ロシア M1902型 76.2mm野砲 (無砲盾) トレクデゥモビカ (エッチング付)
「ロシア M1902型 76.2mm野砲 (無砲盾) トレクデゥモビカ (エッチング付) (プラモデル) (ユニモデル 1/35 AFVキット No.35623 )」です
●「ロシア M1902型 76.2mm野砲 (無砲盾) トレクデゥモビカ (エッチング付)」です
●第2次世界大戦初期のソ連軍の主力野砲の1つである「76.2mm 野砲 M1902」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、その「無防盾型」を再現した内容となっています【 「76.2mm 野砲 M1902」について 】
●ソ連陸軍は帝政ロシアからの伝統である砲兵火力を重視しており、第2次世界大戦の開戦時においても大量の火砲を保有していましたが、大量の兵器を時代に合わせて保有することは難しく、その全てが近代化された火砲ではなく旧式化した火砲も多数存在していました
●「76.2mm 野砲 M1902」は、そのような旧式砲の1種で、帝政ロシアにおいて1902年に開発された野砲でした
●この砲は、ドイツのクルップ製の75mm砲を原型としており、ロシアでは始めて駐退復座機を装備した火砲でもありました
●第1次世界大戦では主力野砲として活躍、ロシア革命が勃発すると赤軍・白軍双方で使用され、ソ連邦が成立してからも生産が続けられました
●「76.2mm 野砲 M1902」は、箱型砲架を持つ30口径の短砲身砲で、8750mの射程を持ち、馬匹専用として木製の車輪を装備していました
●1930年に、同砲をベースとした改良型の「M1902/30」が登場するまでソ連軍の主力野砲として運用されています
●第2次世界大戦時においては、さすがに時代遅れとはなっていましたが、相当数がソ連軍の砲兵部隊で使われていました
●緒戦の勝利でドイツ軍は同砲を大量に捕獲、しかし、さすがに旧式化が目立ち、極少数が捕獲兵器として用いられたに過ぎませんでした【 「ロシア M1902型 76.2mm野砲 (無砲盾) トレクデゥモビカ (エッチング付)」のキット内容について 】
●この「76.2mm 野砲 M1902」の「無防盾型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●古風でクラシカルなフォルムの「76.2mm 野砲 M1902」を再現、砲身と一体化された砲尾、旧式な箱型砲架、木製車輪など、如何にも洗練されていない姿を楽しむことができる内容となっています
・「 トレクデゥモビカ」は3インチという意味です
●また、簡素な作りの同砲を再現しているためにパーツ数は60弱と少なめとなっています
・ ただし、1/3程度のパーツはエッチングパーツですので、製作にはある程度の工作技術が必要となります
●キットは、ユニモデル製「ロシア M1902型 76.2mm 野戦砲 木製スポーク」のバリエーションキットで、牽引時に使用する砲両側の座席を再現するエッチングパーツを追加したものです
●「76.2mm 野砲 M1902」は、砲身、砲架、車輪部の3ブロックで構成されています
●砲身は、下部の揺架部も含めて左右分割式で、砲口部分と揺架先端部が別パーツとなっています
・ 閉鎖器部分が別パーツとなっています
●砲架(砲脚部を含む)は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 座席、操作ハンドル、駐鋤などがパーツ化されています
●車輪部の本体部分は9パーツで構成、その上に牽引時用の座席を取り付ける構成となっています
・ 木製の車輪の本体は1パーツで構成、繊細なモールドでスポーク部を再現
・ 牽引時用の座席はエッチングパーツによるもので、座席床、柵、3分割された足掛けの片側5パーツで構成されています
●座席や細部を再現するエッチングパーツが付属しています
●アクセサリパーツが付属しています
・ 木製砲弾箱×1
・ 砲弾2種×各3
●マーキングは、1種類の塗装例が説明書に記載されています
●2011年 一部新金型