イギリス戦艦 ドレッドノート
「イギリス戦艦 ドレッドノート (プラモデル) (ズベズダ 1/350 艦船モデル No.9039 )」です
●「イギリス戦艦 ドレッドノート」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第1次世界大戦以前に建造されたイギリス海軍のド級戦艦「ドレッドノート」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 戦艦「ドレッドノート」について 】
●イギリスの戦艦「ドレッドノート」は1906年に竣工した艦で、従来の戦艦の形式を破った革新的な存在です
●この艦が登場するまでの戦艦は、主砲を前後に連装式に4門程度、それに多数の副砲や中間砲を搭載するという形式が採られており、海戦ではそれらの砲が一斉に敵艦を射撃しました
●「ドレッドノート」は副砲や中間砲を廃止して主砲を集中的に搭載(防御用の小口径砲は搭載しています)、連装式の主砲を5基10門を装備しました
●これにより攻撃力は倍増、同口径砲を使用した射撃により射撃指揮所の射撃修正が容易となり、実質的な攻撃力はより向上しています
●また、機関も蒸気タービンを採用することにより在来型の戦艦よりも速力が速く、総合的な能力は当時の列強の戦艦を凌駕していました
●この「ドレッドノート」の登場により、従来の戦艦は一夜にして時代遅れとなり、各国は「ドレッドノート」と同じ形式、そして同様な性能を持つ戦艦の建造を急ピッチで行なうようになりました
●この「ドレッドノート」と同等の性能を持つ艦は「ド級艦」と呼ばれ、この言葉は海軍用語としてだけではなく、通常の慣用句としても用いられるようになります
●この「ド級艦」は列強の戦艦のスタンダード的な存在となり、この「ドレッドノート」以前の形式を持つ艦は「前ド級艦」として2戦級兵器に格下げ、もしくは廃艦処分されました
・ 日本の海軍でも、この影響を受け、既存の戦艦と建造中の戦艦は退役や予備艦などに変更が進められ、「ド級艦」の建造技術を習得するために巡洋戦艦「金剛」の建造がイギリスに発注されました
●なお、「ドレッドノート」の、2番、3番主砲塔は舷側に配置されていたために、片舷のみしか射撃できず、主砲の配置を中心線上にして攻撃力の更なる向上を図った艦が、「ドレッドノート」を超えた存在として「超ド級艦」と呼ばれています【 「イギリス戦艦 ドレッドノート」のキット内容について 】
●このイギリス戦艦「ドレッドノート」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「ドレッドノート」をシャープに再現、戦艦史に残る同艦の特徴的なスタイルと、当時の艦艇の特色である小型の上部構造物によるフォルムが表現されています
●キットはフルハルモデルとなっています
●「ドレッドノート」の船体は左右分割式で、これに甲板及び上部構造物を取り付ける構成となっています
・ 船体パーツには艦底部が一体成型され、舷窓、ホースパイプ、フェアリーダーがモールドされています
・ 舷側の魚雷防御網のブームは別パーツとなっています
・ 船底の舵、推進軸、プロペラ(スクリュー)、ビルジキールは別パーツです
●甲板部は上甲板に、船首楼甲板部を取り付ける構成となっています
・ 甲板上には、ボラード、昇降口、通気筒などがモールドされています
●上甲板上の構築物となる「艦橋部」「主砲部」「煙突部」「後部構造物」などを個別にブロック化して構成、それぞれを甲板上に取り付けて完成させます
「ドレッドノート」の艦上の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●艦橋
・ 艦橋は各パネルを貼り合わせる構成となっています
・ 複雑な桁構造が表現されています
●煙突
・ 煙突は左右分割式で、トップは別パーツとなっています
●メインマスト、後檣
・ メインマストと後檣は三脚檣型、トップは1本の単檣となっています
・ メインマストと後檣の三脚檣部分は前後分割式で、ヤード、単檣部、見張り台が別パーツです
●主砲塔「45口径30.5cm連装砲」 ×5
・ 砲塔は、砲塔本体と砲身パーツで構成され、砲身は1本ずつ分割されています
●「45口径7.6cm単装砲」 ×27
・ 砲は一体成型となっています
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 大型内火艇 ×2
・ 中型内火艇 ×1
・ 大型カッター ×2
・ 中型カッター ×4
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 錨
・ 探照灯
・ ケーブルホルダー
などがセットされています
●展示用のスタンドが付属しています
・ 艦名を表示したネームプレートもセットされています
●全315パーツ
●完成全長 : 約46cm
●2011年 完全新金型