
 ・ 操作ハンドル
 ・ ベンチレーター
 ・ Sマイン発射機
 ・ ハッチのダンパー
 ・ 砲弾ラック及び砲弾
 ・ 機銃弾薬嚢
 など

【 車体上部 】
●車体は外装パーツと内装パーツとを貼り合せることで装甲板の厚みを再現、装甲の切断面の荒れや溶接跡などを強弱を付けたモールドで再現しています

●車体上部は、一体成型のパーツで再現
 ・ 「前方機銃マウント」は4パーツで再現、機銃は別パーツ化しています
 ・ 「トランスミッション点検パネル」は別パーツ化して再現
 ・ 「操縦手ハッチ」「前方機銃手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
 ・ 「ボュシュライト」は前後に分割したパーツで再現、内部のガラス部を再現したクリアパーツが付属しています
 ・ 「ペリスコープガード」「ベンチレーター」「吊り下げフック」などを別パーツ化して再現
 ・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっており、固定ハンドルのみはエッチングパーツで再現しています
 ・ 「牽引ワイヤー及びクリーニングロッド」「履帯交換ワイヤー」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 「前部フェンダー」「サイドフェンダー」もそれぞれ一体成型のパーツで再現

●エンジンデッキは、手榴弾除けネットを付け、燃料タンクの通気パイプを1つにした「キングタイガー」の「中期型」のレイアウトを再現
 ・ エンジンデッキの各パネルは個別にパーツ化しています
 ・ 「エンジン点検ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ エンジンデッキ各部の「吊り下げフック」を別パーツ化
 ・ 各通気口のカバーや蓋は別パーツ化して再現、中央の通気口の異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現しています
 ・ エンジングリルの異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現
 ・ 「手榴弾除けネット」の枠の部分はプラスチック製パーツ、ネット部分はエッチングパーツで構成しています

●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ トーションバー
 ・ 戦闘室のフロアパネル
 ・ 砲弾ラック及び砲弾
 ・ 操縦席、前方機銃手席
 ・ メーターパネル
 ・ ハンドル
 ・ 各種レバー
 ・ ペダル類
 ・ 無線機
 ・ 機銃弾薬嚢
 ・ 非常脱出用ハッチ
 ・ トランスミッション
 ・ クラッチ
 ・ 最終減速装置
 ・ ドライブシャフト
 ・ エンジン
 ・ 燃料タンク
 ・ 配管
 ・ 冷却ファン
 など

【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、後部パネルは別パーツとなっています
 ・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化
 ・ 「転輪」は表・裏に分割したパーツで再現、ハブキャップは別パーツとなっています
 ・ 「起動輪」は表・裏に分割したパーツで再現
 ・ 「誘導輪」は表・裏方向に3分割したパーツで再現しています

●後部パネルは一体成型のパーツで再現
 ・ 「エンジン始動口カバー」「履帯張度調整口カバー」を別パーツ化して再現
 ・ 「車間表示灯」はモールドにて再現
 ・ 「排気管」は左右に分割したパーツで再現
 ・ 「排気管」下部の「装甲カバー」は一体成型のパーツで再現、「吊り下げフック」は別パーツ化しています
 ・ 「ジャッキ」は5パーツで再現、「固定具」は別パーツ化しています

【 履 帯 】
●履帯は、「キングタイガー」用の通常型履帯「Gg26/800/300」を再現しています
 ・ 履帯は、履板1枚ずつに分割したプラスチック製パーツによる接着連結式履帯となっています
・ より精密で立体感ある履帯に交換したい場合には、「ティーガー 2型 戦車用履帯 (可動式)」がこれに対応しています

●ペリスコープなどを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネット、手榴弾避けネット、車載工具の固定ハンドル、砲弾の底部などを再現したエッチングパーツが付属しています


【 「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔型」の塗装とマーキング 】
●「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ SS第501重戦車大隊 「211」 (アルデンヌ / 1944年12月)
 ・ SS第501重戦車大隊 「105」 (アルデンヌ / 1944年12月)
 ・ 第506重戦車大隊 「101」 (アルデンヌ / 1944年12月)

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


【 「Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 (フルインテリア/ツィメリット無)」のパッケージ内容 】


