QF 2ポンド 対戦車砲 (40mm対戦車砲)
「QF 2ポンド 対戦車砲 (40mm対戦車砲) (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72504 )」です
●第2次世界大戦初期におけるイギリス軍の対戦車砲「2ポンド砲」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大戦初期に活躍したイギリス軍の「2ポンド砲」を再現、全周式の三脚架を持ち、4角形の防盾を装備した特長的なスタイルが表現されています【 「2ポンド砲」について 】
●「2ポンド砲」は1936年に戦車及び対戦車砲兼用砲として開発された砲です
●この「2ポンド砲」は口径40mmの砲で、対戦車能力を重視したために徹甲弾(「AP弾」)しか用意されませんでした
●徹甲弾自体も炸薬は入っておらず、完全な対装甲車輌向けの火砲となっていました
・ 炸薬を含まない徹甲弾は、重量密度が高くなり、装甲を貫通させる能力は高くなりましたが、装甲を貫通した後に与える被害は低くなっています
●このため、敵の対戦車砲などの対人目標に対しての威力は低く、同砲を搭載した大戦初期のイギリス戦車は、これらの火器に苦戦してしまいます
●また、この砲の徹甲弾は、戦車などの表面硬化処理装甲に対して砲弾自体が砕けてしまうという事案が発生、この対策のために後に被帽付き徹甲弾(「APCBC」)が開発されました
●「2ポンド砲」は、北アフリカ戦の初期から中期にかけてイギリス軍の主力火砲でしたが、ドイツ軍戦車に対して威力不足であり、後継となる「6ポンド砲」が登場すると、急速にその姿を消して行くことになります
●しかし、太平洋戦域においては、日本軍側の戦車の装甲の脆弱さから、大戦を通じて使用されています
●対戦車砲としての「2ポンド砲」は、三脚式の特異な砲架を装備しており、地面に設置した後にタイヤを外すと全周射撃が可能となりました
●接地させた後は、両側面にも防盾が延長され、防御能力が高められました【 「イギリス QF2ポンド (40mm) 対戦車砲」のキット内容について 】
●このイギリス軍の対戦車砲「2ポンド砲」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●その射撃姿勢が特徴的である「2ポンド砲」を再現、4角形の防盾、その裏側の大型の砲弾ラック、独自の三脚架など、同砲のポイントを捉えた内容となっています
●射撃状態と牽引状態とを選択できます
●「2ポンド砲」は、砲身部、砲架、砲弾ラック、防盾、三脚架の5ブロックで構成されています
●砲身は一体成型で、砲尾部分も表現されています
●砲架は、下部の台座部分に左右分割された砲架を接着、これに操作ハンドル、照準器、照準席を取り付けます
●砲弾ラックは5パーツで構成されています
●防盾は1パーツで構成、全周射撃時に装着する左右の防盾は別パーツです
●三脚架は6パーツで構成されています
・ 射撃時の三脚を下ろした状態と、牽引時の三脚前部を上げた状態とを選択できます
●説明書にはイギリス陸軍の2種類の塗装例が記載されています
・ イギリス第8軍 (北アフリカ / 1941年)
・ イギリス・ヨーロッパ派遣軍 (フランス / 1940年4月)
●2012年 完全新金型