サイバーホビー 日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型) 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ) 6678 プラモデル

ホーム AFV サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ)

日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型)

販売価格

5,170円 4,653円(税込)

購入数 SOLD OUT

「日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型) (プラモデル) (サイバーホビー 1/35 AFV シリーズ ('39~'45 シリーズ)  No.6678 )」です


●「日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●太平洋戦争時における帝国海軍の水陸両用戦車「特2式内火艇(うちびてい)」を再現したキットで、水上航行用のフロートが取り付けられていない陸上戦闘用の形態が表現されています

●水陸両用戦車として、角形のデザインを持つ大型の車体に小型の砲塔を搭載した特徴的なフォルムの「特2式内火艇」を再現、世界的にも珍しく海軍が開発した戦車であり、日本の戦車の中でもその特異な形状はコレクションの中でも異彩を放つことでしょう

●帝国海軍は、明治維新による海軍の創設の時期から「海兵隊」を創設、敵艦に乗り込む場合などにおいて制圧や警備活動を行なう任務を持っていました

●しかし、敵艦に乗り込んで艦を制圧するという方法は時代遅れとなっており、明治9年には廃止され、明治19年からは必要に応じて艦の乗組員から陸上戦闘用の「陸戦隊」を抽出することが決定、その他に各鎮守府所属の「特別陸戦隊」が創設されました

●この「陸戦隊」は、日露戦争や第1次大戦における青島攻略戦をはじめ各紛争に参加、また中国での租界地では国際的に海兵部隊を警備活動に当てるのが常であり、2度に渡る上海事変で激しい戦いを行いました

●「陸戦隊」は陸軍と同じ火砲を持ち、この上海事変では装甲車や「89式中戦車」を投入、陸軍部隊と変わらない重装備と陸上戦闘能力を誇っていました

●太平洋戦争が始まると、「陸戦隊」は南方の島の攻略戦に参加、陸軍部隊と並んで破竹の勢いで占領を繰り返します
●また、海軍管轄地域における島嶼防衛の必然性から次々と「陸戦隊」の部隊が編成、現地において防御任務に就き、「陸戦隊」全体の規模としては拡大の一途を辿ります

●一方、「陸戦隊」が装備する戦車は、「89式中戦車」から「95式軽戦車」へと更新されましたが、海軍は陸軍の上陸用舟艇(大発)や大型の輸送船を使用しなくても上陸することができる水陸両用戦車の必要を感じ、陸軍の技術本部の協力を得ながら開発を行いました
●この戦車は、秘匿名「カミ」と呼ばれ、短期間で完成させるために「95式軽戦車」の足回りをベースとして製作され、1941年の10月に試作車が完成、数度の試験を経て翌年には「特2式内火艇」として制式化されました

日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型)の商品画像


●同車は「1式37mm戦車砲」を搭載、4角形の車体を持ち、浮航時には車体前後にフロートを装備し、砲塔上にはカニングタワー、機関室上部には給排気口を装着、上陸後にはこれらの装備は取外されました
 ・ 搭載砲は「94式37mm戦車砲」、もしくは「98式37mm戦車砲」を装備していた車輌も在ったようです
 ・ 浮航時には車体後部に装備されたスクリューが推進力となっています
 ・ 海軍の中での扱いは戦車ではなく「艇」であり、そのために「内火艇」という名称が付けられていました
 ・ この車輌の乗員は、車長、砲手、操縦手、副操縦手、無線手、機関手の6名と言われています
 ・ 浮航機能の為に車体は大型で、装甲厚も13mmから6mm程度と、機銃弾に耐えうる程度となっています

●この「特2式内火艇」は、アメリカ軍の「シャーマンDD」のような敵前上陸時に使用される水陸両用戦車とは異なり、フロートを取外さなければ戦闘ができず、輸送手段として水陸両用機能を持たされた戦車という意味合いが強いものでした
 ・ このフロートを使った水陸両用機能を使って上陸を行なう手段は殆ど行なわれず、通常は輸送船(輸送艦)を使う方法が採られました

