ドイツ ストゥーバー Kfz.2 軽四輪駆動車 無線搭載タイプ (軽統制型車両)
「ドイツ ストゥーバー Kfz.2 軽四輪駆動車 無線搭載タイプ (軽統制型車両) (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35522 )」です
●「ドイツ ストゥーバー Kfz.2 軽四輪駆動車 無線搭載タイプ (軽統制型車両)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の情景を再現する際、欠かすことのできない「軽統制型車両」を再現したキットで、無線搭載型の「Kfz.2」を再現した内容となっています【 無線器搭載型「軽統制型車両」について 】
●ドイツ軍は戦前の軍拡時、将来をにらんだ軍隊の機械化を進めるにあたり、各種の民間用の車両を徴用していましたが、その結果、雑多な車種の車両が混在することになり、整備や生産性などに問題が生じました
●そこで生まれたのが1934年の「アインハイツ計画」による「統制型車両」で、これは規格を統一して車種を絞った車両を開発することを目的とした計画でした
●「アインハイツ計画」のもとで作られた車両は、「統制型野戦乗用車」と「統制型野戦貨物車両」で、それぞれがさらに「軽」「中」「重」のクラスに分けられ開発、生産が進められました
●「軽統制型車両」は、この「統制型野戦乗用車」の「軽」クラスに相当し、「シュトーバー」「BMW」「ハノマーク」の3社が参加して製造されました
●本車は1937年から生産を開始、1943年の生産終了までにに13000台ほどが生産されドイツ軍の足として活躍しています
●この「軽統制型車両」は、足回りに4輪駆動独立懸架装置を持つなど非常に凝った構造を持っており、1700ccから2000ccクラスのエンジンを搭載していました
・ しかし、この凝った造りは生産性の低下を招くこととなり、大戦の後半では簡素な構造の「キューベルワーゲン」などに役割が集約されることになります
●一方、ドイツ軍は戦争を有利に展開するために、部隊間の通信能力を重視、これにより機動力を持った諸兵連合による作戦を有効に行なうことができました
●そのため、「軽統制型車両」を始め、各種車両に無線器搭載型が作られました
●この無線器搭載型の「軽統制型車両」は、「Kfz.2」という型式名が与えられ、各戦線で運用、活躍しています
・ 「Kfz.2」はベース車両の種類に関係なく無線機搭載の小型車両全般の型式名です 【 「ドイツ ストゥーバー Kfz.2 軽四輪駆動車 無線搭載タイプ (軽統制型車両)」のキット内容について 】
●この無線器搭載型の「軽統制型車両」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●力強いフォルムの「軽統制型車両」を詳細に再現、複雑な構造の足周り、細かな作りの運転席部分、そしてエンジン部などのディテールが表現された内容となっています
●「ドイツ ストゥーバー Kfz.1 軽四輪駆動乗用車 (軽統制型車両)」をベースに、「Kfz.2 無線搭載車両」再現用の「無線器」及び「無線機用の荷台」を再現するパーツなどを追加したバリエーションキットとなっています
●「ストゥーバー Kfz.2 軽四輪駆動車」の後部席は、幌を畳んだ状態で再現されています
●シャーシのメインフレームは一体成型されたパーツ、これに車軸パーツ、デファレンシャル、スプリング式サスペンションパーツなどを取り付けるようになっています
●タイヤは左右2分割式で、トレッドパターンが再現されています
●エンジン部分が再現されています
・ 総数30個のパーツ数で構成され、エンジン本体、冷却ファン、クラッチ、トランスミッションなどの細部を再現
●エンジンルームのボンネットは3分割式、ラジエターグリル、エンジンルーム側面、左右フェンダーは、それぞれパーツ分割されています
●運転席周囲は、各ペダル、ハンドル、レバー類が別パーツで、実車構造物を詳細に再現されています
・ フロントウィンドーの枠の部分は成型色パーツで、ガラス部分はクリアーパーツとなっています
・ メーター類に関しては、デカールが用意されています
●キャビン部は、底板と後部フェンダー、側面と後面パーツで構成された箱組み方式となっています
・ 底板は、運転席、後方キャビン部を含め一体となったパーツとなっています
・ 側面パネルは、後部右側のドアが廃止された「Kfz.2」のタイプが再現されています
・ 前方の2つのドアは別パーツで、開閉状態を選択できます
●後部座席に「無線器」を設置した状態を再現しています
・ 2基の無線器のパーツが付属、それぞれ4分割式により固定ベルトも再現されています
・ アンテナ基部を再現したパーツが付属しています
・ 車体側面に装備される無線器のアンテナ延長用のポールもパーツ化
●幌は折畳んだ状態が表現されています
・ 幌パーツは4分割式で、折畳まれた状態の枠も再現
●ウィンドー部分や、前照灯のガラス部分を再現するクリアーパーツが付属しています
●マーキングは、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第29砲兵連隊 (フランス / 1940年6月)
・ ドイツ空軍 第51戦闘航空団 (スモレンスク / 1941年8月)
・ 第6戦車師団 (ロシア / 1941年9月)
・ ラムケ旅団 (リビア / 1942年)
●説明書の塗装指示に基づく部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
●2011年 一部新金型