ソビエト BT-5 戦車
「ソビエト BT-5 戦車 (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3507 )」です
●「ソビエト BT-5 戦車」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の軽戦車「BT-5」を再現したキットです【 「BT-5」について 】
●アメリカ人の戦車開発者「クリスティ-」は、1930年代前半、将来の新型戦車として「M1928」を開発、アメリカ陸軍への売り込みをします
●この「M1928」は、大型のコイルスプリングサスペンションにより良好な機動性を発揮、履帯を外して装輪式として走行が可能で、その機動力は当時の戦車を凌駕していました
●しかし、世界経済による軍縮と、孤立主義の台頭により、同車はアメリカ陸軍は試験的に採用したのみで量産は行なわれませんでした
●一方、当時のソ連軍は新型の戦車の開発を計画し、この「M1928」を購入、国内生産のライセンス契約も獲得します
●それにより、ソ連国内での生産型として誕生したのが「BT-2」です
●この「BT-2」は、「37mm砲」を搭載する小型の砲塔を装備していましたが、大型砲塔に強力な「45mm砲」を搭載した武装強化型が「BT-5」です
●「BT-5」は、スペイン内戦やノモンハン事変などに参加、その「45mm砲」は、当時の他国の戦車よりも口径が大きく、その威力により圧倒的な強さを見せました
●しかし、独ソ戦が開始されると、装甲の薄さが露呈、その装甲はドイツ軍側の戦車砲や対戦車砲の敵ではなく、多数が撃破されました
●その後、「BT-5」は2戦級兵器へと格下げされましたが、この「BT-5」は、マイナーチェンジ版の「BT-7」、そしてその装甲強化型から発展した傑作戦車「T-34」へと血が受け継がれることとなりました【 「ソビエト BT-5 戦車」のキット内容について 】
●この「BT-5」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●キットは、「BT-5」をシャープに再現、リベット構造の車体や、特徴的な転輪、そして同車の特徴である後部の大型排気管などが表現されています
●「BT-5」の砲身は一体成型となっています
・ 防盾部は、外部装甲板と内装式防盾が別パーツとなっています
・ 砲身部は上下に可動式です
●砲塔部は、左右分割式に、天板を取り付けるパーツ構成となっています
・ 砲塔上部及び後部のハッチは別パーツとなっており、上部のハッチは開閉が選択できるようになっています
・ 砲塔の「鉢巻きアンテナ」は、支柱部分が別パーツで成型されています
・ 砲塔上部に存在する、特徴的な「丸リング」も別パーツで用意されています
●「BT-5」の車体は各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ クリスティーサスペンションによる2重構造の側面板が表現されています
・ 後方の排気管は上下分割式
・ エンジングリルのカゴ状のカバーはプラパーツ製です
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ サスペンションアームは、個別にパーツ化されています
●履帯は、プラパーツによる接着連結式履帯が付属しています
●砲塔部の点線や、国籍マーク、スローガンなどが再現されたデカールが付属しています
●再販アイテム
------------------------------------------【 「ソビエト BT-5 戦車」のワンポイント 】
●キットは「BT-5」の複雑な車体形状を箱組み方式で組上げるもので、その構造上、隙間などが発生し易いですから、仮組みは入念に行ないましょう
●また、ベテランモデラーの人でしたら、隙間部分はパテ埋め成型し、整形の際に消えてしまったリベット類は自作した方が綺麗に仕上がると思います