AFV CLUB イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.2 1/35 AFV シリーズ AF35185 プラモデル

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イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.2

販売価格

6,050円 5,445円(税込)

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「イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.2 (プラモデル) (AFV CLUB 1/35 AFV シリーズ  No.AF35185 )」です

●「イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.2」です

●第2次世界大戦初期におけるイギリス軍の歩兵戦車「バレンタイン Mk.2」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●AFVクラブ社製「イギリス 歩兵戦車 バレンタイン Mk.1」のバリエーションキットで、砂漠戦用のサンドシールドと補助燃料タンクのパーツを追加した内容となっています

【 「歩兵戦車 バレンタインMk.2」について 】


●第1次世界大戦において世界で初めて近代戦車を登場させたイギリスは、第2次世界大戦前での戦車開発の方針として、厚い装甲で歩兵を支援する「歩兵戦車」と、機動力により追撃戦闘を行なう「巡航戦車」という2つのカテゴリーに分類して開発が行なわれました

●イギリスの兵器メーカー「ヴィッカース」社は、既にイギリス陸軍に採用されていた「巡航戦車 Mk.1(A9)」の装甲を強化した「A10」を開発、「歩兵戦車」の部門における大型歩兵戦車の座を獲得しようとしますが、同車は同時期に開発されていた「A12」との採用競争に敗れてしまいます
 ・ 採用された「A12」が後の「歩兵戦車 Mk.2 マチルダ」となります

●ところが、1939年、ヨーロッパ内で開戦の緊張が高まるにつれ、戦車の数を充足させることが急務であったイギリス陸軍は、生産に時間のかかる「マチルダ 歩兵戦車」の穴を埋めるために、この「大型歩兵戦車」の復活採用を決定、「歩兵戦車 Mk.3 バレンタイン」と命名された戦車の誕生へと至ります
 ・ 「バレンタイン」という名称は、その設計案が陸軍省に提出された日「バレンタイン・デー」から命名されました

●「A9」から「A10」、そして「バレンタイン 歩兵戦車」まで、ほぼ同一の車体をベースに開発を続けてきたため、走行装置などの機械的信頼性は高く、1940年の生産開始後、翌1941年には実戦部隊へと「バレンタイン」の配備が行われました
●「A10」車体をベースとしていた「バレンタイン 歩兵戦車」は、重量の関係で「マチルダ」よりも薄い装甲しか装備できなかった上、「マチルダ」と走行速度は同じであったため、「歩兵戦車」本来の目的である「歩兵」の保護が不十分ではないか、との危惧を抱かれていました
●また、「A10」の車体幅では、小型砲塔しか搭載することができず、「バレンタイン Mk.1~Mk.7」までは「2ポンド砲」しか装備できない上、車長が装填手を兼ねるという不都合も生じていました

●このようなウィークポイントを抱えながらも、実戦において安定した機動力を発揮した「バレンタイン 歩兵戦車」は、結局、「マチルダ」よりも長い期間で生産が行われ、イギリスの戦車としては最も生産台数が多い1万両近くが生産されました
●その間様々な改良や、武装の強化を加えられて「バレンタイン Mk.11」まで発展しただけでなく、「アーチャー」、「ビショップ」といった「バレンタイン」をベースとした自走砲車輌までも登場することになります

●「バレンタイン 歩兵戦車」は、イギリス軍、カナダ軍で使用されただけでなく、ソ連に対しても約3000輌余りがレンドリースされたため、北アフリカから東部~西部戦線、太平洋戦線、果ては極東の地まで、第2次大戦のほとんどの戦場に登場、連合軍歩兵を支えた陰の功労「車」と評価できる「戦車」です

●「バレンタイン Mk.2」は、最初に生産されたタイプ「バレンタイン Mk.1」が装備していた135馬力のガソリンエンジンを131馬力のディーゼルエンジンへと換装したもので、砂漠戦用の車両には、サンドシールドと補助燃料タンクの取り付け装置が用意されました
 ・ 「Mk.2」と「Mk.1」との外観上の相違点は後方のエンジンハッチであり、「Mk.1」が左側のみに把手が付くのに対して、「Mk.2」では両側に把手が付きます


