九五式 くろがね乗用車 ピックアップ
「九五式 くろがね乗用車 ピックアップ (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72299 )」です
●太平洋戦争時における帝国陸軍の4輪駆動小型乗用車「95式小型乗用車(くろがね4起)」の「ピックアップトラック型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ACE社製「日本軍 95式小型乗用車 くろがね四起 (ダルマ)」をベースとし、「ピックアップトラック型」を再現するためボディ部分を新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります【 「95式小型乗用車(くろがね4起)」について 】
●日本陸軍の要求仕様に基づいて「日本内燃機関」が1934年から開発、1935年に世界初の実用4輪駆動車として制式採用されたのが「95式小型乗用車」です
・ メーカーのブランド名と4輪駆動を意味する「4起」から、一般に「くろがね4起」と呼ばれていました
●同車については、元々サイドカーの代用としての役割を持っており、前部の座席は並列の2席でしたが、後部座席は1席のみという現在の目で見ると変則的なレイアウトとなっていました
●このため、一般的には将校用のスタッフカーとして用いられ、アメリカの「ジープ」のような汎用性には乏しかったのも事実です
●しかし、後に後方を2席とした拡大型や、後方を荷台とした「ピックアップトラック型」も登場、高い機動性により各種資材の運搬や補給に活躍しました【 「九五式 くろがね乗用車 ピックアップ」のキット内容について 】
●この「95式小型乗用車」の「ピックアップトラック型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●小粒なトラックである「95式小型乗用車」の「ピックアップトラック型」を再現、ミニスケールらしく、各部は一体成型されたパーツ構成により、パーツ数が抑えられた内容となっています
●貴重な日本の小型トラックのキットですので、その車体のサイズにより主役を引き立てるのに適しており、日本戦車や航空機の傍に配置するだけで、表情豊かなスケールモデルとしての世界観の広がりを感じることができるでしょう
●パッケージに描かれている幌のパーツは付属していません
●「95式小型乗用車 ピックアップトラック型」は、シャーシ部、キャビン及びボンネット部、荷台の3ブロックで構成されています
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ 前部フェンダーがシャーシ部分に一体成型されています
・ サスペンション、前後のデファレンシャルは別パーツとなっています
・ 前部のデファレンシャルは3パーツで構成され、操行機能が表現されています
・ タイヤは、本体部分とハブキャップ部分とで構成され、タイヤのトレッドパターンも彫刻されています
●キャビン及びボンネット部は左右分割式で、フロントグリル、後部パネルは別パーツとなっています
・ フロントグリル部にはスリット模様が彫刻されています
・ 前照灯は別パーツです
・ 車体内部は、シート、各種レバー、ハンドルなどがパーツ化されています
・ フロントウィンドーは枠の部分のみを再現、各ウィンドーは透明プラ板を使用して作製します(透明プラ板はキットには付属していません)
・ サイドミラーは、フロントウィンドーに一体成型されています
●荷台は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 後部のナンバープレートのパーツが付属
●マーキングは、帝国陸軍及び海軍の2種類の塗装例が説明書に記載されており、前部の陸軍マーク、海軍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2012年 一部新金型