ドイツ Sd.Kfz.6/2 5tハーフトラック 37mm対空機関砲 & トレーラー
「ドイツ Sd.Kfz.6/2 5tハーフトラック 37mm対空機関砲 & トレーラー (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.05532 )」です
●「ドイツ軍 Sd.Kfz.6/2 5tハーフトラック 37mm対空機関砲 & トレーラー」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦前中期におけるドイツ軍の中型ハーフトラック「5tハーフトラック Sd.kfz.6」を再現したキットで、「37mm対空機関砲Flak37」を搭載した「Sd.kfz.6/2」が再現されています
●ドイツ軍は機械化部隊の輸送、牽引用の車両として機動性及び生産性に優れた、半装軌式車両の各種「ハーフトラック」を開発、この「ハーフトラック」は牽引能力の違いにより、「1t」「3t」「5t」「8t」「12t」「18t」の各タイプが作られました
●「5t ハーフトラック」は、75mm~105mm砲程度の中型砲の牽引用として開発され、1935年から生産が開始、しかし、車体のサイズが「3tハーフトラック」と「8tハーフトラック」との中間的な分、性能的には中途半端の感が有ったようで、その生産数は3000両程度に止まっています(3tハーフトラックは、装甲兵車型を除いても約9000両が生産されています)
●「37mm対空機関砲 Flak37」は、ドイツ軍の主力中口径機関砲で、その砲弾の破壊力は「20mm機関砲」の倍以上と、低空を飛ぶ敵地上攻撃機に対し極めて効果の高い兵器でした
●特に東部戦線において「20mm機関砲」では撃墜が難しいソ連軍の重装甲攻撃機「Il-2 シュトルモビク」が出現すると、この「37mm対空機関砲 Flak37」は戦場の救世主となっています
●しかし、牽引式の対空機関砲は対空陣地の設営に時間が必要で、機甲部隊の進撃に追従することが難しく、また通常の火砲と比べて発砲時の反動が少ないことから、早々に自走砲化が進められることとなります
●「37mm対空機関砲 Flak37」は、車格の関係から当初「5tハーフトラック Sd.kfz.6」に搭載、このタイプは「Sd.kfz.6/2」と呼ばれ、対空戦闘や時には対地上戦闘に従事して活躍しました
●なお、「5tハーフトラック Sd.kfz.6」の生産が休止となると、「8tハーフトラック Sd.kfz.7」へ搭載されるようになり、このタイプは「Sd.kfz.7/2」として制式化されています
●この「5tハーフトラック」に「37mm対空機関砲」を搭載した「Sd.Kfz.6/2」及び「弾薬用のトレーラー」を1/35で再現しました
●「ドイツ軍 Sd.Kfz.6/2 5tハーフトラック 37mm対空機関砲 & トレーラー」では、同車をシャープに再現、細分化されたパーツ構成により、実車のディテールが表現され、「37mm対空機関砲Flak37」のメカニカルな魅力と相俟って、その迫力在る姿を楽しむことができる内容となっています
●「Sd.Kfz.6/2 5tハーフトラック」の車体は完全新金型、搭載する「37mm対空機関砲Flak37」は、同社「ドイツ軍 Flak 37 3.7cm高射機関砲」のキットを使用しています
●「37mm対空機関砲」用弾薬トレーラーが付属しています
●シャーシのメインフレームは、中央部、前部、牽引装置部の3ブロックで構成されています
・ シャーシ内側に存在する燃料タンク類が再現
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 各転輪、起動輪は左右分割式で、起動輪中央部の滑り止めはエッチングパーツにて再現
・ 前輪の操行装置は可動式で、前輪の角度を自由に変更できます
・ 前輪は、ホイール部分とゴムの部分とが別パーツで、ゴムの部分はラバー製で複雑なトレッドパターンが再現されています
・ 履帯は、プラパーツによる連結可動式で、履帯本体と、パッド部分とが別パーツとなっています
●エンジン、トランスミッション部などが再現、パーツ分割によって細部に渡り詳細に表現されています
●車体上部は、エンジンルーム、操縦席部分、荷台部分の3ブロックで構成されています
●エンジンルーム部分は、フェンダー部分、フロントグリル、側面、天板のパーツ構成となっています
・ 銘板及びナンバープレートはエッチングパーツです
・ 前照灯は通常のガラスタイプ(クリアーパーツ)と、管制スリットカバー付きとを選択できます
・ ノテックライトが付属、ライト基部はエッチングパーツとなっています
・ ライフルラックが再現、ラックに取り付ける「モーゼル Kar98k」ライフルが6個付属しています
●操縦席部分は、側部フェンダーが一体成型された底板、シート部、側面板、メーターパネルなどで構成されています
・ 操縦席の各種ペダル、レバー類などがパーツ化
・ メーター類を再現するデカールが付属
・ フロントウィンドーは枠とウィンドーが別パーツで、ウィンドーはクリアーパーツとなっています
・ フォロントウィンドーは可動式です
●荷台部分は、本体部分、フェンダー、側面、後部パネルの構成となっています
・ 側面及び後部パネルはプラパーツの枠にエッチングパーツのメッシュを貼り合わせる方式で、パネル自体は立てた状態と、開いた状態とを選択できます
●フロントウィンドー、前照灯、スポットライトのガラス部分などを再現するはクリアーパーツが付属
●荷台部分のメッシュ、ペダル類、細部などを再現するエッチングパーツが付属しています
「37mm対空機関砲Flak37」について
●砲身は機関部も含めて一体成型となっており、スライド式金型により砲口が開口処理されています
・ 砲身先端のフラッシュハイダーの側面の細かな穴が彫刻されています
・ 揺架部は左右分割式です
・ 砲身部分は上下可動式です
●砲架部は左右分割式で、これに操作ハンドル、照準器、照準手席などを取り付ける構成となっています
・ 平衡器は左右分割式で、砲身の動きによってシリンダー部分が可動します
・ 左右防盾、照準手用、砲身基部の小防盾は、プラパーツとエッチングパーツとを選択できます
●台座部分は一体成型で、これにトラベリングロック、固定脚などを取り付ける構成となっています
●防盾部分、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属
●砲弾クリップ5個、予備砲身2個、予備砲身ケース1個が付属しています
「37mm対空機関砲用弾薬トレーラー」について
●トレーラー本体は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ 内部中央部分には間仕切りが再現
・ 側面のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ サスペンションとフェンダーは別パーツです
・ 車輪はプラパーツによる本体部分と内側部分との2分割式で、可動式とすることが可能です
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されており、マーキング指示に基づくナンバープレートを再現したデカールが付属しています
●2011年 車体部分完全新金型