イギリス軍 歩兵戦車 チャーチル Mk.3
「イギリス軍 歩兵戦車 チャーチル Mk.3 (プラモデル) (ドラゴン 1/72 アーマー シリーズ No.7396 )」です
●「イギリス軍 歩兵戦車 チャーチル Mk.3」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の歩兵戦車「チャーチル」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット、その車輌バリエーションのうちの「チャーチル Mk.3」を再現した内容となっています【 歩兵戦車「チャーチル Mk.4」について 】
●第2次大戦は、ドイツ軍がポーランドへの侵攻で見せた「浸透戦術(「電撃戦)」がその始りでしたが、「イギリス」「フランス」の両軍においては、大国同士の戦いでは第1次大戦のように一進一退を繰広げる塹壕戦が主体となる、という考えが軍部の思考として強く残っていました
●イギリス軍は第2次世界大戦が勃発すると、第1次世界大戦での塹壕戦の戦訓により、超壕能力に優れた長い車体を持つ歩兵戦車の開発を開始します
●この歩兵戦車の試作車は1940年6月に完成、改良を重ねながら同年11月に新型の歩兵戦車として採用されます
●これが、重歩兵戦車「チャーチル」で、以後数々のタイプを開発しながら1945年まで各型合計5600両が作られ、イギリス機甲部隊の一翼を担いました
●実戦での「チャーチル」は、最高速度が25km/h程度と遅く、砲火力も車格の割りには貧弱でしたが、その重装甲には定評が有り、ドイツ軍の高性能の対戦車火器でも近距離でなければ撃破することが難しく、兵士達の信頼感は高かったようです
●機動力に劣るものの、足周りの強靭さと、機械的な信頼性は高く、また、車体の大きさのなどから、「架橋戦車」「特殊工兵戦車」「火炎放射戦車」「地雷除去戦車」など数々の派生型のプラットフォームとして活用されています
●「チャーチル Mk.3」は、主砲を「6ポンド砲」に換装した最初のタイプで、溶接式の角張った砲塔を搭載しているのが外観上の特徴です
●この「チャーチル Mk.3」は1942年の3月から生産が開始され、チュニジア戦頃から戦場に登場しました
●「チャーチル Mk.3」の最も印象的な戦いは「ディエップ上陸作戦」です
●フランスの「ディエップ」に上陸した部隊は「チャーチル Mk.3」を装備していましたが、同車は砂利の海岸に足を取られてしまい、ドイツ軍の砲火の下に壊滅してしまいます
●しかし、撃破された車体は海岸での遮蔽物という役目を果たし、結果的に多くの兵士の命を救い、後の「ノルマンディ上陸作戦」の貴重な戦訓となったのです【 「イギリス軍 歩兵戦車 チャーチル Mk.3」のキット内容について 】
●この歩兵戦車「チャーチル Mk.3」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドラゴン社の高いディテール表現力によって「チャーチル Mk.3」を再現、大型の車体に不釣合いな砲塔を持つ独特なフォルムがディテール感豊かに表現された内容となっています
・ また、その複雑な車体形状と足回りが、手軽に組めるミニスケールの趣旨に合った一体成型でパーツ化されており、全体のパーツ数が比較的少なく、その車体フォルムを気軽に再現し楽しむことができることでしょう
●キットは、ドラゴン社製「イギリス軍 歩兵戦車 チャーチル Mk.4」のバリエーションキットで、砲塔及び消火器パーツを新規に追加したものです
●「チャーチル Mk.3」は、砲塔、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●砲身は一体成型となっており、砲口が開口処理されています
・ 同軸機銃は、機関部も含めてパーツ化
・ 砲身は上下に可動します
●砲塔は、上下分割式となっています
・ 後部の雑具箱は別パーツです
・ 車長、装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 直接照準器、アンテナ基部、ペリスコープがパーツ化されています
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型されています
・ 戦闘室前面は別パーツで、機銃マウント、操縦手用の視察ハッチがモールドで再現
・ 前後のマッドフラップは別パーツです
・ 工具類、牽引ワイヤーは車体にモールドされています
・ 車体後部の消火器は別パーツとなっています
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンション部は左右2分割式で、転輪も一体に成型されています
・ 起動輪、誘導輪は左右2分割式です
・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯が付属しています
●キャタピラはベルト式、DS素材の一体成型されたパーツで再現しています
●マーキングは、イギリス連邦軍の3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第21戦車旅団第145王立戦車連隊 (チュニジア / 1943年)
・ カナダ軍 パーソナルネーム「ビル」 (「ジュビリー作戦時」ディエップ / 1942年)
・ カナダ軍 パーソナルネーム「ベティー」 (「ジュビリー作戦時」ディエップ / 1942年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車台番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ製
●全パーツ数 : 65個
●2012年 一部新金型