Sd.Kfz.253 軽装甲観測車 w/司令官フィギュア
「Sd.Kfz.253 軽装甲観測車 w/司令官フィギュア (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFVシリーズ (Super Value Pack) No.9128 )」です
●「WW.2 ドイツ軍 Sd.Kfz.253 軽装甲観測車 w/司令官フィギュア」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●GSIクレオスから発売されていた「Sd.Kfz.253 軽装甲観測車」のキットに「ドイツ将校作戦会議 カラコフ(ハリコフ) 1943」と「マジックトラック キャタピラ」をセットしたバリューパックとなります
●多面形で構成された特徴的な形状の小型の車両である「Sd.kfz.253」が再現されており、ドイツ車両らしい先鋭的なデザインを持つ同車の魅力が表現されています
●小型のハーフトラック車両ですので、付属するフィギュアを使ってビネットを製作してみたり、ジオラマ上の脇役などで配置すると、より一層の楽しみが増すでしょう
●第2次世界大戦前、ドイツ軍は再軍備化にあたり第1次世界大戦の戦訓から、短期決戦で敵を倒すことを考慮し、戦車部隊を中心においた機動力によって戦いを有利に行なうものとしました
●ただ、どんな強力な戦車部隊でも、歩兵や工兵、支援する砲兵などが無くては戦えず、これらの部隊も戦車部隊に追従できる能力が必要とされました
●これに最適な車両が半装軌式の「ハーフトラック」で、路上や不整地などで高い機動力を発揮し、砲兵用の車両として各牽引クラスの車両が開発されました
●また、戦車部隊に随伴し、砲兵の支援射撃を誘導する装甲化された車両の開発が行なわれます
●ベースには「1t ハーフトラック」のシャーシを流用した「Sd.kfz.250」装甲兵車が利用され、「Sd.kfz.250」の開口部を塞ぎ、内部には部隊連絡用の大型無線器と、観測機材が搭載、「Sd.kfz.253」として採用されました
●この「Sd.kfz.253」は、1940年3月から1941年6月までに285両が生産、各戦車師団の装甲砲兵連隊や突撃砲大隊に配属され、砲兵の支援指示や指揮車両などで活躍、諸兵連合によるドイツ電撃戦を支えた存在の車両の一つでした
●この「Sd.kfz.253 軽装甲観測車」を再現したプラスチックモデル組み立てキットです
●パーツ構成は、キャタピラを除き、GSIクレオスから発売されていた「Sd.Kfz.253 軽装甲観測車」と同一のものとなっており、車外でブリーフィングを行なう4体のフィギュアをセットした内容となっています
●車体上部の上半分は、操縦席上面の除き一体成型で、下半分は分割式となっています
・ 前部のエンジン点検ハッチ、後部の乗降ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 前部の側面ハッチは別パーツです
・ 操縦席部分のクラッペは別パーツとなっています
●車体上部の天板は一体成型です
・ キューポラ部分は別パーツ
・ キューポラのハッチと後部のハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 砲隊鏡用の小ハッチも別パーツで、開閉状態が選択可能です
●左右のフェンダーは、前部も含め一体成型されています
・ フェンダー上の工具類は別パーツで再現
●車体下部は、3分割式となっています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 履帯は、マジックトラックによる連結接着式です
●車体内部が再現されています
・ 操縦席周りは、操縦手及び助手席、メーターパネル、トランスミッション、ハンドル、各種レバー類が再現
・ 車内後部座席、3台の無線器、無線器バッテリー、砲隊鏡などがパーツ化されています
●操縦手を再現した操縦席に着座したフィギュアが1体付属
●ブリーフィングを行なう立ち姿のフィギュアが4体付属しています
・ このフィギュアはドラゴン社のフィギュアキット「ドイツ将校作戦会議 カラコフ(ハリコフ) 1943」と同一のものです
●フィギュアは、冬季装備の武装親衛隊の兵士が再現されており、2体は戦車兵(装甲兵)、1体は高級将校、1体は擲弾兵を表現した内容となっています
・ 2体の将校を中心にしてブリーフィングを行なっているシーンが再現されています
●服装は、1943年のハリコフ戦で活躍した武装親衛隊の典型的な冬季の服装が再現されていますが、この服装は以後の年代でも転用が可能です
●フィギュアの服の皺のモールドはスケールに沿っており、細部のモールドはシャープな彫刻が施され、ポケット、襟、服の縫い目などキリッと締まった深めの表現となっています
●フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ分割で、コートの裾、フード部分は別パーツで成型され、立体感豊かな造形となっています
各「フィギュア」について
●高級将校のフィギュアは、片手をズボンのポケットに入れ、もう一方の手で地図を持ち、その地図を見ながら考えているポーズです
・ シープコートを着用、防寒ブーツを履いた姿となっています
・ 襟章は親衛隊大佐の階級を示す柏葉1枚の刺繍が表現されています
●戦車兵のフィギュアの1体は、高級将校が持つ地図の片側を持ち、地図上を指差して前方を見ているポーズです
・ 服装は、戦車兵用のツナギを着用しています
・ このフィギュアも、左官クラス以上の将校となっています
●戦車兵のフィギュアの1体は、片手に首から下げている双眼鏡を持ち、もう一方の手に手袋を持っているポーズです
・ リバーシブルタイプの防寒用のアノラックを着用した姿が表現されています
●擲弾兵のフィギュアは、戦車兵のフィギュアと同じく、片手に首から下げている双眼鏡を持ち、もう一方の手に手袋を持っているポーズとなっています
・ 防寒用のパルカを着用、マップケースに拳銃を装備する軽装備ですので、このフィギュアも将校クラスと思われます
●マーキングは、3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第197突撃砲大隊 第1中隊(クリミア / 1942年)
・ 第191突撃砲大隊(東部戦線 / 1942年)
・ 第197突撃砲大隊 第3中隊(バルカン半島 / 1941年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、戦術マーク、パーソナルマークなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2011年 再販バリエーションキット