●「特2式内火艇」は、184両が生産され、各地の島嶼防御部隊を中心に配備されます
イ日本海軍 水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ (陸戦型)の商品画像
●同車が部隊に配備される頃は、アメリカ軍の本格的な反攻が開始されており、水陸両用戦車として上陸作戦を行なう機会は殆どなく、多くが「陸戦隊」の持つ貴重な機甲戦力として通常の戦車の代わりとして運用されました
 ・ レイテ島におけるオルモック湾の逆上陸作戦などにも参加しましたが、前述の理由のように敵前上陸は行なわれていません

●しかし、浮航能力を持つ水陸両用戦車として開発された同車は、攻撃力はもとより防御力に乏しく、強力な火力を擁するアメリカ軍の前では「蟷螂の斧」の感が強く、上陸部隊への反撃に投入された車両はその多くが奮戦虚しく撃破されました


●この「特2式内火艇 カミ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
 ・ 「特2式内火艇」がフロートを外し、上陸した「陸戦型」の状態を再現しています

●キットは、同社の持つディテール表現力によって「特2式内火艇」をシャープ且つ詳細に再現 、主要部分は一体成型により形状が形成されており、ニューキットとしては総パーツ数が240と少なく、その特徴的な車両を気軽に楽しむ事が出来る内容となっています

●また、日本の装甲車両の持つ繊細な溶接ラインや各部の作りが表現され、全体から感じられる「線の細さ」や、転輪と履帯とが織り成す機械的な迫力など、日本戦車の雰囲気と趣とを感じ取れることでしょう


●「特2式内火艇 カミ」の砲身は一体成型となっており、スライド式金型により砲口が開口処理されています
 ・ 砲尾部も砲身部と一体となっています
 ・ 閉鎖器は別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 砲尾のガード部、引き金、肩当て、薬莢受けなどが別パーツで再現されています
 ・ 機銃は、スライド式金型により上部の方熱口が再現、機関部も一体成型で表現されています
 ・ 防盾パーツを選択することにより、照準口カバーの開閉状態を選択できます

●砲塔は一体成型となっており、砲塔リング部は別パーツです
 ・ 砲塔上ハッチ及び後部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 砲塔後部の手摺り、対空機銃架基部、アンテナベース部は別パーツで再現
 ・ 対空機銃架は、基部に装着されている状態と外されている状態とを選択可能です
 ・ 砲塔上に設けられた周囲の車両に指示を伝える信号灯は、出した状態と収納した状態とを選択できます
 ・ 視察スリット内側に設けられた視察口は開閉状態が選択可能
 ・ 視察口のガラス部はクリアーパーツとなっています
 ・ 特徴的な形状のアンテナ基部もパーツ化

●車体上部は一体成型となっており、溶接跡、リベットなどが表現されています
 ・ 車体前面は別パーツで、中央部にフックが付いている前期型と、フック部分が塞がれた後期型とを選択できます
 ・ 前方の点検ハッチは別パーツです
 ・ 中央部の燃料給油ハッチは別パーツで、内部の燃料タンクが再現されており、開閉状態が選択できます
 ・ エンジン点検ハッチは別パーツにて再現
 ・ 車体上部の乗降ハッチは別パーツで、特徴的な2重構造とスリットが再現され、開閉状態が選択可能です
 ・ 前照灯の有無を選択できます

●車体各部に存在するフロート固定用のフックは3パーツで構成され、内装部分と内側の操作ハンドルが再現されています

●前方機銃は、スライド式金型により上部の方熱口が再現、機関部も一体成型で表現されています
 ・ 前方機銃は可動式です

●排気管は7パーツで構成され、排気口が開口処理されています
 ・ 排気管カバーはエッチングパーツで再現

●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
 ・ 各サスペンションアーム、デフカバー、誘導輪基部は別パーツにて再現
 ・ 各転輪は左右分割式です
 ・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式となっています
 ・ スクリューは、本体部分と基部2パーツとで構成されています

●視察口、前照灯のガラス、信号灯などを再現するクリアーパーツが付属

●排気管カバー、各転輪の基部などを再現するエッチングパーツが付属しています


●マーキングは、2種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 海軍第5根拠地隊(サイパン / 1944年)
 ・ 海軍第27特別根拠地隊(ニューギニア島アイタペ / 1944年7月~8月)

●説明書のマーキング指示に基づく、軍艦旗マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
 ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製


●2011年 完全新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

この商品のカテゴリー

これまで見た商品