陸上自衛隊 96式装輪装甲車 A型/B型 2 in 1
「陸上自衛隊 96式装輪装甲車 A型/B型 2 in 1 (プラモデル) (モノクローム 1/35 AFV No.MCT903SS )」です
●「陸上自衛隊 96式装輪装甲車 A型/B型 2 in 1」です
●自衛隊の主力装輪装甲兵員輸送車である「96式装輪装甲車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●先鋭的なフォルムを持つ同車を再現、「8輪装甲車」という世界的に主流となる兵員輸送車というカテゴリーに所属する車両ながら、自衛隊らしいデザインを持つ姿を楽しむことができます
●モノクローム社製「陸上自衛隊 96式装輪装甲車 B型 (12.7mm 重機関銃 M2搭載)」をベースに、「陸上自衛隊 96式 装輪装甲車 A型 (96式 40mm 自動擲弾銃搭載)」のキューポラ、40mm擲弾発射器などを追加し、「96式装輪装甲車」の「A型」「B型」いずれか1台を製作可能なコンバーチブルキットとなっています【 「陸上自衛隊 96式装輪装甲車」について 】
●装甲兵員輸送車の歴史は第2次世界大戦のドイツ軍の電撃戦の思想にまで遡ります
●ドイツ軍は第1次世界大戦の戦訓から、短期決戦で敵を倒すことを考慮し、戦車部隊を中心においた機動力によって戦いを有利に行なうものとしました
●ただ、どんな強力な戦車部隊でも、歩兵無しでは戦えず、戦車部隊に追従できる歩兵が必要とされ、この歩兵用の車両として開発されたのが「Sd.Kfz.251」に代表される装甲兵員輸送車で、戦車の機動力に随伴できるように半装軌式の車体でした
●第2次世界大戦に遅くから参戦したアメリカも、ドイツの電撃戦の成功による装甲兵員輸送車の必要性を重視し、「M3 ハーフトラック」を中心とした装甲兵員輸送車を大量に生産、連合軍の勝利の礎となりました
●ただし、半装軌式としたのは生産コストの問題からで、より本格的な車両としては装軌式が望ましいとされていました
●第2次世界大戦が終了して、短期間に大量の兵器を揃える必要がなくなると、各国は装軌式の兵員輸送車を開発、機械化歩兵の中心的存在となりました
●陸上自衛隊でも、装備する戦車に併せて装軌式の装甲兵員輸送輸送車が開発され、「61式戦車」には「60式装甲車」、「74式戦車」には「73式装甲車」、「90式戦車」には「89式装甲戦闘車」が作られました
●しかし、装軌車両は単価が高く、整備上でも大変で、また徐々に道路の整備状況が良くなると、戦略的機動力、空輸能力の問題から各国では装輪式の装甲兵員輸送車の開発が行なわれるようになります
●自衛隊においても、装軌式の「装甲車」は調達価格の関係で、常に車両数が不足しており、世界的な潮流からも装輪式の装甲兵員輸送車を装備することが検討されました
●これによって開発されたのが「96式装輪装甲車」で、1個小銃班(海外での呼称では分隊)を搭載することが可能で、路上での最高速度は100km/hという高い機動性を発揮する能力を持っています
●この「96式装輪装甲車」は、「40mm擲弾発射器」を装備する「A型」、「12.7mm重機関銃」を装備する「B型」の2タイプに区分され、1996年から生産が始まり、2010年までに約300両が作られ、普通科部隊の「装甲化」に大きく貢献しています【 「陸上自衛隊 96式装輪装甲車 A型/B型 2 in 1」のキット内容について 】
●この陸上自衛隊の「96式装輪装甲車」を再現したプラスチックモデル組立キット
●キットは、平面で構成された地を這うような姿を持つ同車を再現、自衛隊車両独特の造り細かさも表現されています
●「96式装輪装甲車」は、「40mm擲弾発射器」を装備する「A型」と、「12.7mm重機関銃」を装備する「B型」との2種類に分かれており、「A型」と「B型」のいずれか1種を選択して製作することができるコンバーチブルキットとなっています
●「96式装輪装甲車」は、車体上部、車体下部、車体後部の3ブロックで構成されています
●「12.7mm重機関銃」は、機関部は左右分割式、上部カバー、グリップ部は別パーツとなっています
・ 銃身及び放熱筒は機関部の右側パーツに一体成型されています
・ 弾薬箱と弾薬箱ケースとは一体成型されており、ケース前後の細かなディテールが表現されています
・ 弾薬箱の蓋は通常の板状のタイプと円形状のタイプとが選択できます
・ 機銃架は4パーツで鋼製されています
●「40mm擲弾発射器」は左右2分割式となっています
・ 機関部は細分化されたパーツ構成で細かく表現されています
・ 地上設置用の三脚架も用意され、車載状態と、地上に置かれた状態とを選択できます
●車長用キューポラは、ペリスコープが別パーツで、ハッチ止め、銃架などの複雑な形状が再現されています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●車体上部は、側面も含めて一体成型となっています
・ 兵員用のハッチは別パーツで開閉が選択できます
・ 側面の視察口はクリアーパーツとなっています
・ 操縦手ハッチ及びシールドは別パーツで、キットは操縦手用のシールドが付けられている状態が再現されています
●車体後部は、後面パネルに方向指示器、フェンダー、後部ランプを取り付ける構成です
・ 後部ランプ部のドアは別パーツとなっています
・ 後部に装着されるジャッキは4分割式で細かく表現
●車体下部は、バスタブ式に一体成型されています
・ 後部4輪のサスペンションは各4パーツで構成、前部4輪はダブルウィシュボーン式サスペンションが細かなパーツ構成で再現されています
・ タイヤはホイール部分とゴムの部分とが別パーツとなっています
・ ゴムの部分はラバー製で、複雑なトレッドパターンを忠実に再現
●前照灯、方向指示器などのガラス部分、操縦手用のシールドなどを再現するクリアーパーツが付属
●エンジングリル部のメッシュ、ライトガードなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●ハッチを固定するチェーンを再現する金属チェーンが付属
●マーキングは、11種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 富士教導団 戦車教導隊 本部管理中隊
・ 富士学校 部隊訓練評価隊 評価支援隊
・ 高射学校 高射教導隊 第3高射中隊
・ 第3戦車大隊 本部管理中隊/第1中隊/第2中隊
・ 富士教導団 普通化教導連隊 第4中隊
・ 富士教導団 教育支援施設隊
・ 中央即応集団 中央即応連隊
・ 中央即応集団 国際活動教育隊
・ 陸上自衛隊武器学校
・ 第6戦車大隊本部 管理中隊
・ 第1機甲教育隊
●説明書の塗装例に基づく、陸上自衛隊マーク、部隊表記、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現するデカールが付属しています
●2012年 限定品