アメリカ M4A2 シャーマン M1 ドーザー装備型
「アメリカ M4A2 シャーマン M1 ドーザー装備型 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.214 )」です
●「アメリカ M4A2 シャーマン M1 ドーザー装備型」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の「M4A2」中戦車を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、「M1ドーザーブレード」を付けた状態が表現されています
●ベースとなる「M4A2」は、前面装甲が4分割式のタイプの初期型車体に、幅広の「M34A1」防盾を付けた「75mm砲 砲塔」を載せたタイプとなっています
・ 「M4A2」は、アメリカ陸軍では少数が使用されただけで、そのほとんどが本国での訓練用とされました【 「M4A2 M1ドーザーブレード装備型」について 】
●アメリカの「M4」中戦車シリーズは、主力戦車として生産のマスプロ化を図るために、各種のエンジンが用意され、搭載するエンジンにより型式が異なりました
●「M4A2」は、このシリーズで唯一ディーゼルエンジンを搭載したタイプとなります
●ただ、アメリカ陸軍は燃料の供給の関係から車種をガソリンエンジンへと統一した関係で、「M4A2」は少数しか導入されず、主にアメリカ海兵隊や他国への供与車輌として生産されました
●同車を供与されたイギリス連邦軍やソ連軍では、使い勝手が良い戦車として評判は良好で、搭載する75mm砲は装甲貫通能力は低いものの、榴弾の威力は大きく、歩兵支援に適していました
●特にソ連軍は、装備する戦車はディーゼルエンジン装備車が多く、燃料の補給の点や燃費の良さなどからも歓迎されています
●一方、アメリカは工業国として機械の導入が積極的に行なわれ、戦線後方ではブルドーザーを活用して、構築や撤去などの工兵作業を有効且つ短時間で実施していました
●ただし、そのようなブルドーザーでは前線地域での行動は不可能であり、ブルドーザーと同じ履帯走行式の戦車にドーザーブレードを付けることが考案され、「M4」中戦車シリーズ専用のドーザーブレードが作られました
●このドーザーブレードは「M1 ドーザーブレード」として制式化、2000セット弱が生産され、障害物の撤去などに活躍しました
・ 「M4」中戦車シリーズのVVSSサスペンション用が「M1」、HVSSサスペンション用が「M1A1」となります
・ ちなみに、戦車が装備するドーザーブレードは応急的なものであり、本格的な工兵作業にはブルドーザーなどが必要とされていました【 「アメリカ M4A2 シャーマン M1 ドーザー装備型」のキット内容について 】
●この「M4A2 M1ドーザーブレード装備型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドーザーブレードを装備した「M4A2」をシャープに再現、戦車の車体にドーザーブレードを装着した特徴的な姿が表現された内容となっています
●「M4」中戦車シリーズとしての単品作品のコレクションに、そしてミニスケールを活かし、ジオラマなどで連合軍の物量や機甲部隊の魅力を演出しても面白いでしょう
●「M4A2 M1ドーザーブレード装備型」は、砲塔、車体上部、車体下部、ドーザー部の4ブロックで構成されています
●砲塔は、上下分割式となっています
・ 砲身は上下可動式です
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 排莢ハッチ部は別パーツです
・ 砲塔は左右旋回が可能です
●車体上部は、本体、前部ハッチ部、後部パネルの3分割式です
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 前照灯、尾灯がパーツ化
・ 前照灯と尾灯のライトガードは、エッチングパーツが用意されています
・ 車載工具類は別パーツとなっています
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ VVSSサスペンションは左右分割式で、上部のスキッド部分はエッチングパーツとなっています
・ 履帯は、プラパーツによる一部連結式で、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパー
ツとなっています
・ 履帯はラバーシェブロンタイプの「T48」が表現されています
●ドーザー部は、ドーザー本体が2分割式、アーム部が4分割式となっています
・ シリンダーやアタッチメント部が細分化されたパーツで構成されています
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ陸軍 第746戦車大隊(ノルマンディ / 1944年6月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車台番号、注意書きなどを再現したデカールが付属しています
●2011年 一部新金型
---------------------------------【 「アメリカ M4A2 シャーマン M1 ドーザー装備型」のワンポイント 】
●キットはアメリカ陸軍の所属車輌となっていますが、前述の通りに「M4A2」はアメリカ陸軍には殆ど使用されていませんので、イギリス連邦軍などのマーキングにして使用してもよいでしょう