ユニバーサルキャリア 1 Mk.1 ボーイズ対戦車ライフル搭載型
「ユニバーサルキャリア 1 Mk.1 ボーイズ対戦車ライフル搭載型 (プラモデル) (IBG 1/72 AFVモデル No.72026 )」です
●「ユニバーサルキャリア 1 Mk.1 ボーイズ対戦車ライフル搭載型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の汎用装甲兵員輸送車「ユニバーサルキャリアー」を再現したキットで、初期型となる「Mk.1」車体に「ボーイズ対戦車ライフル」を搭載したタイプを再現した内容となっています【「ユニバーサルキャリアー」について】
●1927年から生産が開始されたイギリスの「ガーデンロイド豆戦車」は、世界恐慌による軍縮ムードの中、手軽に数を揃えることができるために世界的なベストセラー車輌となります
●しかし、この「ガーデンロイド豆戦車」は、戦車として運用するのは大きさが小さすぎ、武装も機銃程度しか搭載することができず、貧弱さが否めませんでした
●各国は、同車を参考にした小型戦車を開発しましたが、イギリス軍ではやはり戦車としての活用は考慮されず、牽引及び兵員輸送車として発展して行きます
●1934年に「ヴィッカース社」は、牽引任務も兼ねた機関銃搭載車輌「ブレンガンキャリアー」を開発、一方で、兵員輸送型、偵察型、砲兵用型などの専用のタイプも作られました
●しかし、このように各兵科用に専用の車体を製作するのは効率的ではなく、汎用車体としての「ユニバーサルキャリアー」が開発されます
●この「「ユニバーサルキャリアー」は、1940年から量産が開始され、大戦中に65,000両が生産、イギリス連邦軍の機械化部隊の足として全戦線に渡って活躍しました
●「ユニバーサルキャリアー」は、「Mk.1」~「Mk.3」のタイプが作られ、各型の形状は大きな相違は有りませんが、「Mk.1」は前照灯が両サイドの2灯式となっているのが特徴となっています
●また、大戦の初期には、前方に「ボーイズ対戦車ライフル」を装備した車輌も存在し、一定の対装甲能力も持っていました
・ 「ボーイズ対戦車ライフル」は、大戦初期におけるイギリス軍の対戦車兵器でしたが、装甲貫通能力はそれほどでも無く、もっぱら対人やソフトスキン車輌に対しての射撃に用いられたようです
●「ユニバーサルキャリアー」はソ連軍にも供与され、装甲兵員輸送車を持たない同軍では、重宝されました【 「ユニバーサルキャリア 1 Mk.1 ボーイズ対戦車ライフル搭載型」のキット内容について 】
●汎用装甲兵員輸送車「ユニバーサルキャリアー」の「ボーイズ対戦車ライフル搭載型」を再現したプラスチック組立てキットです
●小型の装軌式装甲車「ユニバーサルキャリアー」をシャープに再現、車体は最小限のパーツ分割ながらも車内を中心とした細部がパーツ化され、その小粒な姿がミニスケールに沿って表現された内容となっています
●キットは、イギリス連邦軍で使用された状態と、ソ連軍に使用された状態、そしてドイツ軍の捕獲車輌の3種類から選択して製作できます
●「ユニバーサルキャリアー」の車体は各パネルを組み合わせる箱組み方式となっています
・ 車体の主要躯体は、底板、左右側面、前面、後面、操縦席前面板の6パーツで構成されています
・ 側面パーツには、フェンダーと兵員室側面とが一体成型
・ 側面前部のサイドフェンダーは別パーツです
・ 各パーツの外側にはリベットが彫刻されています
・ 操縦席前面の視察ハッチは別パーツとなっています
・ 車体後部のツルハシ、シャベル、排気管は別パーツにて再現
・ 前照灯は、通常のタイプとソ連軍仕様の管制フード付きとが選択可能です
●オープントップ部分の車体内部が再現されています
・ 操縦手及び前方機銃手の座席は別パーツとなっています
・ ハンドル、変速レバーがパーツ化
・ 車内左側面には大型の雑具箱を装備
・ 後部の無線手の座席がパーツ化されています
・ 無線器、各携行缶、弾薬箱などが別パーツとなっています
・ ソ連軍用のアンテナ基部パーツが付属
・ 車内のライフルは、イギリス連邦軍の「エンフィールド ライフル」とソ連軍の「モシンナガン ライフル」とを選択できます
●足回りは、起動輪、誘導輪、転輪が個別にパーツ化され、転輪部は両側からサスペンションパーツで挟み込む構成となっています
●履帯は、プラパーツによる接着連結式履帯が付属しています
・ 上下の直線部は繋がっている状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパーツとなっています
●「ユニバーサルキャリア 1 Mk.1 ボーイズ対戦車ライフル搭載型」を飾るアクセサリーパーツが付属しています
・ ブレン軽機関銃 ×3
・ ボーイズ対戦車ライフル ×1
・ エンフィールド ライフル ×3
・ モシンナガン ライフル ×3
●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第3カナダ歩兵師団 第7偵察連隊 (イギリス / 1942年12月)
・ ソ連軍所属不明 (クルスク / 1943年6月)
・ 第1ポーランド機甲師団 第10ポーランド山岳連隊 本部車輌 (イギリス / 1944年)
・ 第1カナダ歩兵師団 第2歩兵旅団 (シシリー / 1943年7月)
・ ドイツ軍捕獲車輌 (フランス / 1943年)
・ 第46歩兵師団 第128歩兵旅団 ロイヤル・ハンプシャー連隊 (チュニジア / 1943年2月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、重量表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2011年 完全新金型(「ユニバーサルキャリア 1 Mk.1」、「ユニバーサルキャリア 2 Mk.2」、「ユニバーサルキャリア 1 Mk.2 迫撃砲搭載型」と同時発売)