アメリカ陸軍 M551 シェリダン 空挺戦車
「アメリカ陸軍 M551 シェリダン 空挺戦車 (プラモデル) (タミヤ スケール限定品 No.89541 )」です
●「アメリカ陸軍 M551 シェリダン 空挺戦車」です
●現用のアメリカ軍の空挺戦車「M551 シェリダン」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「M551 シェリダン」について 】
●アメリカ軍は軽戦車の開発に熱心でしたが、第2次世界大戦後、戦車にはより強力な火力と厚い装甲が求められるようになると、両方に制約を受ける軽戦車の存在意義は薄れて行きました
●しかしながら、輸送機の能力と、空中投下技術の向上から空挺部隊が使用する戦車としての価値がクローズアップされます
●「M551 シェリダン」は、この空挺部隊用に作られた軽戦車で、1950年代の後半から開発が進められ、1965年に制式化されました
●この「M551 シェリダン」は、軽量化を図るために全面素材をアルミ合金製とし、主砲には「152mmガンランチャー」を装備しました
●「152mmガンランチャー」は、通常弾の他に「シレーラ対戦車ミサイル」を発射することが可能で、対人だけではなく、対戦車戦闘用に強力な火力を持っています
●また、軽量化された車体は浮航能力を持っており、車体側後面に収納されたスクリーンを展開することで水上航行が可能です
●「M551 シェリダン」は、地形の関係から戦車の運用に適さないという判断により、戦車戦を考慮しない火力支援用としてベトナム戦争に投入されました
●同車は、152mmという大口径砲による榴弾の威力により活躍しますが、高温多湿による砲弾の不良などに苦しめられました
●また、アルミ合金は被弾時の防御能力が低く、地雷などにより多くの車体が被害を受けることになってしまいました
●このため、「M551 シェリダン」はベトナム戦争の終結後、ほとんどの部隊から編成が外され、緊急展開部隊としての性格を持った「第82空挺師団」にのみ残されました
●これは、高い空輸能力が評価されたもので、1989年のパナマ侵攻に参加、そして1990年の湾岸戦争において、いち早くサウジアラビアに空輸され、本体到着までの貴重な戦車戦力となりました
●その後、「M551 シェリダン」は全車が退役しましたが、一部の車輌は仮想的部隊用の訓練車輌として運用されています【 「アメリカ陸軍 M551 シェリダン 空挺戦車」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の空挺戦車「M551 シェリダン」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、角形の船状の車体にソロバン状の砲塔を持ち、短砲身の砲を持つSF的デザインの「M551 シェリダン」を再現、1971年製の古い製品ながら、実車の特徴を的確に捉えた内容となっています
●「M551 シェリダン」は、砲塔、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●砲身は、本体が左右分割式で、砲口部分が別パーツとなっています
・ 防盾は1パーツで構成
・ ミサイル誘導装置は4パーツで構成され、前方の扉は開閉状態が選択できます
・ 砲身は上下可動式です
●砲塔は上下分割式です
・ 砲塔側面の弾薬箱、スモークディスチャージャーは別パーツとなっています
・ 砲塔後部のバスケットは5パーツで構成されています
・ 車長キューポラは3パーツで構成
・ 車長ハッチは、開閉可動式です
●車体上部は一体成型となっており、前後のフックは別パーツとなっています
・ 前照灯、尾灯は別パーツ
・ ライトガードがパーツ化されています
・ 操縦手ハッチは実車通りの回転可動式となっています
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは車体下部に一体成型
・ 転輪類は左右分割式で、内蔵するポリキャップにより可動します
・ 履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属
●ドライバーを再現した半身像のフィギュアが1体付属しています
・ フィギュアは、操行レバーを持って操縦しているポーズとなっています
・ フィギュアは、戦闘服を着用し、戦車ヘルメットを着用した姿です
●マーキングは、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第1歩兵師団第63機甲連隊第1大隊
・ 独立第11機甲騎兵連隊 (ベトナム戦争時)
・ 第82空挺師団第73機甲連隊第3大隊 (湾岸戦争時 / 1990年)
・ 第25歩兵師団第4騎兵連隊第3偵察大隊 (ベトナム戦争時)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、部隊表記、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●スポット再生産アイテム