ドイツ ヘンシェル 33D1 6輪トラック
「ドイツ ヘンシェル 33D1 6輪トラック (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35466 )」です
●「ドイツ ヘンシェル33D1 カーゴ6輪トラック」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の中型トラック「ヘンシェル タイプ33」を再現したキットで、ガソリンエンジン搭載の「D1」型が表現されています
●ドイツ車両らしい角張ったボディ、質実剛健さを印象させる特徴的なフロント部など、「ヘンシェル タイプ33 D1」の魅力が表現された内容となっています【 「ヘンシェル タイプ33 D1」について 】
●「ヘンシェル」社は、「タイガー1」や「キングタイガー」などのドイツ軍を代表する戦車を製造した高度な技術を持つ工業メーカーでしたが、割合いは少ないものの軍用トラックの生産も行なっています
●この「ヘンシェル」社の代表的な軍用トラックが「ヘンシェル タイプ33」で、3tクラスの積載量を持ち、大戦初期におけるドイツ軍トラックの中心的存在でした
●この「ヘンシシェル タイプ33」は、当初排気量10リッターのガソリンエンジンを搭載する「D1」が生産されていましたが、後には9リッターのディーゼルエンジンを搭載した「G1」が登場しています
・ 「D1」と「G1」とは外観上に相違は有りません
●同車は、1933年から生産が開始、1942年までに22,000両が作られました
・ 生産数の中の約半数は輸出されています
●しかし、同車は堅牢な構造を持っていたために車重が重く、同じクラスの代表的なトラックである「オペル・ブリッツ」が車重2700kgに対して「ヘンシェル タイプ33」は6100kg、排気量は前者が3.6リッターに対して後者は10リッターもしくは9リッターと、重量の関係でエンジンが大型化し、更に重量が嵩むこととなり、車両としての効率、生産コストの関係から生産が中止されています
●ただ、既存の車両は消耗されるまでそのまま使用が続けられましたので、大戦の後期においてもその姿が見られ、ドイツ軍の代表的なトラックの一つでした【 「ドイツ ヘンシェル33D1 カーゴ6輪トラック」のキット内容について 】
●この「ヘンシェル タイプ33 D1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「ヘンシェル タイプ33 D1」をシャープに再現、足回りを中心とした実車の細かな作りがパーツ分割により表現された内容となっています
●キャビン上部はキャンバストップ、荷台には幌や幌枠が無い状態が表現されています
●「ヘンシェル タイプ33 D1」の車体は、シャーシ、ボンネット部、キャビン部、荷台部の4ブロックで構成されています
●シャーシのメインフレームは、細かく細分化したパーツ構成となっています
・ 特徴的な縦方向のアングル構造、横方向の躯体形状が表現されています
・ 前輪のリーフサスペンション、後輪のダブル式のリーフサスペンションが再現
・ 後部のデファレンシャルは、細分化されたパーツで、ディテールが詳細に再現されています
・ 前輪は操行可動式です
・ タイヤは、プラパーツによる一体成型、後輪内側のタイヤのホイール部は別パーツとなっています
●ボンネット部は、ボンネット、フロントグリル、フェンダーなどがそれぞれ個別にパーツ化されています
・ ボンネットは、実車通りの分割となっており、閉じた状態と、中央部を起点として跳ね上げ式に開けられた状態とを選択可能です
・ フロントグリルのパーツには、「ヘンシェル」社のロゴが彫刻されています
・ 複雑な形状のパイプ式バンパーは2分割式にて再現
・ 前照灯は通常のタイプを再現、ガラス部にはクリアーパーツが用意されています
・ ボンネットを固定するストッパーのパーツが付属
●エンジンルーム内部が再現されています
・ 20パーツにより、エンジン本体、冷却ファン、ファンベルトなどを細かく表現しています
●キャビン部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 天板部は、キャンバストップ式が再現
・ 側面のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ フロントウィンドーは、ワイパーが一体成型された枠の部分は成型色パーツ、ガラス部はクリアーパーツとなっています
・ フロントウィンドーの操縦席側は別パーツで、この部分のみを跳ね上げて開けた状態へとすることも可能です
・ 操縦席部分は、各種レバー、ペダル類が個別にパーツ化されています
・ ドアの把手、方向指示器などが別パーツ化
●荷台部分は、各パネルを組合せる箱組み方式となっています
・ 側面及び後面板は上下分割式です
●フロントウィンドーと前照灯、サーチライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属しています
●マーキングは、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 国防軍所属 ジャーマングレー単色塗装(フランス / 1940年)
・ 空軍所属 ジャーマングレー単色塗装(ロシア / 1941年)
・ 空軍所属 ダークイエロー単色塗装(イタリア / 1943年)
・ 空軍所属 ダークイエロー、ダークグリーン2色迷彩(フランス / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、部隊記号、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2011年 完全新金型