【 「歩兵戦車 バレンタインMk.2」のキット内容について 】


●この「歩兵戦車バレンタイン Mk.2」を再現したプラスチックモデル組立てキットです

●シャープな彫刻と高い成型技術によって「バレンタイン Mk.2」を再現、メカニカルな足回りに小型の砲塔を持つ、個性的なフォルムが表現された内容となっています
●また、砲塔部の鋳造肌や、イギリス戦車特有の細かな作りが表現されており、「バレンタイン戦車」の持つ魅力を楽しむ事ができることでしょう
●「バレンタイン Mk.2」の足回りのコイル式サスペンションはバネ状に成型され、伸縮させることも可能となっています


●「バレンタイン Mk.2」は、砲塔、車体、左右フェンダーの4ブロックで構成されています

●砲身は金属製パーツとなっており、砲口が開口処理されています
 ・ 砲尾部分も再現されており、5パーツにて構成
 ・ 防盾部は前後分割式になっており、表面部には鋳造肌が表現されています
 ・ 同軸機銃は機関部も含めてパーツかされ、銃口部分が開口済みです
 ・ 防盾は上下可動式です

●砲塔は、前部、左右側面、後部バスル部、底部、天板の6パーツで構成されています
 ・ パーツの表面には鋳造肌が表現
 ・ 上部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープは3パーツで構成され、接眼部とペリスコープ本体とはクリアーパーツとなっています
 ・ 直接照準器はプラパーツにて再現
 ・ ピストルポートは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ 車内の無線器が再現されています
 ・ 複雑な構造の対空機銃架が5パーツで再現、装備される「ブレン軽機関銃」も用意されています
 ・ アンテナ基部は9パーツで構成

●車体は、側面と底部とがバスタブ式に一体成型された車体下部に前面、後面、上部、エンジングリル部を貼り付ける構成となっています
 ・ 特徴的なエンジングリル上の突起部は、それぞれ別パーツとなっています
 ・ ラジエターグリルハッチと、エンジンルームハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
 ・ ペリスコープは3パーツで構成され、接眼部とペリスコープ本体とはクリアーパーツとなっています
 ・ 前部ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます

●各サスペンションユニットは10パーツで構成され、実際の動きのように可動することが可能となっています
 ・ コイル式サスペンションはプラパーツにて再現、サスペンションの動きにより伸縮します
 ・ 転輪、誘導輪は、本体とハブキャップとの2分割式で、内蔵するポリキャップにより回転可動式です
 ・ 起動輪は3分割式で、基部に内蔵させるポリキャップにより回転可動式です
 ・ 履帯は、接着可能な素材によるベルト式履帯が付属しています

●フェンダーは、本体部分が1パーツで構成され、前後のマッドフラップは別パーツとなっています
 ・ フェンダー支持架は各1パーツで構成されています
 ・ 排気管は7パーツで構成、先端部は上下分割式で、開口部が表現されています
 ・ 排気管カバーはエッチングパーツです
 ・ 前照灯カバーを再現するエッチングパーツが用意されています

●サンドシールドを再現したパーツが付属しています
 ・ サンドシールドは、側面パーツと前後のマッドフラップで構成されています
 ・ 前後のマッドフラップに装着される延長部分のパーツが付属、装着の有無を選択できます

●ペリスコープを再現するクリアーパーツが付属

●排気管カバー、ライトカバー、細部などを再現するエッチングパーツが付属しています


●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ イギリス第8王立戦車連隊 (北アフリカ / 1941年~1942年)
 ・ 所属不明 (北アフリカ / 1942年2月)
 ・ 第23機甲旅団 (トリポリ / 1943年1月)
 ・ 自由ポーランド軍 第16機甲旅団 (イギリス本土 / 1941年)
 ・ ニュージーランド第1戦車旅団 第1大隊 (ニュージーランド / 1943年)
 ・ 第8王立戦車連隊 (リビア / 1941年11月)


●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車台番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています


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【 「歩兵戦車 バレンタイン」のバリエーションについて 】


●「バレンタイン戦車」はイギリス戦車の特徴として細部が変わるだけで「Mk.~」が変化してしまうということで、形式が分かりにくくなっているので、ここで整理しておきましょう
●「バレンタイン戦車」は大きく分けて4タイプとなります
 ・ 2ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.1 Mk.2 Mk.4)
 ・ 2ポンド砲装備で3人用砲塔 (Mk.3 Mk.5)
 ・ 6ポンド砲装備で2人用砲塔 (Mk.8 Mk.9 Mk.10)
 ・ 75mm砲装備で2人用砲塔 (Mk.11)
●Mk.6 Mk.7はカナダ生産型で、Mk.10以降はほとんどイギリス軍には使用されずにソ連に供与されたようです



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