ドイツ 偵察用8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型
「ドイツ 偵察用8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型 (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ No.AF35231 )」です
●「ドイツ 偵察用8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型」です
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の8輪式重装甲車「Sd.kfz.231 (8-Rad)」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●多面形で構成された如何にもドイツ的なデザインを持つ8輪式装甲車「Sd.kfz.231」を再現、大型の車体に小型の砲塔を搭載した特徴的なフォルムが表現されています【 8輪式重装甲車「Sd.kfz.231(8-Rad)」について 】
●ドイツは古くから多輪式の重装甲車の開発を行なっており、1927年には8輪式と10輪式の試作車輌が製作されていました
●ただし、ベルサイユ条約による制限や、世界恐慌による予算の削減から、それ以上の開発は行なわれませんでした
●1934年のドイツ再軍備化にあたって、4輪式、6輪式、8輪式の3種類に区別された本格的な装甲車の開発が開始されます
●8輪式の重装甲車は、8輪による不整地踏破能力が期待され、従来の開発結果を元に開発が進められました
・ この8輪式重装甲車は、当初「Sd.kfz.233」という名称が与えられ、6輪式の重装甲車「Sd.kfz.231」と区分されていましたが、車輌形式別ではなく用途別に名称が変更され、6輪式と8輪式の重装甲偵察車は「Sd.kfz.231」に、同じく6輪式と8輪式の重装甲偵察無線車が「Sd.kfz.232」となりました
・ 8輪重装甲車の「重」は装甲を表すものではなく、駆動輪の多さを示しています
●8輪重装甲車は、1935年に試作車が完成、1937年に制式化され、生産が開始されます
●同車は、戦車師団の装甲偵察大隊の中核車輌として、その偵察能力と機動力により電撃戦の原動力の一つとなり、ドイツ軍の緒戦の勝利に貢献しました
●また、北アフリカ戦線において、その機動力を生かして活躍、ドイツ機甲部隊の「目」や「耳」となり、その活動を支えたのでした
●8輪式重装甲車「Sd.kfz.231」は、1937年から生産が開始され、1943年までの間に重装甲偵察無線車である「Sd.kfz.232」と合わせて604両が作られ、以後は後継車輌である8輪式重装甲車「Sd.kfz.234」へと生産が移行します
【 「ドイツ 偵察用8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型」のキット内容について 】
●この8輪式重装甲車「Sd.kfz.231(8-Rad)」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、AFVクラブ社のディテール表現力と堅実な彫刻技術によって「8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型」をシャープに再現、実車の複雑な面構成と、装輪式装甲車ながらドイツ車輌らしい細かな造りが表現された内容となっています
●「偵察用8輪重装甲車 Sd.Kfz231 初期型」は、砲塔、車体上部、車体下部、シャーシ部の4ブロックで構成されています
●「2cm KwK30 機関砲」砲身は、砲身部と機関部の2分割式で、砲身部にはスライド式金型により砲口が開口処理されています
・ 砲身中央部の砲身交換用の滑り止め部分の段差も再現
・ 砲架部分もパーツ化されています
・ 同軸機銃は、一体成型となっており、銃口部分が開口処理済みです
・ 防盾は1パーツで構成され、上下方向に可動します
●砲塔は、上部、下部、前面パネルの3分割式です
・ 側面の視察ハッチ、クラッペは別パーツです
・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 後部ハッチは裏面の機能が表現され、開閉可動式です
・ 砲塔内部も再現されており、砲塔バスケット部、旋回ハンドル、座席などがパーツ化
・ 砲塔は旋回可能です
●車体上部は、本体、エンジングリル部、戦闘室天板、戦闘室後部パネルの4分割式です
・ 各種ハッチ、クラッペは別パーツとなっています
・ 前後のヘッドライトがパーツ化され、ガラス部はクリアーパーツが用意されています
・ 車載工具類は、固定具が一体成型され、クランプ部はエッチングパーツを使用します
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 側面ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各フェンダーは、ブロックごとに組み立て、これを車体下部に接着します
・ フェンダー中央の雑具箱の蓋は別パーツとなっており、開閉状態が選択できます
・ 特徴的な前後の車幅ポールは、繊細なパーツが用意されています
●車体内部が再現されています
・ 前後の操縦席、ハンドル、計器盤、各種レバー、ペダルがパーツ化
●シャーシのメインフレームは、後面を除いて一体成型されています
・ 複雑な構造のダブルウッシュボーンサスペンションは、細分化されたパーツ分割にて再現
・ 車軸のジョイント部はラバー製パーツとなっており、サスペンションは上下方向に適度な固さによって可動します
・ タイヤは、ホイール部とゴム部とが別パーツで、ゴムの部分はラバー製となっており、複雑なトレッドパターンが表現されています
●ヘッドライトのガラス部を再現するクリアーパーツが付属
●工具類の固定具や各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●マーキングは、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ドイツ国防軍所属車輌 (ベルリン / 1937年)
・ ドイツ国防軍所属車輌
・ ドイツ空軍「ヘルマン・ゲーリング連隊」 (ドイツ西国境 / 1940年5月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、パーソナルネーム、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2011年 完全新金型