SPz マーダー 1A5
「SPz マーダー 1A5 (プラモデル) (レベル 1/35 ミリタリー No.03092 )」です
●「マーダー1 A5」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●現用ドイツ連邦軍の主力歩兵戦闘車の「マーダー1」を再現したキットで、その最新型である「マーダー1A5」が表現されています
●低いシルエットに、小型の砲塔に機関砲と機銃、そしてスモークディスチャージャーを装備し、追加された装甲を持つ強力な歩兵戦闘車「マーダー1A5」の力強いフォルムが再現されています
●第2次世界大戦においては、戦場での兵員の輸送には「ハーフトラック」が使われていましたが、戦車の不整地踏破能力が向上するにつれて同じように行動するのが難しくなり、また「ハーフトラック」では重量に制限があり、装甲を強化するのが困難でした
●そこで、登場したのが装軌式装甲兵員輸送車で、各国において開発と生産が行なわれました
●しかし、1966年にソ連は「BMP-1」の量産を開始、この車両は他国の兵員輸送型とな異なり、強力な武装を持ち、輸送する兵員もガンポートなどから戦闘に参加できるなど、戦闘兵車としての能力を持ち、それにより機甲歩兵部隊の戦闘能力は飛躍的に向上したのでした
●各国は、この「BMP-1」を参考にして装甲歩兵戦闘車の開発を急ぎましたが、当時の西ドイツ軍は1950年代から「BMP-1」的な車両である「Spz HS.30」を生産しており、これを元に
発展させた車両として「マーダー1」装甲戦闘車を開発しました
●「マーダー1」は「20mm機関砲」を装備する小砲塔を搭載、強力な火力を擁していましたが、対戦車戦闘では十分とはいえず、「ミラン」対戦車ミサイルを搭載した「マーダー1A2」が登場します
●次いで開発されたのが「マーダー1A3」で、追加装甲を前面と側面に装着し、砲塔にリモコン式の「MG-3」機関銃が装備され、更にこれを改良したタイプが「マーダー1A5」です
●「マーダー1A3」からは、兵員用のガンポートが追加装甲の関係で廃止されますが、これは視角が狭く、振動の大きな車内からは精密で有効な射撃は期待できず、効果が疑問視されたためです
●現在、「マーダー1A3」は2000両、「マーダー1A5」は74両が配備され、ドイツ連邦軍の装甲擲弾兵部隊の主力車両としての地位を確立しています
●この「マーダー1 A5」を再現したプラスチックモデル組立キット
●キットは、同車を忠実に再現、前面及び側面の追加装甲、20mm機関砲と側部にリモコン機銃を装備する砲塔を載せ、追加装甲で覆われた車体が表現されています
●砲塔は、機関砲の砲尾部、リモコン機銃など実感在る仕上りです
・ 砲塔は旋回可能、砲身は上下に可動します
・ スモークディスチャージャーは、それぞれ違う角度で取り付けられた状態を再現
●車体上部には3個の雑具箱が増設された状態が再現されています
・ 現用らしく、バックミラー、方向指示器などがパーツ化
・ 前照灯、尾灯類はクリアーパーツとなっています
●履帯はベルト式履帯が付属しています
●マーキングは、4種類の塗装例が説明書に記載されています(コソボ地域に展開する「KFOR」、アフガニスタンに展開する「ISAF」の塗装例が含まれます)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、重量表示、国連軍表示などを再現するデカールが付属しています
●キット総パーツ数 : 196個
●完成時の全長 : 197mm
●2011年 一部新金型