 ・ Sd.Kfz.186 キングタイガー ヘンシェル砲塔型 ×1
 ・ エッチングシート ×2
 ・ デカールシート ×2
 ・ 組立て説明書 ×1


●2016年 一部新金型


【 「Sd.Kfz.182 キングタイガー」について 】


●ドイツ軍は1935年の再軍備化に伴って「1号戦車」~「4号戦車」の4種の戦車の開発を開始しますが、これとは別に重戦車の研究も行っていました
●1941年5月、ドイツ軍は重戦車「タイガー1」の開発を開始、この「タイガー1」は戦前の重戦車の研究をベースとしていたことから、従来のドイツ戦車とは異次元の車両ながら開発は大きな混乱がなく進み、その姿も戦前のドイツ的デザインを踏襲したものでした

●しかし、この「タイガー1」の開発が始まった直後に「独ソ戦」が開戦、ドイツ軍はソ連軍の新鋭戦車「T-34」と対峙することになります
●この「T-34」は、防御力を高めるために避弾経始に優れた傾斜装甲を採用、戦車としての性能もドイツ戦車よりも遥かに進んでおり、それまでほとんど傾斜装甲という概念がなかったドイツ軍にとって大きな衝撃を与えました

●ドイツ軍は「独ソ戦」の推移を睨みながら、「タイガー1」がまだ試作段階だった時期に、より強力で長砲身の主砲を装備する重戦車の開発をいち早く指示、「タイガー1」と同様に車体は「ヘンシェル」社と「ポルシェ」社との競作、砲塔は「クルップ」社が開発を担当しました
●この「タイガー1」に続く新型重戦車は、強力な防御力を持つソ連戦車相手に、装甲貫通能力の高い主砲をもってアウトレンジから撃破することを求められ、「タイガー1」の主砲よりもより威力が高い「KwK43 71口径 88mm戦車砲」の搭載を決定します

●この重戦車は1943年11月に試作車が完成、「Sd.kfz.186 キングタイガー」として制式化され、量産が始まります
●しかし、当初搭載していた「ポルシェ」社の「VK4502(P)」用の砲塔(「ポルシェ砲塔」)は、砲塔正面も含め曲面を基調とした形状にしたため生産性が悪く、かつ砲塔正面に被弾した場合、跳弾による車体上部への損害が懸念され、生産51両目からは砲塔形状を一新した「ヘンシェル砲塔」が搭載されました

●「Sd.kfz.186 キングタイガー」は、当時としては破格に強力な戦車であり、主砲の「KwK43 71口径 88mm戦車砲」は連合軍の重戦車に対し、3000mの遠距離からでもその前面装甲を貫く威力を持っていました
●そして、「Sd.kfz.186 キングタイガー」の前面装甲は、砲塔部180mm、車体部150mmというぶ厚さがあり、スペック上で見れば有効射程からこの厚さの装甲板を貫くことができる連合軍の火砲は存在せず、実際の戦闘記録においても、前面装甲を貫かれたことはありません

●ただし、弱点はエンジンとトランスミッションの駆動系であり、「キングタイガー」のエンジンは「タイガー1」や「パンター」に装備されたエンジンと同タイプで、重量68tにもなる「キングタイガー」にとって力不足が否めませんでした
●そして、過大な重量はエンジンのみならずトランスミッションや最終減速装置などの動力伝達系に大きな負担を掛け、故障や発火という事案が多発してしまいます
●また、「キングタイガー」が戦力化した頃になると、前線だけではなく、ドイツ国内においても連合軍機が襲来するようになり、本来の鉄道輸送が滞り、自走する距離が長くなったことから、故障して戦列から脱落してしまう車両が頻発します

●このような不安を抱えながらも、「キングタイガー」は一旦戦場に放たれると無類の強さを発揮、正面戦闘では連合軍戦車に勝ち目はなく、履帯や主砲などの弱い部分を狙うか、迂回して側面からの攻撃しか勝つ方法がありませんでした

●「キングタイガー」はノルマンディ戦後期から戦線へと投入、「キングタイガー」自体の能力は高いものの、量と航空戦力も投入した連合軍に押し切られてしまいます
●その後、「キングタイガー」は、アルデンヌ戦、ハンガリー戦、ドイツ本国での防衛戦、そしてベルリン戦などの主要な戦いには必ず姿を現し、最強の戦車として連合軍に対して奮戦、厚い装甲と強力な攻撃力で連合軍戦車に対し圧倒的な強さを発揮しています

●しかし、「キングタイガー」はドイツ軍の敗色濃厚となった時期に戦線に投入されたため、その能力を持ってしても物量上の戦力の差は埋めることができず、ドイツ軍の終焉と共に戦場を支配した「最強の虎」も最期の時を迎えるのです



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